数年前から松並木さんのヌーディコットンのガーゼケットを使っています。ケットなので夏場しか使っていないのですが、その柔らかな肌触り、感触にめろめろです。しかし今年腰痛対策を兼ねて睡眠環境を整えるためにエアウィーヴを購入したところ、持っているベッド用シーツでは綺麗にベッドメイクできないため、フラットシーツを購入することにしました。が、どうせなら以前から気になっていた松並木さんのものをと決意。というわけで、購入した5重簡単シーツと掛け布団カバー、ピローケースの感想です。
創業120年の老舗
松並木さんとの出会いは長年使っていたタオルケットがくたびれて、新しく購入しようと探していた時でした。というわけで、そのときの詳しい話は後にして、松並木さんについてざっと調べてみました。すると明治18年に創業した老舗の寝具メーカーさんでした。
松並木という名前は商標登録
老舗だと判ったものの、運営している会社名は「株式会社シバタ(旧柴田織物工業株式会社)」で「あれ?松並木株式会社じゃないの?」となりました(笑)で、HPをよくよく見るとRマークがあり、「松並木」というのが登録商標だと気付きました。しかし無意味に商標を摂る筈はありません。というわけで、「松並木」という名称についてちゃちゃっと調べてみました。
御油の松並木(ごゆのまつなみき)
株式会社シバタさんのある場所は、「東海道膝栗毛」でやじさんきたさんがキツネに化かされてしまったエピソードの場所で、東海道五十三次の三十五番目の宿場町「御油宿(ごゆしゅく)」でした。
実際に地図を拝見したところ、昨今の土地開発だの道路整備によって消えて行った今では貴重な松並木がありました。その名も「御油の松並木(ごゆのまつなみき)」。この松並木は、慶長9年(西暦1604年)に徳川幕府の道路整備命令で植えられたもので、昭和19年(西暦1944年)には国の天然記念物になりました。周辺には「御油の松並木(ごゆのまつなみき)公園」や「御油の松並木資料館」などもあり、「松並木」はとても歴史のある場所でした。
きっとこの場所への愛情や尊崇の念、愛着などから「松並木」を登録商標になさったのでしょうね。由来とか経緯とかHPに書いてあると良いのにな、と思いました(あくまでも私の推察ですから)
加圧釜方式で極限まで付着物の除去した綿
シバタさんは創業以来一貫して、綿織物を生業となさっており、シーツやパジャマ、ベビー用ガーゼなどを生産されています。その材料となる綿が「ヌーディコットン」です。
松並木さんの解説ページによると、収穫した綿には少なからず付着物が含まれており、その付着物が綿の吸水能力を著しく妨げるそうです。しかし一般的な下処理ではそれらの付着物を取り除き切る事は出来ないため、シバタさんの向上では昔ながらの処理法である「加圧釜方式」でそれらの余分な付着物の除去をなさっていました。詳しくは松並木さんのページに書かれているので、是非ご覧下さい。
赤ちゃんが舐めてもいいヌーディコットン
松並木さんのHPに行くとトップに「赤ちゃんがなめても安心・安全」と書かれています。
思えば、タオルケットを探していた時にまずこの言葉に「そうなんだ」と小さな驚きを覚えました。確かに赤ちゃんは何でも口にいれてしまいますから、おもちゃを手にもったらまず口に持って行かないか監視しますしね。でも舐めても平気ならその監視も不要です。安全な商品なんだなと一気に試してみたくなりました。
とは言え「タオルケットなんてせいぜい3,000円くらいまでかな〜」と予算的に思っていたので、5000円近くもする松並木さんのヌーディコットンガーゼケットを買うのには正直躊躇しました。しかし口コミを見るとあまりに評判が良いので、頻繁に買う物でもないし、眠る時は少しでも気持ちよく眠りたいなと思い切って買ったのでした。それが今から5年ほど前のことです。
購入した松並木さんのヌーディコットン100%商品
初めて買った「ヌーディコットンガーゼケット」は期待を裏切らない商品でした。というわけで、シーツやら布団カバー、枕カバーも5年後にしてw買うにいたりました。
松並木ヌーディコットン「ガーゼケット」
初めて買った「ヌーディコットンガーゼケット」です。買った時の写真は無いので5年くらいたった姿です。ていうかよれよれに見えますね。でも柔らかくていい感じなんですよー!
何度も洗っているので薄れていますが、日本製。
「松並木(MATSUNAMIKI)」のタグもあります。
ガーゼケットについての品質について書かれています。
5年以上使用した感想
購入前に一番気になり、一番期待していたことは、口コミに多くかかれていた「洗うほどに柔らかくなる」ことでした。そしてそれは裏切られる事無く、本当に洗うほどに柔らかくなって気持ち良さが増して行きました。一番感激したのは、夏の朝目覚めた時のあの嫌な汗が気にならなくなった事です。それまでは蝉の声が聞こえ始め、気温があがり始めて目覚めた途端、大抵「ぐっしょり」と汗をかいており「うええええぇぇ」っと酷い疲れを感じて起きていました。
5年を過ぎている商品ですが、幸い穴もなく使えています。穴があいてしまったら迷わずまた同じ物を買うつもりです。
松並木ヌーディコットン「5重ガーゼ簡単シーツ」
さて、くたびれたガーゼケットの紹介が済んだところで今回買いそろえた3アイテムを紹介します。ヤマトさんで届きました。でも開ける前から驚いたことがあったんです。
というのも、軽い!注文したのは、かけ布団カバーと簡単シーツ、枕カバーの3アイテムだたのですが、この三つが入っているにしては軽過ぎた。それで「何か入れ忘れてるのかなあ・・・今日から使いたいのに」と思ってしまいました。
でも開けたらちゃんと三つ入っていました。驚きです。本当に軽い。
あとは伝票とヌーディコットンについての書類も入ってました。
というわけで、届いた商品の紹介へ。まずは「5重ガーゼ簡単シーツ」です。今回なぜこれを買おうと思ったかと申しますと、エアウィーヴで眠るようになったために所有しているベッド用ボックスシーツだと上手くベッドメイキングできなくなったからです。
写真をご覧いただくとわかりますが、ベッドスプリングの上にエアウィーヴが乗っていますが、ベッドのマットレスとぴったり同じサイズではありませんし、厚みもでました。こうなるとベッド用のボックスシーツでは収まりが悪く、綺麗にベッドメイクが出来なくて不満だったのです。
そこで、前から気になっていた松並木さんのヌーディコットンのシーツを買おうと思ったのですが、フラットシーツにするか、それともエアウィーヴマットレスに引っ掛けてしまえるパットシーツにするかを悩みました。フラットシーツにするとエアウィーヴマットレスごと綺麗に包めるかなと思ったのですが、いかんせんエアウィーヴマットレスのサイズはベッドマットレスより微妙に大きく、完璧に綺麗なベッドメイクは実現不可能です。
それにボックスシーツを使用していた時から思っていたのですが、マットレスを持ち上げるのってけっこう負担なんですよね。というわけでパッドシーツを装着する方が楽だし簡単かな?と判断。選択にいたりました。
というわけで届いたばかりの松並木さんの「5重ガーゼ簡単シーツ」です。
商品ラベル「MADE IN JAPAN」確認
商品に縫い付けられている「日本製」タグと国際基準「エコテックス100」認証タグも確認。
早速エアウィーヴに装着。何が嬉しかったってエアウィーヴに簡単にセットできたことです。
使用後の感想
冬の今、一番「おお!」っと思ったのは冷たくなかった事です。
そんなことかよ!と言われそうですが、油断するとすぐに脚が冷えてしまい寝付きにくくなる私は、風対策の記事で紹介したシルク100%のレッグウォーマー履いて眠っています。
それでも冬のシーツの冷たさは凶暴で、私の眠りへの妨害が凄かったのですが、このパッドシーツとベッドカバーの中に入った時「ひやああっ」ってなることなくすんなり眠れるようになりました。
肌触りですが、正直なところ新品故の物足りなさがあります。どうしても5年使って柔らかくなったガーゼケットにはまだ叶わない感じ。でもこれから洗って行けば良い感じに成長してくれるでしょう。楽しみです。
購入したのはこちら。縁がオフホワイトのタイプにしました。
ボックスタイプのものもあります。
長年使い続けた結果
ガーゼの感触がとても柔らかくなって快適です。しかし大きな問題が。それは四隅のゴムが完全に伸びきってしまったことです。なので次に買い替える時はフラットタイプにします。
松並木ヌーディコットン「1重ガーゼ掛け布団カバー」
年末だし、シーツをヌーディコットンにするなら布団カバーも・・・と買っちゃった(笑)
しかし何重の布団カバーにするかが悩みとなりました。松並木さんでは1重から3重のヌーディコットンの布団カバーが売られています。それぞれ評判が良くて口コミを読みあさりました。するとその中に「折角買った軽い羽毛布団が布団カバーのせいで重かったのを1重のカバーにしたらとても軽くなった」という内容を発見したので、1重に即断しました。ただし、1重故に相当透けるとのことでした。が、仮に透けても花柄が薄ら見えるだけだしと気にせずカートへ入れてしまいました。
というわけで届いたのがこちら。
商品ラベル。「MADE IN JAPAN」確認。
商品を手にした時、口コミ通りで軽いと思いました。しかしどの程度の差があるのか確認するために計量しました。460gでした。
そして今まで使っていた掛け布団カバーを引っ張り出して来てこちらも計量。すると驚愕のの1135g・・・1.135kgです。1kg越えています。松並木さんのカバーの倍以上の重さでした。こりゃ寝返りがしにくいわけですよ・・・。
次は透け具合。確かにうっすら透けています。手のひらが見えますね。
縫い付けられている「日本製」タグと「エコテックス100認証」タグはカバーの内側にありました。
「エコテックス100」認証タグ。
続いて羽毛布団がどれだけ透けるか実験です。こちらは私の羽毛布団。ピンクベースの花柄です。そろそろ買い替えたいかも。
装着しました。うっすら花柄が見えます。でもこの程度なら気になりません。むしろ可愛いくらいです。
使用後の感想
簡単シーツの感想とだぶるのですが感触が快適でした。でもそれよりも感動したのは軽さです。本当に軽かったです!でも倍以上の重さだったわけで軽く感じるのは当然ですよねえ。もっと早く買えばよかった。
それにしてもここまで松並木さんで揃えてしまうとどうしても欲が出てしまいます。松並木さんは綿織物の会社でシーツ類等が専門分野のようですが、なんと羽毛布団まで販売されているのです。最近、羽毛布団の羽根偽装問題が出て、どこのメーカーを信用したら良いのか不安なことから、もしも買うならいわゆる保証書付きのものを買うようにすれば良いと思っているのですが、いかんせん高いですし、高くても偽物だったらと思ってしまいます。
でも既に愛用している松並木さんの寝具類は素晴らしいですし、こんな良いコットンの製品を作っている松並木さんなら、偽装の羽根を使用した商品を作って売ることはないんじゃないかなと思っています。というわけで、次の目標は松並木さんの羽毛布団です。何年かかるかな?wでも絶対買う!
購入したもの
三重タイプはこちらです。
松並木さんの羽毛布団。生成りタイプと柄物があります。最近は羽毛布団も偽装があるので信用できるお店で買うのが一番です。
松並木ヌーディコットン「5重ガーゼピローケース」
最後に枕カバーを紹介。パッドシーツに布団カバーを揃えたら枕だって揃えたい。というわけで購入しました。買ったのは筒型タイプです。ファスナー付きもありましたが、横に長い枕にしても筒型だと対応力があるかもと思ったからです。
商品ラベルアップ。「MADE IN JAPAN」確認。
内側に日本製タグがありました。枕カバーにはエコテックス100の認証のタグの縫い付けが無かったです。縫い忘れ?(笑)もともとないのかな?それとも縫い忘れ?いやまあ信じてますからいいんですが。
「MATSUNAMIKI」タグ確認。
セットしました。
折角なので全て装着した画像をば。おおおお、「松並木ナイズ」ですよ!ついに揃った〜!
使用後の感想
頬に当たる感触が柔らかかったです。そしていつもよりも寝心地が良かったような?枕カバーはその変化を感じ取れるまではまだ日数が必要かもしれません。というか、やっぱりまだ固い印象です。何度も洗っていくうちに更に良い肌触りになってくれると思います。
フリル付きもあります。可愛いので欲しいな。
最後にひとこと
肌触りが良く快適なコットンのシーツ、カバー、枕カバーで眠れるのは幸せです。というか、やはり今までのカバー類とは違っています。直接肌に当たる布ですから、柔らかくて優しい感触がより良い眠りをもたらしてくれているのでしょうね。友人や知人への贈り物、結婚祝い、出産祝いなどにもぴったりだと思す。