毎年秋になると「かゆみ」が出るので、この時期だけ「かゆみ止め」の目薬を使っています。しかしあまり効果を感じなくて、たまらずに「キー」っと目薬を大量点眼するという始末。なので今年は普段好んで使っている「参天製薬」のかゆみ止めタイプの目薬を探して買ってみました。
目のかゆみの原因
目のかゆみは「結膜炎」が引き起こす色々な症状のうちの一つです。主に花粉やハウスダストなどの「アレルゲン物質」による「アレルギー性」のかゆみとウイルスや細菌感染による「非アレルギー性」のかゆみの2つのタイプがあります。
アレルギー性結膜炎
結膜炎になる原因物質を「アレルゲン」といい、主な「アレルゲン」は「花粉」や「ダニの死骸」「ホコリ」等です。
対策は「花粉」が付着することを避けることや小まめな掃除で「ダニの死骸」「ホコリ」がたまることを防いだり、小まめな手洗いで指から「花粉」や「ホコリ」などが目に入らないように気をつけることです。
非アレルギー性結膜炎
「花粉症」でもなく、小まめな掃除をして「ダニの死骸」も「ホコリ」も少ない環境なのに「結膜炎」になってしまって「目がかゆい」場合は、細菌やウイルスによる感染が原因の可能性があります。
細菌やウイルスが原因のかゆみには、治療が必要です。細菌であれば「抗菌目薬」が必要ですし、ウイルス由来であれば症状を和らげるために「ステロイド・非ステロイド」の目薬や眼軟膏などを使い、症状が改善するのを待つしかありません。
ちなみに「インフルエンザ菌」や「肺炎球菌」「黄色ブドウ球菌」が多くの原因菌で、ウイルスであれば「アデノウイルス」が犯人であることが多く、感染力が強いので注意が必要です。
アレルギー性ではない、細菌性、ウイルス性の結膜炎は、眼科医による診断を受け、治療をするほうが早く改善されるでしょう。花粉症でもなくホコリ原因もなく痒い人は眼科医へ行きましょう
若い人の「斜視」が増えている問題
ところで、若い人の「斜視」が増加傾向にあることを知っていますか?現代人は目を酷使する環境に生きており、最近はスマホゲームなどのやりすぎで「斜視」になる人が増えているという指摘があるのです。これはかなり深刻な状況です。
長時間のスマホ使用
私もそうですが、ガラケーから「スマホ」に変えてから、画面を見る時間が大幅に増えました。電車移動の最中に「どうぶつの森ポケットキャンプ」をしたり、ニュースを読んだりしているとあっという間に時間が過ぎるのでついつい見てしまうせいです。
パソコンに向かわなくてもニュースを読める手軽さで、自宅に帰ってもスマホを見る時間が増えました。今年はコロナ禍でのテレワーク時間が増えたこともあり、さらに目の酷使が増え、視力の低下も感じています。
そこで「ブルーライトカット」のメガネを使ったり、なるべくスマホを見ないようにと心がけていますが、それでも目の疲れを感じています。
私でさえそうですから、対戦ゲームやオンラインゲームで遊ぶ若い人はもっと長時間目の酷使をしているでしょう。しかしこの長時間プレイが「斜視」になる原因になっているという指摘があります。ソースはこちら。
スマホで若者の「斜視」増加か…適正な距離と使用時間はどれくらい?
一度発症すると自然には治りにくい急性内斜視が、いま子どもや若者世代で増加している。
一体どのような病気なのか?
東京・中央区の日本橋はま眼科クリニックの浜由起子院長に話を聞くと、
「急性内斜視は昔からある病気ですが、それほど多い病気ではありませんでした。最近、ここ数年は発症が多いです」という。静岡県の浜松医科大学では、年間2~3人ほどだった急性内斜視の患者数が、3年前から10代を中心に10人前後と3倍ほどに急増。理由は分かっていない。(浜松医科大学医学部・佐藤美保教授による)しかし、関係が指摘されているのがスマートフォンの長時間使用だ。
子どもの急性内斜視について研究している国立成育医療研究センターは、「スマホなどの過剰使用により、斜視の発症や悪化を招く可能性がある」との論文を今年発表した。後略
fnnプライムニュース イブニング:2018年12月27日 木曜 午後7:43
https://www.fnn.jp/articles/-/2197
fnn「プライムニュースイブニング」の特集では、長時間スマホを見ることが視線の固定化になり、若い人ほどその影響が大きく「内斜視(より目)」になる原因になっているのでは?という指摘がされていました。
ほぼ手術でしか治せない
「斜視」は自然に治ることもありますが、ほぼ「手術」でしか治せません。目の手術を受けたい人はいないでしょうから、「斜視」になってしまわないように、スマホの使用時間や使用方法の意識して、目の負担を減らす必要があります。
親御さんは「斜視」になっている人が増えている事実をお子さんに伝え、注意喚起をしましょう。
寝る直前の点眼について
以前、薬局で目薬を買った時に「この目薬は眠る直前にささないでくださいね」と薬剤師さんから注意を受けたことがあります。
その目薬はかゆみ止めタイプで商品名はもう忘れましたが、その目薬には充血を抑えるための「血管収縮剤」が入っていました。
私は眠る直前に点眼してはいけないことなど考えたことすらなかったので、いい勉強になりました。ただし、病院で処方された目薬や眠る直前でも点眼していいものもあるので、説明書は必ず読むようにしましょう。
ちなみに目が充血するのは、炎症や疲れが原因です。炎症が原因ならそれを収めるための成分の入った目薬を使えば良いですが、疲れ由来の充血は、血管が目に酸素や栄養を行き渡らせようとして大きくなっている状態なので、理論上、それを無理に小さくするのは自力で回復しようとしていることを妨害することになるとも言えます。
というわけで、疲れているときは、疲れ目用の目薬を使うか優しく温めて目のあたりの血流をよくして目を労わるようにしましょう。
参天製薬「サンテALクール」(第二類医薬品)
効果を期待して探して買った参天製薬の「サンテALクール(第二類医薬品)」です。なぜか地元の薬局で見た記憶がありません。ロートの「アルガード」やライオンの「スマイル」は絶対あるのに。というか、今回探すまで参天製薬がかゆみ止め目薬出していたことさえ知らなかった。なんてことだ。
仕事帰りに立ち寄った大きい薬局で探して見つけました。パッケージの「ガマンできない目のかゆみに効く!」というコピーが私のハートをわしづかみ。効いてくれ〜。
出しました。サンテメディカルはケースがありましたが、この目薬には付いていません。日付書き込めないのは不満。本体に無理やり書くしかない。つかケースつけないなら、日付を書き込む欄を後ろに作って欲しい。
本体と説明書には「サンテAlクールⅡ」と記載されています。2012年にリニューアルされているせいかしら?
薬剤は透明です。用法用量は、1回1滴から3滴、1日5回から6回点眼します。
成分
サンテALクールにふくまれている成分です。
使ってみた感想
「クール」なのでどうかな?と思ったのですが、いい塩梅の「クール」さでした。強すぎるのは苦手なのです。
「かゆみ」への効果ですが、目のかゆみが落ち着くのが早かったような気がします。というか、大量点眼していないので、私との相性が良さそうな感じ。とりあえず使い続けます。
参天製薬は日本で初めて目薬を作った会社。これからも付いて行こうと思います。
同じもの。
クールが嫌な人はこっち。
最後にひとこと
参天製薬の目薬だらけになってしまった。