新年早々に不愉快極まりないニュース、情報が流れていました。それは日本の大手スーパーイオンで、日本から不当に奪ったイチゴの品種「レッドパール」や他の日本のいちご品種を掛け合わせて作った「雪香(ソリャン/ソルヒャン)」が店頭で売られていたことです。ことの経緯を知っていれば日本国内で売るなんてできないと思うのですが、平気で売っています。憤りが止まらないので個別記事として取り上げておきます。
イオンが日本が韓国から盗まれたいちごを販売
イオンには行かない主義の私が知ったきっかけはツイッターでの投稿でした。当該記事ではネットでの反応を中心に取り上げられています。ソースはこちら。
イオン、複数の店舗で日本のいちご品種同士をかけ合わせて作った韓国産いちご『雪香』を販売
イオンや他のスーパー行ったけど
— 杜子春☆時をかける永遠のピーターパン♪(・ω・)ノ誤字脱字あり (@toshisyun7) December 25, 2018
半額和牛なかったぞ
しかしイオンは酷い
この苺 雪香
品種は日本のいちご品種同士をかけ合わせて作ったもの
「日本産いちご × 日本産いちご = 韓国産いちご」
新品種になるので
ロイヤリティは払っていないhttps://t.co/8AFbpuFsSO pic.twitter.com/yPJI81lV1n帯広のイオンでも韓国産いちごの“雪香”が売られていた。あの“雪香”である。イオンは日本人と日本のいちご農家を馬鹿にしたいらしい。 pic.twitter.com/wqBQNnaoxp
— 小野寺まさる (@onoderamasaru) January 2, 2019Share News Japan:2019-01-02より
https://snjpn.net/archives/88003
多くの農産物を販売している大手のスーパーでありながら、日本のいちご農家をないがしろにした苺泥棒の事件を知らなかったとは言わせません。
韓国が日本から盗んだいちごで大儲け
韓国が日本から盗んだいちごの件は、2018年に現代ビジネスで「苺事件」として詳しく触れられています。ソースはこちら。
韓国に二百億円が奪われた?「苺事件」に見る知財戦争の過酷な現実
韓国に「盗まれた?」日本のイチゴ
4か月前のことながら、だいぶ昔のことのようにすら思える、平昌オリンピックでのカーリング女子日本代表の銀メダル獲得。
選手たちの「そだねー」という言葉や、“もぐもぐタイム”ならぬハーフタイムの栄養補給の姿をはじめ、なにかと微笑ましい話題に尽きなかった闘いの背後に、もうひとつの熾烈な戦いがメディアでは盛んに報じられていた。ハーフタイムにLS北見の選手達がおいしそうに頬張っていた、真っ赤なイチゴを巡る韓国イチゴ問題だ。
斎藤健農林水産大臣までもがこんなコメントを繰り出し、ことは次第に大事になっていった。
「選手の1人の方が韓国のイチゴはおいしいと発言されて、随分それがキャリーされたわけではありますけど、日本の農林水産大臣といたしましては、女子カーリングの選手の皆様には、日本のおいしいイチゴをぜひ食べていただきたいなというふうに思います」
日本の選手達が食べていた韓国のイチゴの品種は不明だが、韓国で最も栽培されているイチゴ品種は、「雪香(ソルヒャン)」という名で呼ばれる、品種改良によって韓国で誕生したイチゴだ。ところが、この「雪香(ソルヒャン)」は、日本のイチゴ種、「章姫」と「レッドパール」を掛け合わせて生まれた品種であることから、話はややこしくなってくる。
後略
現代ビジネス:2018/7/2 正林 真之氏
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56094
韓国で苺を食べて美味しいと言っている姿を見たとき、私はとても苦々しく感じていました。
韓国人に盗まれた愛媛県のいちご農家西田朝美氏の「レッドパール」
「苺事件」とは、日本生まれのいちごの品種「レッドパール」盗難事件です。この事件は、よく言えば「日本人の人の良さ」のせい、悪く言えば「日本人の油断」「韓国人を信頼したこと」により起こりました。今後のために、このいちごの品種盗難事件について詳しく振り返ります。
韓国で無断栽培され品種改良の基にされた日本の苺
現在の韓国で生産され、海外へも輸出されているいちごの品種「雪香(ソリャン/ソルヒャン)」や「梅香(メヒャン)」などは、日本のいちご「とちおとめ」「レッドパール」「章姫(あきひめ)」などの日本生まれのブランドいちごを基に生まれています。
そのきっかけは、愛媛県のいちご農家経営者西田朝美氏がいちごの苗を条件付きとは言え、譲ってしまったことです。
ある日、韓国の農業研究者金重吉(キム・チュンギル)が西田氏のもとに現れて、「レッドパールの苗を譲ってほしい」と懇願したのです。
開発に6年も掛かった苗ですから、当然、西田氏も拒否しました。しかし韓国人のキム・チュンギルは引き下がらず、西田氏は「5年間だけ有償で苗を譲る、更に契約者以外に苗を譲渡しないこと」を条件に、レッドパールの苗を渡してしまったのです。これが大きな間違いでした。
約束を守らない韓国人へ渡してしまう痛恨のミス
現在大騒ぎになっている「徴用工問題」でも露呈していますが、韓国人は約束を守りません。自衛隊機へのレーダー照射の件すら、証拠があるのに認めず、謝りもしません。
当然、西田氏との約束は無視され、韓国内でレッドパールが無断で生産され、西田氏にもロイヤリティが入ることはありませんでした。
UPOV(ユポフ)条約に未加盟だった韓国
韓国人に苗を渡したことも原因ですが、韓国がユポフ条約に加盟していなかったことも、深刻な権利侵害になってしまった原因のひとつです。
ユポフ条約を締結している国が相手ならば、条約に則って、盗んだ相手にロイヤリティの支払いを請求できます。しかし韓国はユポフに未加盟でロイヤリティの支払い義務がありません。ただ、韓国のやり方があまりに汚すぎたので、日本政府は抗議し、韓国も2002年1月7日にユポフ条約に加盟することになったため、加盟後はロイヤリティを支払う予定でした。
ロイヤリティを支払いたくない韓国が別品種を作る暴挙に
日本が韓国に求めた金額は30億ウォン(2008年当時3億4000万円)でしたが、韓国は高すぎると支払い拒否します。そして、今後も払わないために、あろうことか、日本のブランドいちごを基に「雪香(ソルヒャン)」などの新品種を生産しはじめたのです。
新品種は日本のブランドいちごを掛け合わせたもので、保護の対象になりません。しかも、当時は「いちご」自体を保護の対象にしておらず、韓国は端から支払う気がなかったと思われます。これは日本政府側の見落としだったのではないでしょうか。
失意の中、西田氏死去
韓国ともめている間に、西田氏の「レッドパール」の権利も2008年11月に消失し、ロイヤリティも受け取れないまま、西田氏は2015年に亡くなりました。
この件がフジテレビで取り上げられていました。その中で西田氏は「自分がうかつだった」と漏らしています。画像付きで詳しく紹介しているブログがあるのでそちらをどうぞ。
テレビにはだまされないぞぅ 農業技術泥棒・韓国「”レッドパール”など日本のイチゴ」不法栽培の取材 【ニュースJAPAN】2013年6月11日
レッドパールの権利を踏みにじられた頃の日本では、韓国という国には関心すらなく、近くて遠い国だったと思われます。私ですら、韓国の正体に気がついたのは2002年の日韓共催W杯以降ですから、西田氏が気づける筈もなかったでしょう。
このように、韓国のいちごには西田氏の無念が含まれているのです。しかし韓国では日本との権利戦争で打ち勝った英雄的ないちごだといわれているそうで、強い憤りを感じます。
日本では売れない韓国産いちご
権利侵害され無断栽培された日本のDNAを保ついちごは韓国から逆輸入される事態に陥りました。しかし、wikipediaによると韓国から輸入されたいちごは日本では年々売り上げを落とし、2016年には1%ほどしか売れなかったとあります。
日本製イチゴ新品種の無断栽培問題
2008年現在、韓国でのイチゴ生産の多くは、日本で開発されたレッドパール、章姫などといった品種である[25]。これらの品種は植物新品種保護国際同盟 (UPOV) により知的財産の概念が導入されており、栽培を行う際には品種を開発した者に対して栽培料を支払うこととなっている。しかし韓国の生産者は日本に対する栽培料の支払いを行わず、知的財産を侵害した上で日本に逆輸入させた[26]。いずれも韓国の一部の生産者に許諾が与えられたものが、無断で増殖されたものである[26]。日本政府のロイヤリティー問題に対する強い姿勢もあり、2006年の日本の韓国産イチゴの輸入量は2001年に比較して12%まで減少した[25]。その後、事件の余波もあり2016年現在は1%程度にまで落ちている。
wiki:日本製イチゴ新品種の無断栽培問題
ただでさえ韓国産の農産物を信用していない日本人が多いのですから、いちごの苗が盗まれて、日本の農家が酷い目にあったことを知れば、買う日本人はまずいないでしょう。少なくとも日本においては利益は出せなかったことは救いでしょうか。
それでもイオンは売る選択をした
ある意味「曰く付きの苺」をイオンは販売し始めました。もう忘れているから売れるだろうということでしょうか。それはそれでいいでしょう。商売とはそういうものです。
とはいえ私はそんなイオンという企業に対して嫌悪感しかありません。経緯を知れば、ほぼ間違いなく不愉快に感じる商品でも平気で扱う無神経な会社だと思うだけです。
農薬まみれの韓国産いちご
韓国産いちごをイオンが売るのも、その韓国産いちごを買うのも消費者の自由です。売る権利も買う権利もありますから、どうこう言いません。しかし一言だけ。韓国産のいちごはお世辞にも安全とはいえないものです。ソースをどうぞ。
台湾コストコで、新品洗濯機にカビ
新品洗濯機にカビ、イチゴも残留農薬……台湾コストコで不祥事が続発! 日本は大丈夫?前略
「三立新聞網」(2月13日付)などによると、韓国から輸入した312kgのイチゴから、基準値の8倍の農薬が検出された。衛生福利部食品薬物管理署の発表により明らかになったもので、クロルフェナピル0.09ppm、ピリベンカルブ0.06ppmが検出された。
韓国産イチゴからは、基準値を超える農薬が検出された
幸いにも店頭に並ぶ前に発覚したため、消費者の口に入ることはなかったが、毎回全量検査をしているはずはないので、過去にすでに基準値を超過したイチゴが販売された可能性もある。
こうした相次ぐ不祥事に、ネットでは「コストコは台湾化が進んでいる」と指摘が上がっている。販売されている商品がどんどん陳腐化し、他のスーパーで並んでいる商品との違いがなくなり、価格差も縮まっているというのだ。
日本のコストコでは、こうした不祥事が起きないことを願いたい。
TOCANA:2018.03.12(文:中山介石氏)
https://tocana.jp/2018/03/post_16277_entry.html
どんなに安くても、私は食べたくない。
韓国人によるいちご盗難で学ぶべきこと
詳しい事情を知るまでは私も「どうして韓国人なんかを信用したの」と強く思っていました。
結果的に高い授業料を払うことになりましたが、学べたこともあります。それは「韓国」という国には「契約を守る」という概念は無く、守らないための画策までもするような国であるということです。
今後は、このような国とは権利関係の契約を締結しない。それに尽きるのではないでしょうか。約束を守らないとわかっている国とする約束は無意味で、時間の無駄です。
種苗法改正で韓国に反撃へ(2020/2/23追記)
盗まれっぱなしの日本の農作物の権利を保護するために、種苗法の改正案が提出されます。権利者の許可を得ずに植えた場合は、罰金、懲役10年以下となる予定です。詳しくは個別記事をどうぞ。
最後にひとこと
相手を信用していちごの苗を譲った西田氏の無念は想像もつきません。本当にお気の毒です。だから私は韓国産のいちごは絶対食べたくありませんし、人にもすすめない。そしてそんな韓国産いちごを扱うイオンを今までと同様にこれからも利用しません。