もう10年以上前に買った関のステンレス製鍛造化粧ハサミを使っています。とても切れ味がよく、余分な眉毛を1本ずつ切れる素晴らしい眉毛用ハサミです。しかし同じグリーンベルが「金属製のクシ」付きの眉毛ハサミを出していたので買いました。もうこれで眉毛のトリミングは完璧です。
美眉の作り方
眉毛を美しく整えられたら、メイクは完璧になる・・・と思うほど、眉毛こそお化粧の要だと思っています。しかしその眉毛を綺麗に描くことが一番難しい。私はいまだに失敗してます。
それでもいくつかのルールを守って描くようになってからは、ひどい失敗はしなくなりました。美容部員でもなんでもない私でもそのレベルには持っていけるので、そのコツをご紹介。
必要な道具
眉毛を整えるために必要な道具は複数あります。
- 眉毛用ハサミ
- 眉用ブラシ
- スクリューブラシ
- 下書き用のアイブロウ(使っているもので良い)
- 眉毛用シェーバー(必須ではない)
最低限必要なのは上の4つです。(眉毛用シェーバーは眉毛とまったく関係のない場所の産毛を剃るのに使う)
写真は私が眉を整える、眉を描くときに使っているアイテムです。左の上からGRACYのアイブロウペンシルで色はグレー。芯はハードとソフトがあって私はソフトタイプ。発色もよく安くてコスパが良い。詳しくは個別記事「眉毛を1本ずつ描いて美眉に|セザンヌ超細芯アイブロウお試し購入」を参考にどうぞ。セザンヌのアイブロウは超細い芯がポイントで痛いくらい細い。でも一本ずつ毛を描きたせていけます。
次に筆ですが、全て白鳳堂のもので上からアイブロウブラシ、毛の流れを整えるスクリューブラシ、コーム付き眉毛ブラシは眉毛のぼかしとカットするときに使っています。白鳳堂の筆について詳しくは個別記事「私の使っている白鳳堂の化粧筆すべて|熊野筆は外れないプレゼント」を参考にどうぞ。
続いて写真の右上はオルビスのパウダータイプの眉墨。右下は長年愛用中のグリーンベルのステンレス鍛造眉毛用はさみです。
人によっては眉毛用シェーバーで眉毛の形を整えていると思いますが、私はお勧めしません。というのもやはり剃刀なので、失敗すると派手に眉が細くなるなど、少しのミスで眉毛の形状を大きく変えてしまうからです。(経験談)
眉毛用シェーバーを使うなら、必要な眉毛部分からは遠い、不要な産毛を剃るために使うくらいが一番です。
眉毛カットする前の準備
眉毛を綺麗に整えるなら、絶対に自分の理想とする眉毛の下書きをしてから行います。下書きなしにやってはいけません。なので眉毛カットをするのはメイク後が一番です。
ただ出かける前にやると失敗したら怖いですし、もうこの後は出かけない・・・という帰宅してからの眉を綺麗にまた眉墨で整えて、その後にカットすると良いでしょう。よって私の眉毛カットはいつも夜です。
その帰宅してから眉カットするための準備ですが、眉毛だけを一旦綺麗にメイクオフして、綺麗にパウダーをたたき込んで油分を完璧に落としてから下書きしましょう。
油分が残っているときれいな下書きができないからです。これは普段のメイクでもそうで、朝出かける前のメイクも眉毛を描くときはしっかりパウダーをたたき込んで油分を排除してから眉毛を作ると持ちが良くなります。
眉毛は黄金比で描く
眉毛にもトレンドがあり、「太眉」「細眉」などがありますが、それでも基本的なルールがあるので、それを大きく外さないように描くと失敗を回避できます。
その「基本的なルール」は「眉頭は小鼻の付け根の延長線上(目頭の延長線上)」「眉山は黒目の外側」「眉尻は小鼻と目尻の延長線上(あるいは口角から目尻の延長線上)」となっています。眉尻は長いほど大人っぽく仕上がり、短く仕上げると若々しさが出ます。この辺は好みですね。
まあこうやって頭に入れていても上手に描けないんですけどね・・・たまに奇跡的に綺麗に描けたら御の字程度。しかし知っているのと知らないのとでは違うので基礎知識として知っておきましょう。
説明図が載っているサイトを参考にするのが一番なので資生堂の「プロが教える「眉毛の整え方&描き方」完全版♪カットの方法から描き方まで徹底解説!」を貼っておきます。参考までに。
と言いつつ、私の実行していることと違いがあります。例えば余分な毛を抜くと書かれていますがが私は抜きません。抜く行為自体かなり毛根や皮膚へのダメージになると考えているからです。それに年齢とともに生えてこなくなりますから、抜くなんて恐ろしい。
下書きからはみ出てる眉毛は一本ずつカット
なりたい眉毛の下書きができたら、それをガイドラインにして、まずは下書きから明らかにはみ出ている眉毛を一本ずつカットします。この「一本ずつ」が重要です。
たった一本切るだけで眉毛の形は変わります。その一本ずつを確実に根元から切るためには切れ味の良い眉毛ハサミが必要です。
私は刃物の関の職人が作ったというステンレス鍛造眉毛ハサミをずっと愛用しています。詳しくは個別記事「日本製のステンレス鍛造化粧はさみの切れ味|名刀の産地「関」ブランド」を参考にどうぞ。
上の写真はもともと持っていたはさみ(左)と今回買ったクシ付き眉はさみです。刃の鋭さがわかると思います。めちゃくちゃ切れます。スパッと切れるので注意したほうがいいくらいです。しかし一本ずつ切っていくのにはとても有能です。
私が買ったときはカバー付いてなかったのですが、今ははさみの先端に被せる小さいカバーがついてますね。
長すぎる眉毛も丁寧にカット
今回紹介するグリーンベルのステンレス製クシ付きハサミがその長すぎる眉毛のカットに役立ちます。でも私は今まで持っていなかったので、コームブラシと眉毛ハサミの二刀流で長すぎる眉毛を毛の向きに合わせて少しずつカットしていました。
そこそこ慣れているんですが、もっと簡単になればいいなと思っています。
ステンレス製クシ付き眉はさみ(日本製)
岐阜県の関市、いわゆる刃物の「関」で作られているステンレス製のクシ付き眉ハサミです。日本製。右手専用になっています。
裏。
本体を出しました。表。
裏。
刻印がしっかり入っています。
クシ部分のアップ。うーんしっかり眉毛をキャッチしてくれそうです。
使い方
まず、この眉はさみは「右手用」です。右手で持って「手前にクシ」が来るようにして切りたい部分の眉毛に下からクシを通して「少しずつ」切っていきます。
詳しくは動画をご覧ください。(ナレーションと音が入っているのでご注意ください)
使ってみた感想
とてもよく切れるハサミでした。なので「本当に少しずつ」切った方が良いです。でも今までずっとくアイブロウコームを押し当てて両手で切っていたので楽でした。とはいえ、「切りすぎる」危険もあると感じました。あまりに簡単に切れてしまうので。
なのでもう一度言いますが「少しずつ」が鉄則です。切りすぎると眉毛がのっぺりしてしまうので、立体感も残しつつカットしましょう。そして切る時は「短くしすぎないように」「クシからはみ出た眉毛を少しずつ」切っていきましょう。
同じもの。色違いで、取手が白、黒、ピンクがあります。お好きなものをどうぞ。
最後にひとこと
ずっと使う相棒になりそうです。