ワセリンの実力がすごいことは、愛用している雪の元の「ゆずの香りワセリン」で知っています。しかし雪の元のはジャータイプで指で塗らなくてはならないので、外で塗り直すたびに指を拭く手間があります。するとテレビCMで唇にささっと塗れる「ベビーワセリンリップ」を見て、外での使用には良いかもと思ったので買ってみました。
私の唇の荒れを改善したアイテム
私の唇は荒れやすく、少しでも合わない成分が含まれて居ると皮がベロベロめくれて酷い状態になります。なので唇の手入れは欠かせません。ちなみにお手入れで使っているのは雪の元の「ゆずの香りワセリン」とオルビスの「モイストリップエッセンス」です。
朝から晩まで使っているのが雪の元の「ゆずの香りワセリン」です。けちらずに使うのがポイント。詳しくは個別記事「雪の元本店のゆずの香りワセリンで唇の荒れ、皮剥けを防いで保湿」を参考にどうぞ。
そして就寝前にはオルビスの「モイストリップエッセンス」を使用します。これを塗って眠ると翌朝の唇はしっとりふっくら仕上がっています。詳しくは個別記事「夜塗って寝るだけでしっとり唇|オルビスのモイストリップエッセンス」を参考にどうぞ。
実は以前はモイストリップエッセンスしか使っていませんでした。でもこれだけだとふっくら唇を維持できるのは午前中くらいで、昼になると皮がめくれてきます。そこで雪の元の「ゆずの香りワセリン」もしっかり塗るようになったら、唇の皮向けがほぼ起こらなくなりました。
唇の荒れる原因
唇が荒れる原因は複数あり、病名としては「口唇炎」「口角炎」「接触性口唇炎」などがあります。しかしそれらの原因を知って、適切な治療や対策をすれば改善する可能性があります。
乾燥
一番多い唇の荒れの原因は「乾燥」です。しかし「乾燥」は季節などの環境によるものと「唇を舐める」といった自分の癖も原因になります。
冬など外気が乾燥している時期は、肌だけでなく唇からも水分が奪われていきます。そうならないように、唇をリップクリームなどでカバーすれば、水分が蒸発しないようにできます。
「唇を舐める」癖があると、舐めるたびに唇の油分が失われて、水分が奪われやすい状態になります。しかし「唇を舐める」ことを止めれば、油分が失われることがなくなります。自分では気づいていないこともありますから、家族や友人にチェックしてもらうと良いでしょう。
栄養不足
健康な皮膚をつくるためには栄養も必要です。皮膚再生に必要な「亜鉛」やビタミンB類は必須です。とくに爪がよく割れる人は自分に合うメーカーの亜鉛サプリを1袋飲みきってください。飲み終わる頃、その爪は凶器のように硬くなっていると思います。私がそうでした。
亜鉛は、爪や皮膚などの再生、製造に欠かせない栄養素ですし、健康な髪の毛維持にも必要ですから、ツヤツヤな髪や爪を手に入れたいなら積極的に取ることをお勧めします。
亜鉛について触れている記事「美しい髪になる方法|気をつけていること、使用中のアイテムすべて」があるので良ければどうぞ。
免疫力低下
栄養不足だと当然免疫力が低下します。すると普段おとなしくしている常在菌である「カンジダ菌」や一度感染すると神経組織の中に潜んでいる「ヘルペスウイルス」が暴れ出してしまうことがあり、「口唇炎」や「口角炎」を引き起こします。
「カンジダ菌」は常在菌で抵抗力があるときは悪さをしませんが、抵抗力が落ちてくると唇がめくれたり、赤く腫れたりして荒らす「口唇炎」になったり、口内で大繁殖してして舌が真っ白になる「口腔カンジダ症」になることもあります。
そして一度掛かると一生の付き合いになる「ヘルペスウイルス」は唇の端が赤く切れて痛い「口角炎」になったり、発症すると痛くて辛い上に見た目が非常に嫌な「口唇ヘルペス」の原因です。
「カンジダ菌」も「ヘルペスウイルス」も免疫力が落ちて抵抗力が落ちると暴れます。なので彼らを大人しくさせておくために、睡眠不足にならないようにしたり、「カンジダ菌」を抑制してくれる「アシドフィルス菌(乳酸菌)」の入ったサプリ(新ビオフェルミンS錠など)や「ヘルペスウイルス」を抑え込む必須アミノ酸「リジン」のサプリを飲んで予防するのも良いでしょう。
ちなみに私は両方飲んでいます。唇保護だけではなく、健康にもつながるのでおすすめです。詳しくは個別記事「口唇ヘルペスを早く治す方法|リジンと亜鉛サプリで普段から予防しよう」を参考にどうぞ。
アレルギー
カンジダ菌やヘルペスウイルスなどの原因でもなく、唇が荒れているのなら、アレルギー症状として唇が荒れている可能性があります。
例えば、口紅やリップクリームに含まれている何らかの成分であったり、お化粧落としのクレンジングでも荒れることがあります。他にパイナップルなどの果物が原因で唇が荒れることもあります。
私の経験ですが、メンソール入りや保湿成分入りのリップをマメに塗っていても皮がめくれていたことがあるので、何が原因で荒れるのかはわからないものです。ひょっとしたら、メンソールの刺激すらよくなかったのかもしれません。他にだめだったのはUVカット機能付きのリップです。たった一回塗っただけで、唇の皮がベロベロになって悲惨なことになりました。
どういった原因にせよ、原因となる物質を突き止めた方が良いので皮膚科で検査を受けましょう。特に果物などのアレルギーであれば、呼吸困難を引き起こす可能性もあるので注意が必要です。
ストレス
人間はストレスの影響を受けやすいものです。生きることがストレスとの戦いと言ってもいいでしょう。こればかりはその人自身の戦闘力に左右されるのだと思います。でもその戦いに負けると唇を含む皮膚にも影響が出てきます。
なので強いストレスを受けているなら、自分の家や部屋ではそのことを忘れ、ゆっくり湯船に浸かるなどして体をできるだけリラックスしたり、大好きな音楽や本、映画を楽しんだりして心の栄養を取り、なるべくよく眠ることを心がけてみてください。
とはいえ、それができないから唇の荒れも発生しているのが現状でしょう。ただ、少しでも自分を癒す何かをしてみてください。何か一つでも実行できれば、ほんの少しでも変わってくれるはず。
美しい唇を手に入れる方法
ここからは乾燥が原因の場合にふっくらとした美しい唇を手に入れる具体的な方法です。
唇のターンオーバー日数
ふっくらとした美しい唇を取り戻すために必要な日数を知っておくと頑張れる目安になります。肌は28日間で新しい皮膚へ生まれ変わりますが、唇の皮膚はもっと早く7日から10日、遅くても14日ほどです。なので最低でも一週間丁寧に唇を保護してあげれば、綺麗な唇に近づけます。
保湿!保湿!保湿!
ふっくらとした綺麗な唇になるには保湿が1番です。ただ色々な成分が入ったリップクリームはその人に合う合わないがありますから、自分の唇の荒れの原因をはっきりさせるためにも、余計な成分の入っていないワセリンから試すのが安全です。しっかり塗って保湿しましょう。
でもそれで荒れたら「ワセリン」にアレルギーがある可能性があります。その時はすぐに使用を中止してください。
いつ、何回塗るのか?
まず起きて歯磨きをする前に塗って唇を守ります。歯磨き粉も刺激物ですから、皮めくれの原因になるからです。そして歯磨きが終わったらまた塗ります。食事前の保護になるからです。
食事後はワセリンも取れているでしょうから、また塗ります。でもお化粧が食後ならそのときでいいでしょう。お化粧のときも、まずワセリンで保護、その後に口紅、そしてその上にワセリンだとかなり効果的です。
外出後に塗るのは厳しいと思いますが、せめて昼食前、昼食後、そして帰宅前は塗りましょう。そして帰宅してクレンジングをしたらまたワセリンで保護します。その後、夕食後に塗り、歯磨きの前と後に塗ればいいでしょう。
というわけで、朝2回、昼3回、夜3回の合計8回が最低回数です。こうして書き出すと多いようですが、習慣になれば気になりません。酷い唇の荒れに悩んでいるなら是非これを1週間続けてください。
マメな保湿こそ、美しい唇にしてくれることが一週間後にわかると思います。
健栄製薬「ベビーワセリンリップ」
外出先で使うつもりで買った健栄製薬の「ベビーワセリンリップ」です。2つあるのは母の分。無香料、無着色、パラベンフリーです。
説明書き。使用上の注意などがあります。成分は「白色ワセリン」のみ。余計なものは一切ふくまれていません。日本製の記載はなし。でもあちこちのストアに原産国は日本という記載があるので日本製で間違いないでしょう。
本体にも日本製の記載なし。どこかに小さくでも記載してくれたらいいのにな。
蓋を開けました。口の部分が斜めになっているので唇にも塗りやすい。少量押し出して塗るだけ。
使ってみた感想
雪の元の「ゆずの香りワセリン」はこのベビーワセリンリップと比べるとべとっとしているの、比べると唇から消えるのが早い気がしました。保湿力も負けてるような?でも指が汚れるストレスから解放されたのは嬉しい。というかそれが目的だったから問題はない。
ただ、私にとって「ゆず」の香りが癒しになっているのでちょっと寂しい。リピートするつもりですが、ゆずの香り付きのがでないかなあ、と思っちゃいました。
おなじもの
ゆずの香りワセリン
ゆずの香りワセリンの手が汚れないリップスティックタイプが出ました〜。こっち使ってます。
最後にひとこと
ワセリンのみのシンプルなリップで唇の改善を頑張りましょう。