料理の後片付けの敵と言えば「油汚れ」です。拭き取っても大抵一度では拭いきれませんし、数回拭いたくらいじゃ油膜が残っているのでストレスです。しかも拭き取ったふきんには油がこびり付いてこれまた落ちにくいったらありゃしない。でも我が家が昔から使っている「魔法のふきん」で拭けば、そのイヤンな状況から解放されると思います。というわけで長年活躍中の「魔法のふきん」をご紹介。
落ちにくい油汚れに強いふきん
主婦に限らずコックさんでも、たまにしか料理をしない人でも同意する事実が「油汚れは落ちにくい」事だと思います。我が家も昔は後片付けの際に何度も拭いて、ふきんにこびり付いた油汚れをわしわしと洗っていました。
しかし何時の頃からか我が家に常備されるようになった「魔法のふきん」ではそういうストレスはなくなりました。ていうか何時からあったのか・・・ちょっともう覚えていません。ただ私が学生の頃にはあった気がします。母に聞いてみたのですが「もういつだったか覚えてないよ〜」と言われちゃいました。
魔法のふきん
というわけで、我が家で活躍している「魔法のふきん」です。これはホワイト、イエロー、グリーン、ピンク、ブルーが売られています。お気に入りはホワイトでストックしていたものです。
キャッチコピーは「いつでもどこでも、使える万能で清潔なふきん」です。後ろを見ても生産地はどこにも書かれていません。問い合わせようにもご覧の通り「製造元 池内商店」という記載があるだけです。
説明の通り、水で濡らして使います。つか水で濡らしただけで油汚れをさっと拭き取れます。さらにその油汚れはあっという間に落ちます。べっとりとこびり付いたはずの油汚れが水でじゃぶじゃぶ洗うだけでさっと流れて落ちてしまうのです。使う度に感動しています。写真は現在使用中のもの。
ピンクは鉄鍋やフライパンなどで野菜炒めを作った後にさっと水洗いした時などに使っています。油がついててもさっと拭い取れるのでいいんですよ〜。緑はコンロ周りの油汚れや電子レンジの汚れを拭く時などの掃除用に使っています。色で使い分けると混同せずに済みますよ。
このふきんはほんと丈夫です。多分この二枚は半年以上経っていますが、まだまだ破れる気配はありません。でも流石にくたびれてきてますから、そのうち雑巾になる予定です。
そうそう、一度だけ失敗したことがありました。洗う度に千切れてもろくなっちゃったのです。でもその原因は、漂白剤につけ込んだせいだと思われます。袋には「漂白剤につけた色落ち、生地が傷む原因になるからダメ」と書いてあるのに、母がやっちゃいましたwだから漂白剤に着けちゃダメですよー。
魔法のふきんの製造元は池内商店
さて、日本製を率先して使用している私なので、今回紹介するにあたり生産国を調べる事にしました。
しかし商品パッケージには「製造元 池内商店」とあるだけで、電話番号も住所もありません。なのでいつも買っている薬局に直接質問をぶつけてみました。すると親切な店員さんが電話番号を教えてくれました。製造しているさんに聞くのが一番ですから、電話で取材しちゃいました。って消費者としての質問ですから取材ってほどじゃないかw
電話対応してくれたのは優しそうなおじさんでした。社長さんだったのかな?緊張しちゃって誰なのか聞くの忘れちゃいました。でも色々お話してくれて、ますますファンになっちゃいました。
池内商店さんに聞いてみた
電話をして聞きたかった事はけっこう沢山あります。っていうか、最近手に入りにくくなってて写真のホワイトが最後の一枚です。なので「何故手に入りにくくなったのか教えてくれー」という思いがあったので。
というわけで、お伺いできたことをまとめました。(質問に対する答えはおじさんの言葉を判りやすく私がアレンジしたものです)
- Q.製造国は?どこで作ってますか?
- 日本です。一枚一枚手縫いで作ってます。
- Q.日本製って袋に書いた方が良いと思いますよ。入れてください!
- 最近よく言われます。検討します。
- Q.最近薬局で手に入りにくくなったんですが何故でしょうか?困ってるんですが。
- テレビの「ヒルナンデス」で紹介されてから大変なことになってます。頑張って作ってるけど追いつかなくて。20年来のファンという方にも最近お叱りの電話をいただいてます。ごめんなさい・・・。
- Q.似たようなものがありますが?
- ピンクと緑の派手な袋に入ってる、レーヨン100%のヤツはうちで作ってます。製造元にうちの名前があるかを見ていただければ判ります。レーヨン100%じゃないのはうちじゃありません。
問い合わせ後のひとこと
少し震え声の不審な女からの電話にも丁寧に答えてくれたおじさん、ありがとうございました。
「魔法のふきん」がまさかの「手縫い」だったとは思いませんでした。感動したので、母にそれを言ったら商品を手にして「コの字でぐるっとミシンで縫って、ひっくり返して、最後だけ返し縫いかなー」と分析していました。それでも手間ですよねえ。
あと20年来のファンがいるとおっしゃっていたので、「魔法のふきん」はかなり古い商品だということが判りました。確かに私の記憶でも10年は経っています。
そして「魔法のふきん」と書かれている類似品についてですが、確かに素材を確認するとレーヨン100%じゃないものがありました。それらは池内商店さんが作ったものではないそうなのでご注意ください。
ただレーヨン100%でなくても、油汚れが落ちるならそれはそれで良い商品だと思いますから使用してみて判断してくださいね。我が家は池内商店さんの「魔法のふきん」一筋ですが。
我が家と同じものは↓です。というかこっちのが断然安いです。製造元が池内商店さんだというフジの魔法のふきん(目視確認は完了していません)は500円くらいですが、池内商店さんのは薬局購入で1枚200円くらいだったもん(買いだめした時のレシートが無いので確実な金額ではないです)ちなみにネットでも200円ちょっとくらいでした。(2017/6/1 現在)
最後にひとこと
「魔法のふきん」を使うようになると、恐らくコンロ周りや電子レンジ周りの掃除は格段に楽になると思います。相当使い込んでも中々傷みませんから、コストパフォーマンスも良い商品だと思います。というか傷んだら雑巾にしちゃえばいいので最後の最後までしっかり使い倒してください。というわけで、油汚れを拭くストレスでお悩みの方は試してみてください。