季節の変わり目には必ずクリーニング屋にお世話になります。しかしクリーニング代高いのよね、という方にオススメしたいサービスがフランス屋の宅配クリーニングです。
お気に入りのクリーニング店が居なくなった!
洋服をクリーニングに出すのはお金が掛かります。しかし自宅対応出来ない革製品や洋服、レーヨン素材のものは出すしかありません。なので私は、技術や接客に間違いのないお店として気に入っている「宅配クリーニングのフランス屋」さんを利用していました。しかし地元から消えてしまったのです。
フランス屋を支持する理由
他にも色々なクリーニング店はあります。そして殆どが問題のないお店が多いでしょう。しかしフランス屋さんは私の心をつかみました。それは「コート染み格闘事件」があったからです。
取れていないシミを何度もクリーニングしてくれた(追加料金無し)
もう何年前になるか判りませんがクリーニングが出来上がった日、私が取りに行くと店員さんから手渡し拒否をされたのです。店員さんが手渡し前に商品チェックをしていると「あらっ?シミが落ちてないですね。もう一度やりますね。」と自発的に申し出てくれたのです。まさかの「受け渡し拒否」に私はびっくりしました。
しかもその後、ぱっと見て判らなくなるまで数回やり直しをしてくれました。勿論追加料金は無しでした。それをきっかけに、私はフランス屋さんにメロメロになりました。
元々、基本的に染み抜き料金無料で、店員さんの応対も丁寧で、一枚一枚「ほつれ」や「破れ」も細部までじっくりチェックして確認してくれる姿に好感を抱いていた私ですから心を奪われるのは当然でした。本当に素晴らしいと思います。
とは言え、フランス屋さんは基本的に安くありません。なので浮気をしたこともあります。しかし浮気して酷い目に遭いました。それが「ワンピース死亡事件」です。一度しか着ていないワンピースを別のお店に出し、見事に縮んで帰ってきました。伸ばせないかとアイロンを駆使しましたがどうやっても駄目で、結局処分することになりとても悲しかったです。
以降、フランス屋一筋になったのです。でも節約もしたいので手洗いで仕上げることも増えました。現在のお気に入りのお洒落着洗い洗剤はサンスターのドライアップ。良かったら個別記事「サンスタードライアップでクリーニング代節約|日本製お洒落着洗い」をどうぞ。
近くのフランス屋さん探しで宅配サービス発見
すっかりフランス屋びいきになった私。もう他のクリーニング屋さんを利用する気はありません。居なくなった後も追いかけようと近隣店舗を探しましたが遠くにしかなくて断念。しかし探したことをきっかけにフランス屋の「宅配クリーニング」を見つけました。
フランス屋の宅配クリーニングのサービス料金は、商品数で決まるパック料金になっていました。ぶっちゃけ今までのことを考えると発狂したくなるほどの差になります。どれほどの差があったかちょっと計算しました。
レディースジャケットの場合
現在のレディースジャケットクリーニングの価格は670円
そして15点パック料金を数で割ると一着465円
既に205円の差が出ています。今まで出した数を考えると泣けてきます。
コートの場合
コートの値段は1,430円。
パック料金であれば最安465円ですからなんと965円もの差で、私が声無き悲鳴を上げたのは言うまでもありません。
四人家族で2着ずつ出した場合、1430円×8着=11,440円です。
あまりの差に発狂しそうです。差額4,460円でした。
ただし、宅配クリーニングは毛皮や着物、毛布やカーペットなど特殊なもの以外の衣類になります。
そして組み合わせによってはマイナスにもなるのでご注意下さい。例えばカッターは230円からですが、カッターだけ15点出すと明らかに損です。しかし出しにいくのが面倒な人には良いでしょう。
フランス屋さんで宅配クリーニングする手順
最初は洋服を送るための袋「宅配キット」を貰う必要があるので手間がかかります。でも一度クリーニングを利用すると商品と宅配キットが同封されて届くので、次の注文の際には取りに来て欲しい日時を指定するだけです。
詳しくはフランス屋で確認してください。
まず希望のコースを選んでカートに入れます。そして支払い方法を決めて注文しましょう。支払いは代金引換かクレジットカードで出来ます。
ちなみにこのスクリーンショットは現在の価格なので、注文される時には値段にご注意下さいね。
ご覧のように宅配では5点パック、10点パック、15点パックというプランがあります。出す衣類が少ない方は5点パックを選ぶと良いでしょう。でもやはり多く出した方がお得なので親戚などに声かけして出すのが良いのではないでしょうか。ちなみに15点以上になる場合は一点あたり540円の追加金額になります。
そして衣類は宅配キットに入っている青い袋と内袋のビニール袋に入れて、結束バンドで封印して送ります。
ヒヤリングシートには何点出すか、宅配希望日や連絡先、衣類についての注意事項や希望を記入します。衣類にはUV撥水加工や汗取り加工なども希望できるようになっています。頼みたい時には「黒のジャケット:UV撥水希望」という風に書いておくと良いです。私はズボンなどはUV撥水希望にしています。梅雨時など非常に助かりますよ。何かあったらフランス屋さんから電話連絡してくれます。私は一度「ボタンのところの生地がいたんでます」と連絡きちゃいました(笑)連絡されるのが恥ずかしい、嫌な方はヒヤリングシートで自己申告しておくと良いかも。
もう一つ書類があります。こっちはどのプランを選ぶかチェックをいれるものです。
衣類、書類を詰め、あとは希望した引き取り日にヤマト運輸さんが来るのを待つだけ。
そして、無事にクリーニング完了して届いた荷物です。コート5着、ダウン4着を含んでいたので特大の段ボールで届きました。
何気ない事ですがドライバーさんへの注意喚起も嬉しいです。
そして開けたらお客様へも注意喚起が。早く出さないとカビますよ、と。
ちなみに先日申し込んだ際の取引終了までは6日間でした。サイトに記載されている通りですね。
4/24日に注文して4/26に引き取りにきて貰い、4/27に荷物がフランス屋さんに到着し、5/1にフランス屋さんが荷物を発送して、荷物が帰って来たのは5/2でした。
フランス屋さんからは「荷物届いたよ」「荷物送ったよ、ヤマト運輸の番号これだよ」と細かく連絡メールが届くのでこれもまた安心感があります。ちょっとした事ですが連絡を欠かさないのは消費者にとっては安心材料です。
フランス屋を進める理由
おすすめする理由をまとめました。
- 自宅から動かなくていい
- かさばるダウンやコートを持って行く事も持って帰らなくてもいいのが幸せ。
- 一枚当たりの単価が安い
- 通常出すととんでもない値段になりますが、選んだパック次第で最低金額1点あたり465円(単純点数割り計算)になる。
- 染み抜き無料できっちり対応
- 仕事が丁寧。衣類に問題があればちゃんと連絡してくれます。
- 連絡がしっかりしている
- 「到着」「送付」は勿論ですが、ヤマト運輸の荷物番号付き。
注意点
一枚当たり最低465円(税別)まで下げられますが、ものによっては損をすることがあります。
例えば、私の地元のクリーニング店ではスカートやブラウスが300円代から400円代です。多少の技術の差はあるでしょうし、地元のお店も素晴らしい仕上がりかもしれません。その点だけ気をつけて下さい。
2018/8/17 追記
初めて「フランス屋」を紹介してから、かれこれ4年以上経ちました。今では金額も変わり、送付時の手間も変わっていますので、改めて追記しておきます。
- 一点当たりのクリーニング代金は、533円(税別)(15Packサービスの場合)
- ヒヤリングシートは廃止
- UV撥水加工、防虫加工、デラックス加工など、新しい付加価値サービス開始
- かさばるものは「衣類保管サービス」で、最大9ヶ月間預けられる
人件費や原油高などの影響もあるでしょうから、値上げは仕方ありません。しかしそれでもダウンコートが533円(税別)まで価格を抑えられるので十分お得です。
ヒヤリングシートの廃止は個人的に楽になって嬉しいです。ただし、楽になったからと言って何を出したか判らなくなるのはどうかと思うので、せめて何点かくらいはメモしておいた方が良いでしょう。
UV撥水や防虫加工、ブラッシングや立体仕上げで風合いを蘇らせるデラックス加工は大切な衣類を出す人にはぴったりです。
衣類保管サービスは利用したことがありませんが、押し入れやクローゼット内のダウンコートなどを預けておきたい人に良いでしょう。
値上がり(2020/10/25追記)
利用し始めた頃は、1着465円でしたが、現在は632円です。(15点パック利用の場合)
なので、クリーニングに出す衣類の種類を厳選することが重要になっています。まず損はないコート類などの大物を中心に出すようにしましょう。でもちょっといいやつはフランス屋一択です。好きな洋服は大事にしたいので。
クリーニング代も辛くなってきたという人は、自宅での洗濯を頑張りましょう。我が家では相変わらずサンスターのドライアップを使って洗うことでクリーニング代を節約しています。
詳しくは個別記事「サンスタードライアップでクリーニング代節約|日本製お洒落着洗い」を参考にどうぞ。
最後にひとこと
クリーニング代を節約したい方、荷物を運びたく無い方で、フランス屋のサービス対象地域にお住まいの方は是非一度お試し下さい。初めて利用される方は1点無料で多く仕上げてくれます。