点滴をしてもトイレをもよおさない私は水分不足だからお水を意識的に飲みなさいとかかりつけ医に言われています。それ以来、毎朝お白湯を飲むようになりました。ドリップケトルで沸かしているものの、もっと美味しくならないかな?と思い、気になっていた土瓶を買いました。
美味しいお白湯を飲みたい
朝にお白湯を飲むのはとても良いそうです。寝起きは体が乾燥しているし、胃腸に暖かいお湯が流れ込むと体が温まって尚良く、健康促進になります。
そんなわけで、お医者さんに言われたことをきっかけに私も「お白湯」を飲むようになっています。今までは、普通のステンレスのやかんでわかしたお湯でした。最近まではその後に紅茶かコーヒーを飲むために「ドリップケトル」で沸かしていました。
ちなみにコーヒーを飲む人は絶対ドリップケトル買った方がいいことを訴えておきます。詳しくは個別記事「HARIOの日本製ドリップケトルで淹れたコーヒーは格別な美味しさ」をどうぞ。
おすすめはゴシゴシ擦っても傷が目立たないHARIOのドリップケトルです。
毎朝飲むお白湯ですが何せ味がない。それゆえに味や臭いに敏感になります。我が家では水道水をそのまま沸かすと気になる臭いがあったので、スーパーで汲んできたミネラルウォーターを沸かして飲んでいました。このお水で沸かしたお湯やお茶は、嫌な臭いもなく美味しいからです。
しかし武漢ウイルス、いわゆる新型コロナウイルスの流行により、買い物もままならなくなり、ましてや不特定多数の人が触れるミネラルウォーターを汲む機械はちょっとリスクがあると感じて利用しなくなりました。
蛇口用浄水器が大活躍
そんな我が家で今大活躍しているのが、蛇口につけるタイプの簡易浄水器です。正直舐めてたのですが、嫌な臭いは消えたし、お茶を作っても美味しくなるという想像を超えた実力に今では3ヶ月に一回の取り替えをしっかり行っています。ちなみにこちらです。
詳しくは個別記事「お手軽浄水器で美味しいお水|ボンスター浄水蛇口プレミアム(日本製)」をどうぞ。使用前と使用後のフィルターの写真もあります。正直今までこんなに不純物を含んだお水を飲んでいたのかとショックでした。
この浄水器をつけて出したお水は本当に嫌な臭いが消えました。しかし交換時期を超えるとダメです。お白湯を飲むとはっきりと嫌な臭いがし始めるからです。それほどの効果があると判る代物です。地元の薬局で600円弱で買ったこのアイテムがこれほどの優秀さだとは思わず、今では無い生活は考えられません。
というわけで、毎朝飲むお白湯のためにそれなりに工夫をしてきました。しかし人間の欲というのは止まらず、「土瓶」で沸かしたお湯は美味しいらしいと聞いてから試したいと思うようになり、土瓶を探しました。
すると結構な種類があり、迷いましたが、最終的に常滑焼の土瓶を選びました。選んだ理由は、汚れの目立たない黒で、大きすぎず小さすぎない1400mlサイズのものがあったからです。今のところトラブル?もなく、良い選択だったと今は思っています。というわけで、ご紹介。
常滑焼の土瓶1400ml 黒 直火用
心待ちにしていた土瓶はシンプルな段ボールケースで届きました。印刷は何もない。こういうの好きですわ〜。
開けたらまず蓋が見えました。
さらに開けると本体。
取り出しました。本体、蓋、取手。ちなみにサイズはW21cm、D15cm、H20cmで、容量は1400mlです。あ、この土瓶はIHは対応してません。
取手。両端を本体に通して折り曲げられるようになっています。
蓋。なんか黒さに艶があって渋い。
蓋の裏。縁が白い。黒じゃだめなのかな。
本体。
本体の底。やっぱ淵は白いのね。
本体を真上から。
説明書。しかしこれを読んで「目止め」という言葉に「なにそれ?」と固まりました。
目止めをする
というわけでここからは初めて聞いた「目止め」について。土鍋などいわゆる土器はこの「目止め」をすることで汚れをつきにくくしたり、漏れを止めることができるそうです。し、知らなかった。
でも母には「前に土鍋買った時にお米炊いたでしょ?それだよ」とさらっと言われました。「これは目止め」だよとは言ってくれなかったじゃん・・・。しかもかなり昔だし。でもまあ今回の経験で絶対に忘れないでしょう。
さて、準備するものは、目止めしたいもの、今回は土瓶が入るサイズの大きな鍋です。これ、かなり焦りました。というのも1400ml入るサイズですから、そこそこ大きいからです。
こんなものが入る鍋あるのかな?と思いつつ、戸棚を開けてじっと見てみると、ちょうど良い人がいました。それはパスタポットです。
正直なところ、このパスタポットは捨てられそうになっていました。というのも、最近は大きなフライパンでパスタを茹でる楽さに使わなくなっていたのです。でも今回再登板。置いててよかったです。
というわけで、パスタポットの中に土瓶を入れました。見事にすっぽり。
続いてお米の研ぎ汁を投入。
しっかり浸かるまで入れて、弱火で30分ほど煮ました。
作業は夜にやったので、火を消したあとそのまま自然冷却させました。朝、なんかかす?が浮いてました。
そして取り出した土瓶をしっかり洗って、またしても自然乾燥。結局1日放置し、乾燥仕切ったところで取手を装着!これで使えるようになりました!
使ってみた感想
使い始めるまでに想像以上に手間のかかった土瓶。しかしその手間の分だけ美味しいお白湯が飲めるだろう!と思いきや・・・それほど大きな違いは判りませんでした。今までのやかんより若干丸い味になったかな?と思ったくらいです。
でもネット口コミでは「甘くなった!」というものあるので期待したのですが、私にはそこまで甘いとは感じられなかったのです。うーん。時間が短いのかなあ?
でもこれはきっと私の馬鹿舌のせいだったり、美味しい水にしてくれる蛇口用浄水器のおかげなのでしょう。もともと美味しいお水であれば、沸かすものはサビだらけの鉄瓶などでない限りは特に大きな違いはないのだろう・・・と思いたい。
でも、私の飲んでいる杜仲茶はとっても美味しくなりました。なのでお茶やお薬を煎じる人には良いと思います。
メリット
土瓶にはメリットとデメリットがあるなと思ったので、まずはメリットから。
正直なところ、使うことの「満足感」が一番のメリットではないでしょうか。朝余裕を持って起きて、じっくりと沸かした白湯を作って飲む。一日の始まりに心を整えられます。
そして続いて感じたメリットは、先述した通りお茶が美味しくなった点です。中性脂肪が気になる私は杜仲茶を飲むのですが土瓶で煎じると美味しいです。これだけははっきり判りました。
今まで普通のステンレスのやかんで煎じていましたが、断然土瓶が美味しい。朝に白湯をつくり、その後はその日に飲む杜仲茶を作るのが私のルーティーンになっています。
あと今回買った土瓶は蓋の部分が大きく、中を洗いやすい。これ、個人的にかなりヒットでした。
デメリット
見た目も素敵で使うたびに満足感をくれる土瓶ですが、デメリットもあると思いました。それはやはり「割れないように気を付けなくてはいけない」点や、火が強すぎると思い切り吹きこぼれてしまう点です。
土瓶を使ってお湯を沸かすときは、なみなみとお水を入れず、火の大きさは土瓶の底内に収まる強さにすると吹きこぼれはありません。最初は知らずにお水を入れて沸かしたために、コンロ周りがびちゃびちゃになって酷い目にあいました。
ちょっとデリケートな土瓶。なのでガサツな私には不向きなアイテムだったなと思っています。とはいえ、土瓶で煎れたお茶は美味しいし、朝もやかんで沸かした白湯より「健康に良さそう」感が増すので満足しています。
最後にひとこと
毎朝土瓶で作った白湯を飲み続けられる心の余裕をもって生きていきたいですね。