小学生の頃にはあった記憶のHARIOのコーヒーサーバーにヒビが入ってしまいました。原因は、というか犯人は私です。でも毎日飲むコーヒーサーバーは無いと困るので早々に注文しました。もちろんまたHARIO(ハリオ)です。
30年以上持ったHARIO(ハリオ)のコーヒーサーバー
私が小学生の頃には既にあった長年のお付き合いのコーヒーサーバーにヒビが入ってしまい、割とマジで凹んでいます。
ちょっと判りにくいですが、ヒビは注ぎ口のある上部左側です。洗い物をしている最中にどんぶり鉢を当ててしまいこのような姿に。更に割れてしまうと危険なので洗わないままで捨てる事に。あーもう。ショック・・・。
毎日使うコーヒーサーバーなので無いと困ります。残念ながら彼は次の危険ゴミの日に我が家を去ります。
直火のコーヒーサーバーは何処へ?
30年以上前の母の記憶なので当てに出来ないのですが、割れてしまったHARIO(ハリオ)のコーヒーサーバーは直火OKでした。(あくまでも母の記憶)
しかし今回同じようにHARIO(ハリオ)の直火OKのものを買おうとしたら扱っていませんでした。同じように探している方が質問していて、その回答に「当社には直火OKのコーヒーサーバーはございません。」とあったのです。
母にそれを伝えたら「えー昔はあったのに!」と嘆きのお言葉。実際私もこのコーヒーサーバーでハトムギ茶を沸かしたりするなどして使っていたのでがっかりしました。
で、調べてみると「ガラス製」のコーヒーサーバーは、PL法という法律が制定されたために「直火不可」となった経緯があるという情報が複数ありました。なるほど、消費者を守るためだったのですね。
製造物責任法(PL法)とは
PL法。聞いた事ありますし、知っています。でもさほど深く考えてこなかった法律だったので勉強しました。
製造物責任法(PL法)は、平成6年に施行された日本の法律です。その内容は、端的に言うと「消費者の保護」です。この法律が出来る前は、何らかの製品を使って損害(事故など)を被り、その保障を求めようにも、被害を受けた側に「過失が無かったかどうか」の立証責任があり、実質メーカーなどの製造業者への民事請求は出来ない状況でした。
その消費者に不利な状況を改め、製品の欠陥が発見された場合は、保障を受けられやすくしたのです。(欠陥と損害の因果関係は被害者に証明責任はありますが)
確かにこの法律が出来てからの取扱説明書は非常に長く、細かくなったことを覚えています。しかし何かあるたびに「製造者責任」を問われるのは困るでしょうし、無茶な使い方をする消費者もいるでしょうから仕方の無い流れでしょう。
耐熱ガラスでも直火不可の理由
素人感覚では、耐熱ガラスだから直火でも大丈夫な気がします。しかし不可です。
その理由は、耐熱ガラスに少しでもヒビなどがあった場合、ちょっとした衝撃で割れてしまうかもしれないからです。よってメーカーとしては「直火不可」と書くしかありません。致し方の無い事ですね。
しかし調べてみると自己責任で直火使いしている方は沢山いました。でももしも使用中に何らかの原因で割れたら、下手をすると大火傷します。なので「自己責任だから」なんて言わずに使っちゃダメです。
どうしても直火にしたいなら、他のメーカーですが「直火可」のコーヒーサーバーを使うのが良いでしょう。ただしこちらはガラスがドイツ製、組み立てはアメリカです。直火用としっかり記載されているのが頼もしい。
とはいえ、グラグラに熱せられた熱いコーヒーやお茶、お湯が飛び散り、それが手足に掛かったら間違いなく消えない傷になるでしょう。もしも子供がすぐ傍にいたら。考えるだけで恐ろしい。
なので直火は絶対にしないようにと訴えます。たとえ今までずっと大丈夫だったとはいえ、ただ幸運だっただけです。私も直火を止めるので、皆さんも止めましょう。それでも使うなら子供は近くに寄らせない、すぐに離れられるように足元に物を置いておかないようにしましょう。
HARIO(ハリオ)コーヒーサーバーVCS-03
購入した新しいHARIO(ハリオ)のコーヒーサーバーです。型番は「VCS-03」。容量は1000mlタイプです。「MADE IN JAPAN」の文字は箱にもあります。
新しいコーヒーサーバーは電子レンジで使えます。進歩ですね。これは嬉しい。と言ってもコーヒーの温め直しなんてほぼしませんが。
お手入れ方法は、柔らかいスポンジに中性洗剤を付けて優しく洗います。研磨剤付スポンジやスチールたわし、クレンザーはNGです。そうそう電子レンジで温める予定のある方は、電子レンジの中のサイズを考えて商品を選んで下さいね。大きさによっては中に入らないかも。
出しました。今まで使っていたものより高さがあります。説明書は中に。
中の説明書を取ろうと蓋を外したら、蓋の中にも「MEDE IN JAPAN」の文字発見。
説明書には電子レンジの温め時間や耐熱温度が部品別に記載されていました。ちなみに温める時間ですが、1000mlだと500Wで約9分、600Wで約7分半、700Wだと約6分半と記載されています(そんな量を温めることは無いと思うのですが)
ガラス本体は120度、取手と蓋は140度、ブッシング(本体をぐるっとはめられている首輪みたいなところ)は180度です。
本体には「電子レンジ用」「直火不可」としっかりあります。そしてこのコーヒーサーバーにはml単位のメモリもついており、計量カップとしても使えますね。これは便利かも。中にコーヒーが入っていたら使えませんが。
というわけで明日から使い始める予定です。
少し小さめ。
もっと小さめの450mlタイプ。
最後にひとこと
翌日、何の問題も無く使い始めました。コーヒーサーバーが変わったからといって、別に味が変わるわけではないので、大事に使っていこうと思います。
でもドリップポットでコーヒーを淹れるようになって劇的な味の変化を感じた経験から、次はHARIO(ハリオ)の円錐形のドリッパーを試してみたいなとも思っています。