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水切りカゴ撤去実験|判明したデメリットとその対策方法

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「今年はお台所をシンプルに美しく、機能的にするんだ」というフラグを立てています。というわけで、それを実現すべく「水切りカゴ」問題を考えました。そしてあるのが当たり前になっている「水切りかご」を一次撤去し、水切りのドライマットを使ってみました。その結果と感想です。

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美しくするには物を減らす

世の中では「断捨離」「ミニマリスト」が大流行していますが、私は「人生がときめく片付けの魔法」の近藤麻理恵氏を信奉しております。でもこんまり先生は「ときめきを感じるものだけに囲まれた暮らし」の実現を提案と「ときめかない物は感謝して捨てる」ことを推奨されており、「断捨離」と基本的には同じ事だと思います。

「要らなくなったら私の本も捨てて下さい」とおっしゃってますが、捨てられないこんまり先生の本。1も2も両方持っています。

人生がときめく片づけの魔法 本 近藤麻理恵

やる気がなくなったり、物が増えたりしたら読み返して、自分を戒めてくれるので、私にとってなくてはならないときめく大切な本なのです。でもいつの間にか改訂版が出ていました。買い足そうか迷っています。

追記

ときめく〜シリーズも相変わらず好きな本ですが、今は「自衛隊式片づけ術」を信奉しています。命を守ることに視点を置いた片付け、読む価値ありです。個別記事「命を守る片付け|自衛隊式片づけ術 生き残りたければ片づけろ!」に感想をあげています。

台所の物を減らす

台所の作業スペースについて考えた結果、シンクの「止水栓」を購入し、大きな鍋や換気扇を洗うスペースを確保できるようになりました。現在もフィルターを洗う度に感動しています。着け置き洗いできるってすばらしい。

しかし洗浄作業が楽になったただけではまだ満足できません。というのも広く使えるようになった分「更にもっと広くしたい」という感情が芽生えたからです。というわけで、シンクの前方の「水きりカゴ」に着目しました。これを撤去できたら一気にスペースが空くと思ったからです。

何も考えずに使っている水切りカゴ

こちらは我が家の水切りカゴです。ご覧の通り、シンク前方の棚に置いてあります。

水切りカゴ 場所

洗う時には作業台に移動させています。ちなみに実はこの「水切りカゴ」つぎはぎ的なもので、カゴ部分は以前使っていた食器洗い乾燥機の部品で、下のトレイは100円ショップで買って来たものなのです。

水切りカゴ 置き場所

どういうことかと言いますと、数年前になりますが食器洗い乾燥機が壊れてしまったものの、慌てて新しいものを買ったら後悔するかもしれないということで一時しのぎをしたのです。しかし食器洗い乾燥機も手入れがしにくかったことや不衛生という指摘もあり、結局丸洗いできるからと今のままずるずるきてしまいました。

蛇足ですが、「ときめき」はありませんwしかもけっこう大きくて「邪魔だなあ」と思う事もしばしば。私的には「どっか行ってほしい」子です。(ごめんね〜)

水切りカゴのメリット

「要らない子」と思いつつ、「水切りカゴ」があるとコップ類の乾燥が早いです。温かいお湯で洗って引っ掛けておけば30分ほどですっかり乾燥して食器棚に片付けられます。この乾燥の効率アップが一番のメリットでしょう。

水切りカゴのデメリット

効率の良い乾燥ができる「水切りカゴ」ですが、食器の出しっ放しを招きます。実際、我が家の最後の食器洗いの後は大抵「水切りカゴ」に食器が積まれたままで寝ちゃいます。この景観はよろしくない。これがデメリットと思います。やはり朝起きたら「シンクには何もおかれていない」のが気分が良いのです。

それともう一つは「汚れ」です。マメに洗わないと黒カビや赤カビが発生します。それが発生する前に洗えば良いのですが、毎日洗う面倒さから、はっと気付くとカビが発生していることもあり、不衛生です。(自分のせいですが)

水切りカゴのない生活で実験

というわけで、「水切りカゴ」を撤去して置かない生活をしてみました。ただ、それでは洗った食器や鍋を置く場所に困るので、以前から少し気になっていた大型の「吸水スポンジ」を購入しました。仮に使わなくなったとしても吸水性が高いので何かを零した時に十分活用できます。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

「日本製」の表示確認。素材はセルロースです。漂白剤は素材が傷むので非推奨です。でも熱湯を掛けられるので熱消毒できます。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

袋の中に半分に折り畳まれて入っています。そのまま作業台に置いても結構なサイズです。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

出してみたら湿ってました。でもこの吸水スポンジは乾燥すると縮んで波打つ特性があるので仕方の無い包装です。なので敷く前にお湯でしっかり洗って固く絞ってから置いてみました。するとまるであつらえたかのようにぴったりのサイズで感激。そうそうこのマットは簡単にハサミで切れます。うちは切りませんが。ご自宅のサイズに合わせた小さいサイズを購入するもよし、大きいものをカットして使うも良しです。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

引っ掛けて干せるように小さな穴があいています。これポイント高しです。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

ぶら下げてみた・・・・ら、でかすぎたw

でも外干しする時には気にすることはないですね。このマットは先述したように乾燥すると縮んで波打ちます。「えー、たたんで収納できないじゃん」と嫌な人もいるでしょうから、気になる人は止めた方がいいです。私は「ぱりぱりに乾燥した」のを見ると逆に安心出来るので気にしていません。それと「今度はこの吸水マットが邪魔になるんじゃないのか?」という疑問ですが、毎日夜には干しちゃうので邪魔になっていません。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

洗ったものを置いてみました。なんと水切りカゴよりも沢山置けます。しかも吸水スポンジは滑らないため、食器が倒れないんです。水切りカゴの場合、積み方によっては「雪崩」がおきますが、このマットではおきなない。これは良かった。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

というわけで、この吸水マットを2週間ほど使いました。

水切りマット生活を試した結果

「水切りカゴ」を一時撤去した結果報告です。

良かったこと

この水切りマットを置くようになってから、食器は全て拭いて片付く習慣がつきました。
というのも、シンクの作業台に「出しっ放し」は見た目がかなり悪い上、マットにカビが生えないかとか心配になるからです。ちなみにマットは清潔さを保つため、ほぼ毎日ストーブで湧いたお湯を使って熱湯消毒しています。これで食中毒発生は無いでしょうし、カビも大丈夫でしょう。今は冬なので熱湯対策ですが、夏になれば天日干しをするつもりです。

それともう一点良かった事は、お皿を沢山乾燥させられるようになったことです。「水切りカゴ」の場合、区切られた場所に挟むようにしておくため、どうしても数の制限があります。なので区切りの数以上に置くため、すき間に無理やりお皿を置くと食器雪崩がおこります。でもこのマットは滑らない素材なので、一つのコップを支えに、何枚も立てかけておけるんです。これはかなり良い特性です。しかも通気良く綺麗に乾いています。

悪かったこと

一つだけ気になりました。それはご覧のように「コップ」を伏せておくと中が乾かないことです。すき間がないので絶対に水気が残ります。これはかなり嫌で、母からも苦情が出ました。対策が必要です。

日本製 水切りマット セルロース made in japan

コップ類の渇きの悪さ対策のために、ダイソーで売られていたディッシュスタンドを買いました。

DAISO ダイソー 木製 ディッシュスタンド 皿立て ゴムの木 ベトナム製

こんな感じ。コップを直置きでないのでちゃんと乾きます。木製ですがベトナム製。ダイソーで探してみてください。100円でいい仕事してくれます。

詳しくは個別記事「100円の木製ディッシュスタンド|ダイソーのベトナム製お皿立て購入」を参考にどうぞ。

あと吸水マットの色は「白」は止めた方がいいかも。というのも白はどうしても汚れが目立つからです。「え、汚れ?」と思われたでしょうが、食器乾燥中の吸水マットの横でコーヒーを淹れていたら「コーヒー」の雫が飛んじゃって一部茶色いシミができちゃったのです。

普通のフキンなら「漂白剤」で落とせますが、この吸水マットでは素材が傷むので使えません。洗剤で擦り洗いをしてだいぶ落ちましたが、よく見るとわかるシミができちゃいました。こういうのが嫌な人はシミが目立ち難い色を購入したほうがいいです。もちろん「汚れ」が目立った方が清潔さを保てるという考え方もありですが。

というわけで、他の色を洗い替えも兼ねて追加購入しました。かなり鮮やかな色ですが、黄色を置いてみると明るくなりました。

水切りマット セルロース 吸水スポンジ 日本製 made in japan

対策

さて。水切りマットは「沢山置ける」「食器が片付く」と非常に良いメリットがありましたが、コップが乾き難い「デメリット」があることが判りました。というわけで私の出した結論は「水切りカゴ」と水切りマットの併用です。ただし、コップを置ける程度で十分なので「小さな水切りカゴ」を手に入れたら良いと思います。

というわけで、私は新しい「水切りカゴ」を探す事にしました。その条件は以下の3点です。

  1. 日本製
  2. ステンレス製
  3. 折り畳める

これらの三つの条件で探したところ、良さそうな物を一つ見つけました。それは大木製作所さんの「浜内千波 たためる水切り・場所とらず」です。この商品は料理家の浜内千波氏の監修で作られた商品で、コンパクトにたためる上に、まな板やフキンを干せるようになっています。

この商品の口コミ、評判はなかなか良いのですが「箸立てに立てたお箸が倒れやすい」「上部の食器の雫が下部の食器に滴るのが嫌」という指摘あり。

でも私はコップを立てかけられればそれでいいと考えているので、この問題はスルーできると読んでいます。ただお値段の問題があります。高い!

見つけたのにまだ買えない理由がそこにあります。とは言え「買って後悔はない」という力強いコメントもありました。良い商品なんでしょうね。実際大木製作所さんの洗濯物ピンチハンガーを愛用しているので間違いなさそう。

というわけで、お財布に余裕が出たら買ってみます。でもこの商品よりも良さげな折りたたみ水切りがあればそっちになるかも?でも大木コレクションが増えてもいいかなあとも思ったり。

追記

大木ではなく別メーカーの水切りカゴを買いました。詳細は後述に。

その後

この「水切りマット」を使い続けて時間が経ちました。私は相変わらず機嫌良く使えていますが、母からの不満が出たので報告します。

不満は「絞るのが疲れる」です。

うーんそこか(笑)と思ったのですが、確かに母が絞ると握力が弱いせいかマットから水が滴っていることが時々あります。体調などによるのでしょうが、絞りきれる時と絞りきれない時があるようです。

これに関しては「なるべく私が絞るね」と言ったのですが、ふと「絞る行為」が母の「握力チェック」になっているから良いかもしれないと思いました。急に握力が落ちるのは身体に何か良くないことが起こっている可能性があると聞いた事があるのです。なので母には嫌かもしれないけど時々は絞ってもらって、定期的な握力検査を受けてもらう事にします。

というわけで、「絞るの疲れる」のは嫌と思った方はこのマットは止めておいた方がいいかもという報告でした。(2017/5/26 追記)

レギュラーアイテムに昇格(2018/5/21 追記)

2018/5/21 追記

絞るのが疲れるとか色々文句を言っていましたが、ドライマットは便利に使うようになり必須アイテムになりました。なので絞りやすい小さいサイズと大きいサイズ、両方を買いました。良かったら参考にして下さい。

水切りカゴ購入

大木の水切りかごが欲しいと言っていましたが、別メーカーの素晴らしく使い勝手の良い日本製のステンレス製水切りカゴを発見して、購入しました。

カゴを動かさずにたまった水を捨てられる優れもの。

たためる水切りかごも気になりましたが、実際たたむかというと畳まなさそうだし、これで良かったと思ってます。

最後にひとこと

「水切りマット」は買って良かった商品の一つです。吸水性も良く、速乾性もあるので夏場の活躍は凄いでしょう。ただ「水切りカゴ」で自然乾燥が多かったため、「食器を拭く」作業が若干面倒です。というわけで、食器を拭く「吸水性」の高い日本製のフキンを探すつもりです。

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