高齢の母のために電動ベッドを買おうと探してみたところ、日本製で、背中だけ、足だけと2つ別に動く。2モータータイプの電動ベッドがあったので購入しました。すっかり気に入ってくれました。感想です。
電動ベッドはもっと使われていい
若い時は「電動ベッド」といえば「介護」の印象しかありませんでした。デザイン的にもそういうものしかなかったと思います。しかし今は一見して電動ベッドだとわからない高級感のあるデザインのものや折り畳めるものなど色々なタイプが売られています。
しかし今回試しに寝かせてもらったら、若い人でも電動ベッドを使うのはありだと思うようになりました。というか私が自分の部屋のベッドを変えたいとまで思うようになっています。
というのも、昨今、テレビをみることが減って、タブレットで動画や映画を見たり、読書もタブレットが多い有様です。特にアマゾンのアンリミテッドに加入してからは読みたいと思っていたものが読めるようになっているとダウンロードして読むため、以前よりも読書量が増えました。詳しくは個別記事「本や雑誌を読み倒す|アマゾンキンドルアンリミテッドの上手な活用法」を参考にどうぞ。
しかしタブレットを持ちながら読むのは手が疲れたり、姿勢が悪くなることもしばしばあります。そこで試しにと電動ベッドで半身を起こしてタブレット用のアームをセットしたらまあ楽なこと!今までは大きなクッションを背中に挟んだり、大きな抱き枕を背もたれにしたりと四苦八苦していたのでとても快適になりました。
ちなみに大きな抱き枕はこちら。
身体を思い切り預けてテレビで海外ドラマを見るのが私の至福の時間となっています。しかしそれでも同じ姿勢だと辛い。そこで身体を完全に預けてゆったりとした姿勢で見られるようになるという大きな抱き枕を買いました。詳しくは個別記事「丸洗い出来る抱き枕|fossflakesコンフォートUピロー(デンマーク製)」を参考にどうぞ。
話はそれますが、最近のテレビ放送には色々と不満があります。それは音量です。CMになるとものすごく大きな音になるのに、本編は聞こえない。よってタブレットの方がいいとなり、放送されたものであればTverでの見逃しを見ることが増えました。
で、話が戻ります。電動ベッドでいい感じの角度に調整してタブレットもタブレットアームにつけたらまあ楽なこと・・・!
なのでもしベッドを買おうと思っている人に声を出していいたいです。「電動ベッド」試すの悪くないですよと。
電動ベッドを買う前に
電動ベッドは機能も色々あり、その差が価格に反映されています。もちろんそこそこの値段でいいなら安価なシンプル機能のもので良いですが、将来の介護を見据えているのなら少し奮発して多機能タイプにするのもありでしょう。
ではまずどんな機能があるか簡単に挙げていきます。ざっとこんな感じです。
- 1モーター(背中だけあげられる)
- 1モーター(背中と足が連動して上がる)
- 2モーター(背中と足が別々にあげられる)
- 3モーター(背中、足、首の三箇所が別々にあげられる)
- 3モーターに加え、高さも調整できる(ベッドからの落下防止に)
- 3モーター、高さ調節に加え、寝返りの動きも加わっているタイプ
一番最後の寝返りまでさせてくれるタイプは完全に介護仕様なので、どの程度使うことになるかによって購入を検討するかレンタルするか判断すると良いと思います(介護認定による保険適用あり)
夜中に寝返りをさせてあげないといけない作業はとても大変で、自宅で介護をしている人には必須ではないかと思います。詳しくはフランスベッドの「介護支援ベッド」の動画をどうぞ。2時間ごとの寝返りの設定ができたりしますから、これは本当に画期的な介護ベッドです。
どの電動ベッドを選ぶか?
母の場合は「背中だけあげたい」「足だけあげたい」という明確な希望があったので必然的に2モーターを選びました。
そういうものがなければ、1モータータイプの電動ベッドで良いと思います。しかし大抵背中と足が同時に動きます。「足は動かしたくない」なら2モーターを選ぶことになるでしょう。
とはいえ、お安い電動ベッドの見た目は正直かっこよくはありません。なのでおしゃれな部屋の住人さんは「これはやだ」ってなるかもしれません。機能をとるか見た目をとるか、最終的には眠る人の好みですね。
マットレスの寝心地
機能を取って電動ベッドを選んだときに気にすべき点があります。それはマットレスの質、寝心地です。こればかりは人によるので寝てみて気に入らない場合は自分の体に合っているマットレスを上に敷くなどの対策が必要になるかもしれません。
というのも、私も母もエアウィーヴで寝るようになって腰痛などの身体の痛みから解放されています。詳しくは個別記事「エアウィーヴで起床時の腰痛改善|高反発マットレスは寝返りを楽にする」を参考にどうぞ。
もう何年もこれを使っているため、身体がこれにすっかり慣れていました。しかし他のマットレスでも大丈夫だろうと母が新しい電動ベッドでそのまま眠っていましたが、数日後「身体痛い」と言い出したため、今は電動ベッドにエアウィーヴを乗せて眠るようになりました。それからは「痛い」と言い出すこともなくなり、快適なようです。
なので腰痛などの持病がある人は使っているマットレスを乗せましょう。もちろん、電動ベッドに乗るサイズであれば良いのですが。
Atex(アテックス)収納式プレミアム電動ベッド AX-BE736(日本製)
というわけで来た時の写真を撮りたかったのですが、配達設置サービスを申し込んでおり、私がいない時に到着したので開封後の写真しかありません(日時設定ができない)でも設置した時の写真を撮っておいてと頼んでおいたものがあるのでそれをどうぞ。折り畳まれている状態のものは撮ってくれてません。それも撮っておいて欲しかった・・・。
このベッドを購入した時は「開梱設置サービス」がついてました(今は違うかもしれません)組み立てるのって結構面倒なんですよね。でも帰ってきたらもう完成していてとてもよかった。
本体サイズですが縦が205cm、幅は105cm、高さは59cmです。日本製。
まだ保護シールをはがされてませんがリモコン。背中だけ、足だけ、「あがる」「さがる」という表記に絵もついており、お年寄りでもわかりやすい。
サイドにはリモコンや小物を入れておける袋があります。反対側にもあるのでご安心を。母はヘアゴムとかをよく入れていますね。あとペン類やテレビのリモコン。
まず背中だけ限界まであげてみました。無段階であがります。まあここまであげることはないですね。
続いて足。足は少しだけです。
マットレスですが、このマットレスだけ外せるようになっているので汚したらまるごと交換もできます。そしてご覧の通りメッシュになっており、カバーを外して洗えます。なかなか良さげなマットレスでこのまま眠ることもできるでしょう。人によりますね。これは。
母には合わなかったので愛用していたエアウィーヴをのせたところ。ギリギリ入りました。ベッドもちゃんと動きます。
ちょっと思ったのですが、エアウィーヴを介護用ベッドに使いたい人っていると思うので、ほんの少しだけ小さいエアウィーヴを販売してくれたら結構売れるんじゃないかしら。というか、私のベッドもはみ出してるのがちょっと気になってて。一般的なベッドマットレスにぴったりサイズを作ってくれたらいいのに。
使ってみた感想
これは母の感想ですが、「もっと早くに買ってよかった。〇〇ちゃんも買ったら?」とまで言われました。確かにテレビを見る時とても楽そうですし、なによりちょっと腰が痛くて起きづらい時、背中を起こしてくれるので私の力なしで起き上がれるのが良いです。
ただやはりデザイン的にはちょっとな感じです。しかも上に無理やりエアウィーヴを乗せているため、シーツ交換がちょっとやりにくいです。とはいえ、エアウィーヴじゃないと体が痛いから嫌という母の要望なのでこれで行きます。
もし電動ベッドを買うならこれは超おすすめです。同じもの。
1モーターで一番よく売れているだろう電動ベッド。日本製ではないですが、お安い。
買ってから後になって気がついたのですが、デザインがよくて、しかもマットレスを乗せるだけでも使える電動ベッドがありました。サイズもSS、S、SD、Wがありました。まさかセミシングルまであるとは驚きです。しかも足の付け替えで高さも調整できるようになっていました。本体だけで買いたい人にはこれが良さそう。(マットレスつきもありました)
ただしドイツ規格の中国工場製造品です。
最後にひとこと
電動ベッドがこれほど楽だとは思いませんでした。やはり・・・欲しいな。