何年前に買ったか不明な無印のお風呂用の椅子がかなり汚れて擦り洗いしても白くならなくなりました。そこでお風呂の椅子や洗面器を買い替えたら、お風呂の椅子の高さの重要性を感じました。絶対高めの方がいい。というわけで、新しく買った株式会社リッチェルのアライス抗菌バスチェア、手桶、洗面器の感想です。
銭湯の椅子に感動
正直なところ、お風呂の椅子の高さについて真剣に考えたことはありませんでした。しかし気分転換にと近くにある銭湯に行ってみたところ、そこにあった風呂椅子の座りやすさに感動しました。
メジャーを持って入ってませんから、どれくらいの高さなのかは覚えていません。ただ間違いなく自宅の風呂椅子よりははるかに高さのあるもので、まず座った時に「えっ高!!」となりました。しかしその後、顔を洗う時や立ち上がる時の楽さに驚愕。いや本当に驚愕したのです。
自宅の場合、かなり前屈みになっていました。しかし温泉施設の椅子では膝の上においた洗面器のお水をすくいやすく、顔を洗うことも楽々だったのです。そして更に感動したのは、体を洗い終えて温泉に移動しようと立ち上がった時、「よいしょっ」がなかったのです。すっと立てました。椅子の高さでこれほどの違いがあるとは思っていなかったので本当に驚きました。
それからは自宅でお風呂に入るたびに「低い。低かったんだなあ」と思い続け、新しい高さのある椅子に買い替えたいと思うようになりました。しかし調べてみると、当然ながら椅子の高さは身長によって適切な高さがありました。
適切な高さは?
わざわざまた銭湯に行って測るのも面倒なので、とりあえず一番高さのあるものでいいかな〜と思ったものの、調べてみると適切な高さはその人の身長によるという説明がある上に、40cmという高さもあってさすがに衝動的に買うのをやめました。
まず我が家の住民は、175cm、160cm、150cmなのです。さすがに一番小さな母は高齢ですし、いきなり高さを変えて使いにくくなっては困りますので・・・。
しかし風呂椅子の高さを決めるのはどんなふうに使うかも加味しなくてはなりません。例えば、洗面器を床に置くのか?それともカウンターに置くのか?と言ったことです。というわけで簡単な表を作りました。
身長 | 座面高さ |
小さな子供、あるいは洗面器を床置きする人向け | 20cm |
一般的な高さ 洗面器の床置きもカウンター置きでも対応可能 | 25cm |
洗面器をカウンターに置くのに最適な高さ | 30cm |
高齢者、立ち上がりやすい高さ | 35cm〜 |
我が家はカウンターがなく、洗面器は床置きするか膝上で使っていました。で、使っていた風呂椅子の高さはスタンダードな25cmでした。なので買うのは30cm以上です。
そこで家族会議を開き、風呂椅子高さ検討を開始。父は当然35cmでいいじゃんと主張。私も同調しましたが、「私は小さいからいきなり高い椅子はちょっと。」と母が不安を漏らしました。その結果、いきなり高さをあげるのは確かに危険かもしれないと相談しなおし、5cmアップの30cmに決定。
というわけで、今回、30cm高さの風呂椅子を購入することに決定しました。
アライス抗菌風呂椅子、洗面器、手桶セット(日本製)
どうせ買うなら、洗面器も手桶もと奮発しました。というのも我が家には手桶がなく、少々不便でした。無いのが当たり前で育っていたのですが、銭湯においてある手桶を使ってからはその使いやすさからうちにも欲しいと思っていたのです。
だいたい洗面器でお湯をすくうと重いし、洗面器は泡だらけになりますから常にシャワーで洗い流さないとお湯をすくえない。手間だなと。というわけで、お風呂グッズの総交換に至りました。
選んだのはリッチェルという会社の作っているアライスというシリーズ。特徴は抗菌加工されていることやシンプルで丸みのあるデザインです。
大きな段ボールで届きました。そりゃそうだ。開けるとまず椅子がどーん。その下に手桶と洗面器が隠れています。
椅子は中央に穴の空いていないものにしました。これは洗いやすそうだと思ったからです。椅子の上に落ちたお水は後ろのくぼみに流れ落ちるようになっています。
椅子の裏。この足だと浴槽に引っ掛けておけるので乾かしやすいのも良い。
本体裏にはちゃんと「MADE IN JAPAN」の文字がありました。
つづいて憧れの(?)手桶。持ちやすかったです。そしてフック用の穴。これもよき。
こちらも底に「MADE IN JAPAN」
そして最後に洗面器。淵にカーブがあって、伏せた時に隙間ができます。その隙間のおかげで乾燥しやすい。そしてフックに引っ掛けられる穴があるので直置きが嫌な人は引っ掛けておくこともできます。
底に「MADE IN JAPAN」の文字。
古い椅子と比べてみました。数字上では5cmですが、結構な高さの違いがあります。
使ってみた感想
たった5cmの違いでこれほど変わるとは正直思っていなかったと父も母も絶賛しています。私は銭湯で経験済みだったので「でしょでしょ?」と鼻高でした。
特に父は一番身長高いので立ち上がりやすくなったと大喜びしています。母も「これなら35cmでもよかったかもしれないね」とのこと。この椅子が傷んだら35cmですね。
しかしお風呂の椅子って重要です。だって毎日入って使うんですから、その高さをもっと真剣に考えるべきだと心の底から思いました。というわけで、みなさんも買い換える予定があれば、是非高さのあるものを試してみてください。楽になる可能性大です。
注意点
新しく高さのある椅子に変えた結果、我が家では一つだけ改善する必要があると思ったことがありました。それはシャンプー直置きが使いにくくなったことです。洗面器は膝上におけばいいですが、シャンプーは床に置いてプッシュするので使いにくくなってしまいました。カウンターがあればちょうど良かったのでしょうね。これは今後の課題です。さてさてどうしたものかな〜。
最後にひとこと
シャンプーとトリートメントを吊るして使うとか、何かいい方法ないかな?調べなくては。