昨年、1日に一回は食べるようになっている漬け物があります。それはすぐき漬け。調べてみるとラブレ菌や食物繊維が入っており、腸内環境をよくしてくれる効果が期待できるお漬け物でした。食べ始めてからの私の体調や体型の変化についてお話します。
腸内環境の乱れは病気の原因に
最近、花粉症やアレルギーなどの原因は腸内環境の悪化と増えた悪玉菌だと言われています。実際、腸内にガスが溜まると不快ですし、おならも気になります。しかし不快な感覚や臭いなどより怖いのは「腸漏れ」という症状です。
腸漏れ
「腸漏れ」とは、腸内細菌が体内に漏れ出て、喘息や糖尿病などの病の原因になるという恐ろしい症状です。昨年ですが、お酢の炭酸割りで「腸漏れ」を防げるという記事でも触れました。
夏場は良く飲んでいたお酢の炭酸割りですが、冬場は温かいものを飲みたいので、今はお休み中です。しかし止めてしまってからお腹の張りを感じ、体重も増加しました。なのでその話を友人にしたところ、「じゃあお漬け物食べてみたら?」と言われました。
しかし私はわりと漬け物を食べています。すると彼女に「すぐき漬けを食べろ」と言うのです。聞いたことはあるが食べた記憶のない漬け物でした。とは言え、お漬け物を食べるだけでお腹の張りなどが改善されるならとその提案に乗ることにしました。
すぐき漬けとは
まず「すぐき」がどんなものか判らないので調べてみたら、「すぐき」は「酢茎」という漢字で、カブの変種の酢茎菜(別名酢茎蕪)という野菜を漬け込んだ京都の伝統的なお漬け物でした。
しかも京都の三大漬け物の一つでした(柴漬、千枚漬け、すぐき漬け)。「酢」が漢字に含まれているので「酢」に匹敵する力を秘めていそうな名前です。
すぐき(酸茎)、または酸茎漬け(すぐきづけ)は、京都市の伝統的な漬物(京漬物)の一種。カブの変種である酸茎菜(すぐきな、別名酸茎蕪(すぐきかぶら)の葉とかぶらを原材料とする。現代の日本では数の少ない本格的な乳酸発酵漬物で、澄んだ酸味が特徴である。「柴漬」、「千枚漬け」と合わせて京都の三大漬物と呼ばれている。
wikipeda:すぐき
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%99%E3%81%90%E3%81%8D
豊富な乳酸菌と食物繊維
すぐきには豊富な乳酸菌と食物繊維が含まれており、腸内環境を改善する一助になることは間違いありません。
特に通称ラブレ菌と言われる「ラクトバシラス」がという菌が良い働きをしてくれます。「ラブレ」と聞いて、乳酸菌飲料として売られている「ラブレ」を思い出しました。期待できそうです。
すぐき漬け
私が食べているすぐき漬けです。地元の一部のスーパーでしか取り扱いがない上、よく品切れになっているので見つけたら多めに買っています。
中に入っているのはご覧のようにみじん切りで味付けされているものです。いい塩梅の酸味で美味しいです。
地元で見当たらないときに百貨店の漬け物売り場に行った時、切られていないまるごとタイプのすぐきがあって試しに買おうとしたのですが、店員さんに「かなり酸味が強いので味見した方が」と止められました。
そして実際に味見してみると「刻まれて味付けされていない」素のすぐき漬けの酸味はかなり凶暴で、買うのを止めました。ただ店員さん曰く「この酸味がいいのよ」と買って行く人が多いとのこと。私もそれくらいになりたいですが、食べるのが苦痛だと効果も薄れそうなので刻まれて味付けされたものを美味しく食べることを選びました。でも刻まれていない味付け無しの方が効果がありそう。
食べ始めてからの変化
食べはじめてから特に変化を感じていませんでした。しかし数日経ってズボンを履いた時に変化がありました。ファスナーがすっとしまったのです。体重の変化はないのにお腹周りがすっきりしたのです。
しかし一度そう感じたからと言っても「すぐき」の効果だという確信がないので、気にせず残りを食べきりました。そして「すぐき漬け」を切らす事数日。
ズボンのファスナーが閉まり辛くなりました。この時になって「ひょっとして腸の腫れが引いてお腹引っ込んでた?」と気がついたのです。驚くほどの効果ではありません。しかし腸内環境を良くする助けになっていたのは事実のようです。
以降、晩ご飯のお供に必ず食べています。すぐきは酢茎。酸味のあるお漬け物ですから、お酢的な効果もあるのだろうと思いながら。
最後にひとこと
食べて痩せるものなんてありません。でも身体に良い働きをする食べ物ならあります。「すぐき漬け」は私のお腹のむくみやお通じを良くしてくれる効果を感じるので、これからも食べ続けます。