武漢ウイルス、いわゆる新型コロナウイルス対策のために、日本中で、殺菌・消毒用の衛生用品が買い求められています。そんな中、表示しているアルコール濃度よりも低い、消毒効果の疑われる韓国製のハンドジェルが消費者の指摘で発覚し返金対応となりました。取り上げます。
アルコール濃度不足の韓国製ハンドジェル
まずはソースをどうぞ。
「ハンドクリーンジェル71%」、アルコール度数が71%に満たないと発覚し返金へ 「引火しない」とSNSで話題に
速乾性の手指用洗浄アルコールジェルとして販売されていた「ハンドクリーンジェル71%」が、アルコール濃度不足であったことが発覚し、同製品を取り扱っている萬祥と輸入元のメイフラワーが公式サイトで謝罪しています。
問題となっているのは「ハンドクリーンジェル71% 300ml」という商品(JANコード:8809317116396)で、2020年3月から販売されているもの。
萬祥社によると、購入者から「アルコール濃度不足」についての指摘があって調査したところ、「表示を下回るアルコール濃度の試験結果となりました」とのこと。こうした状況について萬祥社は、「販売前に弊社での自主検査を怠り、お客様に多大なご迷惑とご心配をお掛けいたしまして大変申し訳ございません」と謝罪。「消費者庁への状況報告と今後の対応を協議し、以下のように製品の回収を行うこととしました」と対応について述べています。
同製品を持っている場合は、輸入元のメイフラワー社に着払いで商品を返送することで、製品代金相当(1本あたり2000円分)のQUOカードが送付されるとのことで実質返金の処理が取られます。
メイフラワー社によると、同製品はミドコスメティクス社(韓国)から輸入したもので、化粧品としての製造販売登録を行っていたとのこと。製造販売登録に際してミドコスメティクス社から化学物質等安全データシート(SDS)及び全成分表の提示を受けて「71%のアルコール」が含まれているとの確認をしていたものの、複数の指摘を受けて日本国内の分析試験所にて再計測したところ、表示濃度と実際に含まれていたアルコール濃度が大幅に異なることが判明したと説明しています。
なお現時点では、該当商品を原因とする健康被害の報告は受けていないとのことですが、同製品に関する不具合に関してはアルコール濃度不足だけでなく、「ポンプノズルをOPEN方向に回してもジェルが出ない」といったものも報告されているとのこと。
同製品を巡ってはSNS上で「アルコール71%をうたっているが引火せず、消毒剤として有効でないと疑われる」「主成分が精製水になっている」といった指摘が相次いでいるほか、高額転売が繰り返されていることが物議を醸していました。
4/17(金) 11:19配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200417-00000041-it_nlab-bus_all
気付いた人は凄いですね。
リコール対象は韓国製の消毒剤「クリーンハンドジェル」
消毒できないハンドジェルを作ったのは韓国の企業です。消費者庁のリコールサイトにも載りました。
メイフラワー「ハンドクリーンジェル」 – 回収
アルコール濃度不足
商品名 ハンドクリーンジェル
中略
対応開始日 2020年04月14日
対象の特定情報
商品名:ハンドクリーンジェル 300ml 71%
販売期間:2020年3月より
JANコード:8809317116396
備考
【返品対応内容】
1.アルコール濃度不足
2.ポンプノズルをOPEN方向に回してもジェルが出ない本品はミドコスメティクス社(韓国)より輸入し、化粧品として製造販売登録を行っており、製造販売登録にあたりミドコスメティクス社より化学物質等安全データシート(SDS)及び全成分表にて71%のアルコールを確認しておりましたが、複数のご指摘を受け日本国内の分析試験所にて再計測したところ表示濃度と大幅に異なる事が判明したため、消費者庁へ報告・相談を行い、返品対応することと致しました。
尚、当該商品を原因とする健康被害の報告は受けておりません。消費者庁リコールサイト
https://www.recall.caa.go.jp/result/detail.php?rcl=00000026584&screenkbn=06
輸入元は「株式会社メイフラワー」
株式会社メイフラワーが韓国から輸入したものです。HPにもお詫びも出ています。
ハンドクリーンジェルのアルコール濃度不足についてのお詫びとお知らせ
平素より弊社製品をご愛顧いただきありがたく存じます。
この度、「ハンドクリーンジェル300ml 71%」のアルコール濃度不足に関しましてご報告させていただきます。
本品はミドコスメティクス社(韓国)より輸入し、化粧品として製造販売登録を行っており、製造販売登録にあたりミドコスメティクス社より化学物質等安全データシート(SDS)及び全成分表にて71%のアルコールを確認しておりましたが、複数のご指摘を受け日本国内の分析試験所にて再計測したところ表示濃度と大幅に異なる事が判明したため、消費者庁へ報告・相談を行い、返品対応することと致しました。尚、当該商品を原因とする健康被害の報告は受けておりません。
お客様をはじめ関係各位には、多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます。弊社と致しましては、今後、より一層品質管理に万全を期し、徹底して、再発防止に取り組んで参ります。
後略株式会社メイフラワー
2020/4/14
https://www.may-flower.co.jp/news-detail.php?id=33
信頼できる国ならいざ知らず、普段から不正が多い韓国製のものを日本国内での検査をしていなかったなんて、ありえない。
韓国のOEM会社「ミドコスメティクス社」が製造
製造しているという韓国のミドコスメティクス社を探してみたのですが、日本語検索では見つかりませんでした。そこで「midocosmetick」で検索したところ、当該企業のHPらしきものが出てきました。
HPをグーグル翻訳にかけたところ、OEM製品を作っているようです。となると、この会社は今回のような成分表示と内容が違う製品が他にも他社名義で流通させているかもしれません。やはり韓国コスメは使ってはいけないと思いました。
販売元は「萬祥株式会社」
韓国の「ミドコスメティクス社」が製造し、株式会社メイフラワーが輸入したものを、萬祥株式会社が販売していました。こちらもお詫びをだしています。
画像だったのでスクリーンショットを撮っておきました。
一番悪いのは「表示と違うもの」を製造している韓国企業ですが、ぶっちゃけ札付きである韓国の会社が作ったものを自社チェック無しに輸入、販売したことは責められるべき大失態です。
それでも韓国製造の製品を売りたいなら、今後は必ず自社によるチェックを行うべきでしょう。
返金方法
使い物にならない消毒剤「ハンドクリーンジェル」を買ってしまった人は、輸入元である「株式会社メイフラワー」に商品を着払いで送りましょう。折り返し、商品代金相当額の2000円分のQUOカードが送られてきます。
送付先の住所など、詳しくは株式会社メイフラワーで確認してください。
悪質性を感じる
この消毒用のハンドジェルが販売されたのは2020年3月です。何年も前から販売していた製品ではないことから、もともと儲けるための粗悪品を製造して輸出した可能性を感じます。
早々に不良であることが発覚したことは不幸中の幸いですが、許しがたい。
問題の多い韓国製
正直なところ、韓国製で殺菌効果に疑いがあるという報道を見ても全く驚きませんでした。
というのも、韓国製の化粧品に発がん性物質が含まれていたり、子供向けの商品にまで毒性のあるものが入っていたり、さらには儲けるために海外でリコールされた不良品を安く仕入れて、韓国国内で売りさばく事例があるからです。
自国民に被害があっても儲けられたら良いという思考が理解できません。韓国の消費者は気の毒です。
続報:検査結果でアルコール度数5%と発覚(2020/5/20追記)
続報がありました。商品を検査した結果、少ないものではアルコールが5%しか入っていないものがありました。もはや「虚偽表示」ですから、消費者庁も「景品表示法違反(優良誤認)」として「再発防止命令」を出しました。
産経新聞のソースからどうぞ。
「アルコール71%」本当は5~30% 韓国製洗浄剤で虚偽表示
消費者庁は19日、「アルコール71%配合」と表示していた洗浄剤について、実際は5~30%程度で、景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、化粧品輸入会社「メイフラワー」(東京都千代田区)に再発防止命令を出した。
https://www.sankei.com/life/news/200519/lif2005190049-n1.html
同庁表示対策課によると、「水もタオルも要らないすり込み式の洗浄ジェル」とうたい、高濃度のアルコールが配合されているかのように表示していた。消費者からの苦情を受けたメイフラワーが検査し、消費者庁に報告した。商品やラベルは韓国で製造されたという。
同社は、この商品を3月末ごろから約6万4千本輸入し、インターネットなどを通じて販売した。社長は取材に「新型コロナウイルスの感染拡大で洗浄剤への関心も高い時に、韓国のデータを信じて輸入してしまった。購入された方に多大なご迷惑を掛け、おわび申し上げる。迅速に返品対応をする」と話した。
「韓国のデータを信じて輸入してしまった」という社長。ちょっと情弱過ぎませんか。ソースをもう一つ。
ハンドジェル アルコール71%表示も実は5%、消費者庁が措置命令
消費者庁は、“アルコール71%配合”と表示しながら、大幅に低い濃度のハンドジェルを販売していた会社に措置命令を出しました。
行政処分を受けたのは、東京の輸入販売会社「メイフラワー」で、韓国から輸入、販売していた「ハンドクリーンジェル」について、“アルコール71%配合”とラベルに表示していましたが、実際の配合割合は表示を大幅に下回っていたということです。消費者からの指摘を受けて会社が調べたところ、少ないもので5%しかアルコールが配合されていませんでした。
消費者庁は会社に対し、再発防止策などを求める措置命令を出したうえで、「現在もネットなどで流通していて、消費者には実際のアルコールが低いということを認識したうえでこの商品を選択してほしい」と注意を呼びかけています。TBS NEWS 19日 22時45分
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3983324.html
50%ではなく5%。これはもう「儲けるために粗悪品を量産した」と認識して良いのではないでしょうか。国内で流通している韓国製のハンドジェルは使わないことが吉だと私は思います。
というか、未だに流通しているそうなので買っちゃダメです。
最後にひとこと
韓国製はやはり避けるべきだと再認識しました。