長年使い続けているミルボンの「ディーセス」シリーズのシャンプーとトリートメントがもうすぐ無くなりそうです。しかし「ディーセス」は廃盤ブランドなので新規開拓することにしました。後継ブランドとされる「ディーセスノイドゥーエ」に乗り換えても良かったのですが、洗浄力が優しいという「ルベル」の商品を試してみました。
シャンプージプシー生活開始
愛用している「ミルボン」の「ディーセス」はもう何年使っているか判らないほどのシリーズです。
使い始めたきっかけは、長年通っていた美容院が閉店となり、数年の美容院ジプシーの後にようやく見つけたお気に入りのお店で使っていたことです。洗っている最中の香りを楽しめる割に、洗髪後は残らないことや一週間に一度使うというトリートメント剤で私の髪が驚くほどの変化を見せたからです。
その変化は、取引先の方に「ストレートパーマかけたの?」と聞かれるくらいでした。「ちょw元々ストレートなのにそれはどういうことw」と心の中で思いましたが、男性、しかも年配の男性に指摘されるほどだったと思い、当時大変嬉しかったです。
以降、全く浮気をせず、ミルボンのディーセス一筋です。しかし廃盤になるなら探さざるを得ません。というわけで、色んなものを使ってみる事にしました。シャンプージプシー生活開始です。
LebeL(ルベル)のシャンプー
当然「ミルボン」にしようと思ったのですが、他社製品にも素晴らしいものがあるかもしれません。なので美容室専売品ブランドとして有名な「LebeL(ルベル)」も試してみようと思いました。
試そうと思った理由
ずばり「頭皮に優しい」という口コミです。別に「ミルボン」が「頭皮に優しくない」と思った事は一度も無いのですが、最近何かとやり玉にあげられている「ラウリル硫酸NA」「ラウレス硫酸NA」を避けてみたいと思ったのです。
この二つの洗浄剤は泡立ちがよく非常に洗浄力が高い特性があります。それ故に必要なものも洗い流すため、乾燥肌や敏感肌の人が使うとトラブルの原因になることもあります。
ただ私は「ラウリル硫酸ナトリウム」や「ラウレス硫酸ナトリウム」がそれほど悪いと考えていません。ヘアスタイルをキープするためにオイルだのムースだのを使っていればそれを洗い落とす洗浄力が必要だからです。
ルベル イオ ホームケア
ミルボンにしてもルベルにしても数多くのラインナップがあります。そんな中から比較的手に取りやすい価格で口コミも多かった「LebeL IAU(ルベルイオ)」シリーズを試そうと店頭でお試しサイズを買いました。
買ってきてから知ったのですが、ルベルのイオはホームケアに特化しているシリーズでした。
こちらのサイトではオススメの組み合わせのわかるフローチャートが公開されています。
主成分の違う3タイプのクレンジングシャンプー
イオのシャンプーは3種類あり、それぞれに向いている頭皮タイプがあり、それぞれの肌に合わせて洗浄剤の主成分を変えられています。
ハチミツが主成分のトリートメントが2種
今まで主成分をチェックすることなく使っていたので、ハチミツが入っている事に気がついたのはお試しサイズを買ってきて写真を撮っている最中でした。しかしハチミツをトリートメントとして使っている人がいることは知っていますから、期待が高まりました。
イオのトリートメントは2種類あります。
どちらも主な保湿剤として「ハチミツ」が使われており、香りは両方とも「ローズグリーン」ですが、それぞれ「軽さ」と「落ち着き」を意識した違いがあります。
集中ケア剤は2種
特に買う予定はありませんが、紹介だけ。ルベル イオにはトリートメント剤の代わりに週に1、2度使う「ヘアパック剤」とトリートメント剤がより浸透しやすくするための「プレトリートメント剤」があります。髪が傷んでいる方はいつものシャンプーとリンスに加えると良いでしょう。
LebeL IAUのシャンプーとトリートメント
買ってきた「イオ クレンジング クリアメント」と「イオ クレンジング リラックスメント」「イオ クリーム シルキーリペア」「イオ クリーム メルトリペア」の4本です。
「MADE IN JAPAN」確認。
シャンプーには「イオ クレンジング フレッシュメント(ドライ地肌)」がありますが、私は頭皮がべとべとして困る事がないので買いませんでした。でも夏場に使用すると良さそうな気もします。
使ってみた感想
というわけで、一日目は何も付けない素の髪、2日目はヘアスタイリング剤などを付けた髪という条件の元、組み合わせを変えつつ試しました。組み合わせ別の感想です。
クリアメント×シルキーリペア
ノーマル地肌、普通肌の人向けの組み合わせです。
クリアメントシャンプーの泡立ちは割と良いと思ったのですが、泡が持ちません。これは洗浄剤が優しいせいでしょう。悪い事ではありません。香りは特に良いとも悪いとも。普通でした。
シルキーリペアのトリートメントは伸びも良く、髪にすんなり馴染みました。香りは懐かしい感じでした。というかちょっと古い感じ。嫌いじゃないのですが。
良いと感じたこと
この二つを組み合わせて洗った翌日の髪は「優しい印象」でした。ふわっとした感じです。香りも良い意味で残っていません。いい感じです。頭皮も心無しか喜んでいるような。
髪を乾かす際の感触や時間ですが、ミルボンのディーセスの時と同じ感じ。でもディーセスより髪が柔らかくなっているような気がしました。
悪いと感じたこと
特筆するべき悪い点はないと思います。敢えて挙げるとすれば、優しい仕上がり感が「ボリューム感のダウン」として感じて、すこし物足りないかもしれません。
リラックスメント×メルトリペア
ドライ地肌、乾燥肌の人向けの組み合わせです。うるおいとしっとりを重視しています。
リラックスメントシャンプーの泡立ちも良いと思いました。ただ泡の持ちはクリアメントと同じくそれほどありません。泡を洗い流した後、まとまりが良くなっているのを感じました。広がりやすい髪の方に良さそうです。
メルトリペアトリートメントの香りはシルキーリペアより好きです。髪にも馴染みやすく、洗い流した後はしっとりでした。
良いと感じたこと
ごめんなさい。この組み合わせは私には良いと感じたことはありませんでした。理由は「悪いと思ったこと」をお読み下さい
悪いと思ったこと
私には仕上がりが重すぎました。この組み合わせは却下です。
使用して洗い流した時は全く気にならなかったのですが、髪を乾かし始めてその違いをはっきり感じました。乾かないのです。
ミルボン「ディーセス」や「クリアメント×シルキーリペア」の組み合わせを使用した時よりも乾かす時間が掛かりました。しかも乾かした後は髪が重かった。
しかし髪が重く感じるほど保湿力が高いということは良い点にもなり得ます。髪の痛みや乾燥に悩む方には向いている組み合わせでしょう。
クリアメント×メルトリペア
ノーマル地肌向けシャンプーとうるおい重視トリートメントの組み合わせです。地肌はすっきり、髪はしっとりって感じですね。
良いと思ったこと
「クリアメントシャンプー」の軽い洗い上がりとしっとり重視の「メルトリペア」の組み合わせは乾燥させた後に重さの無いまとまり感を感じさせてくれました。
悪いと思ったこと
可もなく不可もなくでした。ただ「クリアメント×シルキーリペア」の組み合わせに比べて、髪をドライヤーで乾燥させる時間が長い気がします(体感です)
髪が重いと感じなかったので、冬場などの乾燥が気になる時期に使うと良い組み合わせだと思いました。
ヘアスタイリング剤などを付けた髪
さてそれぞれの感想では触れませんでしたが、ヘアスタイリング剤などを使用した髪の毛に使用した時の感想です。
どの組み合わせでも素の髪なら1度洗いで大丈夫でしたが、ヘアスタイリング剤やオイルなどを髪に使った場合、泡立ちが悪くなり、泡も持ちませんでした。
結局全ての組み合わせで2度洗いしました。面倒くさがりの私にはかなりのマイナスポイントです。
総合評価
「LebeL IAU(ルベル イオ)」は、元から髪の傷みやトラブルがなく、ヘアスタイリング剤を使わない方にぴったりの優しい洗浄力のシリーズだと思います。
しかし私は巻き髪スタイルなどをキープするためにオイルやスプレーなどのヘアスタイリング剤を使用しています。
これらを使った時には「2度洗い」をしないとすっきりしないので、今の私には向いていませんでした。でも今後、巻き髪などのためにヘアスタイル剤を使わなくなり、頭皮の健康を重要視するなら「LebeL IAU(ルベル イオ)」に乗り換えてもいいなと考えています。
まだ残っているのでしばらくは「LebeL IAU(ルベル イオ)」を使用し続けますが、次は「ディーセス」の後継とされている「ディーセスノイドゥーエ」と髪のボリュームを気にし始めた40代以上の女性の髪を意識して作られているミルボンの「プラーミア」も試す予定です。
2018/1/25 追記
ディーセスノイドゥーエ試しました。
2018/3/11 追記 ハホニコのコラシルクを試しました。
2019/5/23 追記 国産植物成分由来のノンシリコン凜恋シャンプー試しました。
2019/7/21 追記 ハホニコの頭皮ケアと毛髪ケアを目指す「ヘマシルク」を試しました。
2019/9/11 追記 ミルボンの「ジェミールフラン」のハート、ダイヤを試しました。
乗り換え先決定(2019/12/20 追記)
ミルボンの「プラーミアエンリッチド」を試し、乗り換え先になりました。
最後にひとこと
ルベルの優しい洗い上がりは好印象。ただ今まで一度でさっぱり洗っていたために、若干物足りない気がするのも事実。でも頭皮への刺激を抑え、優しく洗い上げる点は良い。とにかく頭皮に優しく、髪に優しくをモットーにしている方にぴったりでしょう。