食事は基本的にお箸ですが、たまにスプーンを使います。しかし金属製のスプーンは好きではありません。やはり味の邪魔になる。そこで国産の木製スプーンを探したらあったので買いました。もっと早く買えばよかった。
スプーン
スプーンはヨーロッパでは、新石器時代の遺跡から骨でできたものや素焼きされたものが出土しており、かなり古くからあります。
その使用方法は様々で、古代エジプトでは調合に用いられていたらしく、木や石、象牙、青銅製のものが墓室から発見されています。現代のように食事で使うものとして普及したのは16世紀以降で、金や銀のものは先祖代々伝えられる遺産として受け継がれているものもあります。
一方日本でも紀元前3世紀頃のスプーンが発見されており、古い歴史があります。ちなみに発見されたスプーンは「儀式」で使用していたのだろうと言われています。スプーンは日本名では「匙(さじ)」という呼び名で正倉院にも収蔵されています。ヨーロッパと同じく一般的にはなかなか普及せず、やはり「お箸」には敵わなかったようです。
しかし「医者が匙を投げる」ということわざが生まれていることから、匙が日本の文化から消えることはなかったことが伺えます。お箸では液体をすくうことはできませんしね。何のかんの言っても便利なアイテムです。
金属スプーンの料理への影響
金属製のスプーンは温度の影響を受けやすく、熱いスープなどはスプーンまで熱くなって火傷することもあります。それに加え、金属どくとくの味がして、食べているものの邪魔をします。
もちろんそんなことを気にしない、気にならない人もいるでしょうが、私は苦手なので、毎夜食べるようになった蜂蜜は必ず木製のスプーンを使っています。味が全然違うんですよね。
貴重?な我が家のスプーンは2つだけ。しかも小さいので、カレーや丼には不向きです。なので大きめの木製スプーンを探したのでした。
国産漆栗の木スプーン
楽天市場の通販で、5本セットで買った国産の漆塗り、栗の木のスプーンです。丁寧に梱包されて届きました。
5本。きれいだ。ちょっとぴんぼけ。ごめんなさい。
表と裏。
使ってみた
早速私のお気に入りの冷凍チャーハン「高菜チャーハン」を食べてみました。
おおお、と感動。まず口当たりが優しい。金属だとこうはならない。そして軽くて使いやすい。こんなにも変わるとは。高菜炒飯の味がランクアップした気さえした。
後日、母もこのスプーンを使って驚いていました。ぶっちゃけ木製に変えただけでそんなに変わると思っていなかったと。私もそうだった。
というわけで、少しでもご飯を美味しく食べたいなという人は木製スプーン試してみてください。あ、食洗機で洗ってはダメですよ!
最後にひとこと
他のサイズのも欲しくなってしまいました。木製っていいな。