ゆずのアイテムが好きな人は注意です。韓国産のゆず果汁が日本に輸出されます。ゆずが使われたアイテムを使うときにはどこの国のゆずかを確認してから買いましょう。
韓国産ユズ果汁が日本へ
まずはソースをどうぞ。
韓国・高興産のユズ果汁12トン 日本に輸出へ
【高興聯合ニュース】韓国南部、全羅南道高興郡で栽培されたユズの果汁が日本に輸出される。
高興ユズ融複合地区造成事業団は、5日から千葉・幕張メッセで開催されているアジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2019」にユズ加工メーカーとともに出展し、ユズ果汁12トン、11万ドル(約1230万円)相当の輸出契約を締結した。
高興は1400を超える農家がユズを栽培しており、韓国の生産量の65%を占める。
朝鮮日報:2019/03/07 18:29
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日本には美味しいゆずがあるので、輸入なんていらない。
日本中で愛されているゆず
子供の頃から当たり前にゆずを薬味として使った食事、ゆずの香りを楽しむ商品を使っているのに、ゆずについて詳しいことを知らないことに気がついたので、まずはゆずの基礎知識を電子辞書で調べました。
ゆず(柚、柚子)
果樹として栽培するミカン科の常緑小高木。また、その果実。初夏に白い五弁花を開き、扁球形の果実を結ぶ。淡黄色に熟す果実は独特の芳香と酸味をもち、食酢・香味料などに用いる。ユウ、ユ。
明鏡国語辞典より
ゆずの木は近所にも生えています。親戚の家にもあり、実が出来たらお裾分けに貰って、揚げ物に添えたり、お風呂に入れて香りを楽しんだり、生活にとけ込んでいる大好きな果物です。
原産
ゆずの原産国は、中国西部からチベットです。wikipediaによると、日本は歴史書に奈良時代頃栽培されていたという記述があるそうです。
詳しくはwikipediaの柚子の項目へ(真偽は保障できません)
名称
柚子(ユズ)という名称は中国から伝わった名前ですが、現在の中国において「柚子」とは、ブンタンを意味しており、日本とは違うので注意が必要です。
種類
柚子は、花は、本柚子と花柚子があります。日本国内で言われる柚子と言えば、殆どが「本柚子」を意味しますが、小振りの実で、花も葉も小さい花柚子と混同されています。
ちなみに本柚子と似ているとても大きい獅子柚子(鬼柚子)は、仲間と思われがちですが、柑橘形の果物ですが、柚子とは別種です。
栄養
ゆずは芳醇な香りがありますが、酸味が強過ぎて生食には適しません。しかしその強い酸味を料理のアクセントとして使うと食欲増進にも繋がる優秀な香酸柑橘(こうさんかんきつ)です。
強い酸味を調味料として使うことで、結果的に、減塩効果を期待できるので、高血圧の予防にもなります。「100gのゆずで含まれる主な栄養素は、脂質0.1g、炭水化物7.0g、カリウム210mg、ビタミンC40mg、食物繊維0.4g、エネルギー21kcal(食の医学館より)」です。
ゆずの皮も優秀です。香りのもとになる精油が含まれており、お風呂に入れて身体を温めるだけで、血行促進効果があります。冬至の日に柚子湯に入るのはこの効用が文化として受け入れられている証拠でしょうね。
ゆず酒
氷砂糖とお酒にゆずの輪切りを着けて作る「ゆず酒」は、疲労回復、貧血、低血圧に効くとされる薬酒です。今年試しに作ってみようかな?作ったら記事にします。
豊富なゆずグッズ
ゆずの香りを嗅ぐだけで癒される私は、ゆずが使われているだけで買ってしまうゆずマニアです。今までにも沢山紹介しました。
これらのゆず製品は、国産ゆずと書かれていないものもあります。これからはそれらのグッズのゆずの生産地も確認しなくてはいけませんね。
危惧されること
今回輸入された柚子の果汁はどこで使われるのでしょうか。ゆずが使われている商品は本当に沢山ありますから、使われている柚子の生産地についての記載が無い場合は避けた方が良さそうです。少なくとも私は選ばない。
最後にひとこと
ゆずは古くから日本で愛され、一緒に生活してきた愛すべき果実です。日本のゆず農家を守るためにも、国産のゆずを使った商品を選んで応援します。