母が履いていてずっと気になっていたサンダルがあります。それは「ビルケンシュトック」のサンダルです。でも正直「可愛い」と思ったことが無くて買いませんでした。しかし店頭で見つけたサンダルを初めて「あらこれ好き」ってのがあったので買いました。ご紹介します。
BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)とは
「ビルケンシュトック」はドイツのシューズメーカーで、日本でもここのサンダルを履いている人をよく見かけます。しかし詳しく知らないので少し調べました。
創業は1774年
創業はなんと1774年。もう2世紀経っている老舗です。現在、ドイツの靴産業で最多の雇用人数を誇る会社で、知らない人は居ない大手でした。
社名の由来
メーカー名は、ずばり靴職人の名前Johann Adam Birkenstockから取られた物で、ドイツの教会に保管されていた公文書に「臣民の靴職人」としてその名前が記載されているそうです。
1896年からインソールを発売
俄には信じ難いような気がするのですが、1800年代には「インソール」を作って販売していたそうです。ドイツの方は足の健康やフィット感に大きなこだわりを持っていたのでしょうね。
専門書「Fussorthopadie System Birkenstock」発行
1800年代からこだわりを持って靴を生産していたビルケンシュトックはかなり大きな会社に成長していました。しかもそれを自分たちだけのものにせず、専門書を発行することでより健康的な靴を作ることを世間に訴えていたようです。
55の挿絵が使われた全112ページでCarl Birkenstockは“自然が求める歩行(いわゆる足跡システム)”および健全な靴に関する彼の考えを述べる。 当時この本は、足の整形外科学に関するベストセラーだった。
世界90カ国で販売
健全で美しい足を追求する思想で成長しつづけたビルケンシュトックは、今では世界中で売られています。良い物を作りたいという思いは世界に通じるんですね。
ビルケンシュトックについてもっと詳しく知りたい方はHPへ
BIRKENSTOCKのサンダルデビュー
というわけで店頭で「あらこれいいね」と初めて買ったビルケンシュトックのサンダルです。まだ箱の中。
出しました。サイズは24です。大きいと思ったのですが、店員さんが言うには、履いた時に指先に1cm以上余裕が無いと指が出てしまって怪我をすることがあるのでこれくらいが良いとのこと。
何が気に入ったって、白地にヘビ柄の銀色ラメ。単純な白だけだとつまらないですがこれだと存在感があります。なので気に入ったのです。そうそうこのシリーズはKUMBA(クンバ)ってヤツみたいです。色は黒もありましたよ。黒を選ばなかったのはどうせ履くのは夏だけだし涼しげなのが良いと思ったからです。
履いたらこんな感じ。
履いた感想
店頭で履いた時に驚いたのですが、ビルケンシュトックのサンダルは薄い私の足でもぴったりでした。というか、欧米の人は足が薄いので合っているのだと思います。
以前紹介した本でも触れましたが、若い日本女性の足は生活環境の変化から細身になっており、市場によくあるEEやEEEなどのサイズが合わない人の方が圧倒的多数に変化しているそうです(和装歴の長かった高齢者の足にはぴったり)
昔、靴屋さんであなたはフェラガモとか外国メーカーの靴を探した方がいいと言われたのはそのせいだったと今は理解できます。しかし当時の私は「高くて買えないよ」と思い、実際外国メーカーの靴を買った事がありませんでした。でも今回、ドイツメーカーのサンダルを履いてみたら似たようなデザインの日本メーカーのものよりぴったりだったので嬉しかったです。
幸いなことにビルケンシュトックのサンダルは1万円〜2万円程度の価格で、私の財布にも優しい。しかもサンダルの修理にも対応しているそうで、壊れたら持って来て下さいと言われました。非常に好印象です。買って良かった。
ただまだサンダルが固いです。店員さん曰く「履く事でその体温でだんだんと柔らかく自分の足に合うようになっていく」とのことで、まだ新しいこのサンダルは他人状態です。くり返し履いて、早く自分の靴にしたいものです。
あと1つ不満があります。それはベルトを閉めるのが面倒な事です。マジックテープかボタンとかなら簡単なのにな〜と。これだけが不満です。次に買うことがあればそういうのがあるのか探してみよう。
最後にひとこと
初めての外国メーカーの靴がビルケンシュトックになりました。これを機会に「財布事情が許す価格(最重要)」のイタリアなどの靴も履いてみたいと思いました。