スマホもできれば日本製がいいという人に少し嬉しいニュースです。富士通が日本製のスマホを販売します。しかし余計な機能付き。ワンセグさえなければ2台目に買いたいとまで思うのに・・・。というわけで、物申したくなったので取り上げます。
日本製のスマホ発売
まずはソースをどうぞ。
落下に強く泡ソープで洗える日本製スマホ「arrows Be3 F-02L」
ドコモが6月上旬に発売予定の2019年夏スマホ、富士通「arrows Be3 F-02L」は、防水防塵に加えて1.5m落下など、MIL規格23項目に準拠するタフネス端末。さらに、泡タイプのハンドソープや液体タイプの食器用洗剤で洗うことができるのも特徴。6月上旬発売予定で、ドコモオンラインショップの予定価格は税込3万3048円。
背面の指紋センサーは、触れるだけでホーム画面も含めて画面を拡大でき、センサーの上下フリック操作で拡大縮小、スクロール操作などが行えるExlider(エクスライダー)機能を搭載。シンプルモードも搭載しており、TVアンテナの内蔵やストラップ対応など、ケータイからの乗り換えユーザーも違和感なく使える仕上がりだ。
後略
ASCII.jp:2019年05月16日 12時00分更新
落下に強く泡ソープで洗える日本製スマホ「arrows Be3 F-02L」ドコモは5月16日、企画から開発、組み立てまで国内の日本製スマホ、富士通「arrows Be3 F-02L」を発表した。6月上旬発売予定で、オンラインショップ予定価格は3万3048円。
実際にハンドソープでスマホを洗うかどうかは人によるでしょうが、日本製で、価格が3万円代なのは評価できます。ただ、やはり一つだけ文句をつけたい。「ワンセグ」は要りませんよと。
富士通の日本製スマホ「arrows Be3 F-02L」
文句をつける前にその仕様をご紹介。ワンセグ機能以外はとても良い商品だと思います。
サイズ
画面は5.6型の有機ELで、サイズは70mm×147mm×8.9mmです。iPhoneSEより大きめ。実物は無いので、富士通のスマホサイズに切り取った白い紙を作りました。
堅牢性の高さ
新しい富士通のスマホは、防塵、防水性に富み、衝撃にも強いとされています。落としても画面が割れることはないと。とはいえ落とさないことが一番です。
清潔キープ
石鹸で洗えるそうです。って洗う人いるのかな?私は除菌シートで毎日拭いているから、洗えると言われても洗わないと思います。
目玉機能「Exlider(エクスライダー)」
説明を見たときに「おっ」となったのは、画面側に触れなくても、背面にセンサーが付いていて、そこを操作するとカーソルを動かせるようになっている「Exlider(エクスライダー)」という機能です。
ただ片手で持ったまま操作ができるものの、それが原因で落とさないか?とは思いました。
指紋認証
セキュリティは「指紋認証」でばっちりでしょう。と言いつつ、指紋認証を使ったことはないのですが。
さらに詳しくは富士通の商品ページでどうぞ。
総評
大きすぎる印象もなく、操作性も良さげです。そして落としても水にも埃にも強いのはそそっかしい人には嬉しいこと。これで「ワンセグ」が無しなら、iPhone以外の選択肢として間違いなく選択肢に上がる優秀なスマホだと思います。
というか、ワンセグ無しの廉価版出さないかしら?メーカーさんは検討してほしい。
日本ではiPhoneが多数派
日本ではアップルのスマホであるiPhoneが幅を利かせています。私もiPhoneユーザーです。とはいえ選んだ理由は、macユーザーだからです。長年macを使っているため、親和性が高くiPhoneを選ぶのは自然なことでした。
しかし今後はmacユーザーでなくてもiPhoneを選ぶ人がさらに増えるかもしれません。それは日本メーカーが余計な機能を付加しているからです。それが「ワンセグ」機能です。
ワンセグ機能つきでNHKが取り立てにくる
NHKが「ワンセグ」携帯を持っている人にも受信料を払えと主張しており、最高裁でも認められました。ソースはこちら。
国産はほとんどワンセグ搭載、NHKの受信制度でiPhoneの独走が加速か
地デジを見ることができるワンセグ携帯を持っているとNHKと受信料契約を結ぶ義務はあるのかが問われた裁判で、最高裁は3月12日、昨年下された二審の判決を支持し、「契約する義務はない」とした原告の主張を退けた
■「ワンセグ使ってない」で、契約は拒めない
地上デジタル放送をスマホなどで視聴できるサービス「ワンセグ」。では、その機能がついたスマホを購入したら、NHKと受信契約を結ばなければならないのだろうか?
3月12日、NHKに対し「その義務はない」などと訴えを起こしていた4件の訴訟について、最高裁判所は原告の上告を棄却。つまり、司法は「ワンセグ携帯所持者はNHKと契約する義務がある」という、最終的な判断をしたのだ。
後略
Live doorニュース:
「ワンセグ携帯所持は契約義務アリ」の判決が最高裁で確定。スマホ、カーナビ所有者が知っておきたいNHK受信料の基礎知識 - ライブドアニュース3月、ワンセグ携帯所持者はNHKと契約する義務があるとの最高裁判決が出た。ワンセグ対応モデルを多く展開する国産メーカーには打撃になると識者は指摘。一方、iPhoneなどSIMフリー端末を展開する海外メーカーには追い風だとした
家にテレビが無くて受信料を払っていない人もいます。なのにスマホに「ワンセグ」が付いているせいで「金を払え」とNHKが来るようになります。冗談じゃない。
となると、「ワンセグ」の無い携帯、スマホを選択するしかありません。なのに、新しく発売される日本製スマホに「ワンセグ」が付いている。これだけでもう選択しない人も出るでしょう。
ただでさえ、アップルに負けているのに「アップル」を選ばざるをえなくなるようにしてどうするのか。自爆行為です。
ただ、アップル以外のメーカーもあります。しかしそれらは、ファーウェイなどのスパイ疑惑のある中国メーカーの製品だったり、反日に勤しむ韓国メーカー製品です。どうしろと。選択肢が無さ過ぎます。
日本メーカーはワンセグ搭載を外して価格を下げるべき
日本製スマホが登場したことはとても嬉しいことです。しかし「ワンセグ機能」を搭載したことは本当にいただけません。だいたい外出先でまでテレビを見たい人がどれほどいるのか。
「災害時に役立つ」という意見もあるでしょうが、それこそインターネット上のニュースやライブの動画配信で事足ります。わざわざ民法やNHKを見る必要性はありません。なのになぜこだわっているのか。
NHKから何かもらっているの?
ワンセグにこだわっているのは、NHKからのキックバックでもあるのかとさえ感じます。あるいは、NHK関係に天下っているのですか?そう疑いたくもなる。
テレビ漬けにしろと広告代理店から言われているの?
NHKでないなら、広告代理店からの圧力でしょうか?テレビを見られる機会を増やして、消費者を洗脳する手伝いを強要されているのでしょうか。
馬鹿みたいに高いスマホなんて要らない
最近のスマホは最早小型コンピューターのようになって、気軽に買えない価格になっています。それでも新機種を買わせるために、NTTドコモ、au、ソフトバンクなどは本体価格と通信料を合わせて、消費者には価格の把握がわかりにくい状態で売りつけていました。しかしその手法も政府の指導が入ってできなくなります。
結果として今後どういう価格になるか不透明です。価格が上がることになるのか、下がることになるのか。スマホを新調したい人は価格の推移を少し見守る必要があるでしょう。
3万円以下のスマホを望む
ワンセグを外せばひょっとしたら3万円を切ることもできたのでは?と素人の私は考えてしまいます。何せ携帯電話は価格が高くなりすぎです。買い換えて欲しければ価格を下げることが一番です。少しでも価格が上がる要素は外して、消費者の手に取りやすいようにして欲しい。
最後にひとこと
通話とメール、インターネット、必要最低限レベルの解像度のカメラ機能でいい。テレビなんて要らない。今後日本製のスマホを作るなら、ワンセグ無し、3万円以下で作って欲しい。それが日本メーカーに望まれていることだと私は思います。