2016年に買った松並木の布団カバーを自分の親指で破いてしまいました。だからと言って捨てるには忍びない。というかそこだけ高価なのでもう少し頑張って使いたい。というわけで、アイロンでプレスするだけで破れなどを補修できる「KAWAGUCHI」の補修布を試してみました。
赤ちゃんも舐められるオーガニックコットンのシーツ
もう何年も松並木のオーガニックコットンのシーツや布団カバー、枕カバーを愛用しています。肌触りがよくて洗うほどに柔らかくなったのでお気に入りです。特に気に入っているのはとても軽い布団カバーです。でも軽いのは「一重」のガーゼでとても薄いからです。
買った時の写真です。手が透けています。この薄さなのでとても軽いのです。でもこの薄さは生地の強度が弱いという証拠でもあります。とは言え、私は生地の強度より軽さを重視しているので全く問題だと思っていません。
松並木のガーゼ商品の良さについて詳しくは個別記事「赤ちゃんも舐められる|松並木のオーガニックコットン製品(日本製)」を参考にどうぞ。
ちなみに布団カバーなどについてはリネンのものも使っています。夏はひやっとしているこちらのが好きです。詳しくは個別記事「日本製リネン100%シーツ購入を機に大麻をめぐるGHQとの戦いを知る」を参考にどうぞ。
シーツが破れた
で、この布団カバーを買ったのは2016年でした。それから6年目の夏。2022年の6月、ついに破ってしまいました。自分の指でですが。それがこちら。いやー見事なかぎ裂きです。
流石にこれはもうダメだと思って捨てるしかないのかと思ったのですが、松並木のシーツは肌触りがよく、ある意味長年かけて育ててきたお気に入りの肌触りのシーツです。それに安くはないので、なんとかしたいと思いました。
そして洋裁の知識のある母に相談したら「これは縫うのではなく当て布で」と言われ、最初は白いガーゼを買ってこようと思いました。
しかし写真で伝わるかどうかわかりませんが、この生地はとても薄くそれこそ針で穴を開けるとダメな気がしたのです。そこで「アイロンで接着する」タイプのものがあったと思い出して、KAWAGUCHIの補修布を注文したわけです。
KAWAGUCHIカンタン補修シリーズ
今回初めて使った補修布は「KAWAGUCHI」の製品で1997年から発売され、長く愛されている製品でした。
1997年に発売以来、何度も改良を重ねて高い品質を維持しています!
「カンタン補修」シリーズは、衣類にできてしまった小さな穴・虫くい穴・カギザキなどを、アイロンや接着剤、接着シートで、誰でもカンタンに補修できる商品です。当初は「補修じょーず」のブランドで発売し、改良を重ねて現在のシリーズとなりました。
日本では年間平均1人あたり9kgの服を捨てているといわれています。そんな中、当社の衣類の「カンタン補修」シリーズが、衣類を永く使えるという点でエコであると高く評価され、2013年ホビー産業大賞(東京都産業労働局長賞)を受賞しました。
https://www.kwgc.co.jp/award2013
1997年から発売されているのでおそらく見たことくらいはあるのでしょうが、一度も使ったことがありませんでした。種類もたくさんあり、今後また破れたものがあれば都度試してみたいと思っています。
KAWAGUCHI補修布(日本製)
こちらが注文して届いたKAWAGUCHIの補修布。薄地でいいと思ったのですが、念のためと「普通地〜厚地」用も買いました・
「MADE IN JAPAN」という記載。日本製です。
中を開けると折り畳まれた布が入っていました。大きさは6cm幅、30cmの長さです。30cmの物差しがなかったので25cmのものを置いてます。
補修の仕方
いたって簡単です。破れている場所よりも大きく切った補修布を「ざらざらした面(アイロンで接着する側)」補修したい布地の裏から当てて、当て布を被せてからアイロンで押さえるだけです。
というわけで、まず破れている場所に合わせて裁断。几帳面な人は長さを測るのでしょうけど、私は大雑把なので測らずにバッサリいきました。布団カバーなんて見せませんしね。
あとは破れた場所に貼るのですが、さすがにしわがあるとマズイというかよれてしまうとダメなので、アイロンをかけました。破れた場所からほつれた糸がでていますが、これを切ると被害が拡大しそうなのでそのままにしています。
そしてこの場所に補修布を乗せます。これはいい感じに補修できると期待が高まりました。
アイロン用の当て布なんてものはないので、ガーゼタオルの登場で使われなくなった古いハンカチを代用。ドライ設定、温度は中にしたアイロンを押し当てます。時間は10秒から15秒とされていました。(でも私は20秒にしました。なんとなく長い方がちゃんとつきそうだと思ったので。)
完全に冷えるまで放置し、当て布を外しました。もうこれで完璧だと思いました。
が、裏側にはほつれた糸があり、気になったのでこちら側も補修布を当てることにしました。
またしても長さを測らずにはさみでバッサリきりました。いいんですこれで。
そして再び当て布をしてアイロンをかけて、完全に冷えるのを待って、無事に補修完了です。
使ってみた感想
昔は当て布を探して切って、チクチク縫ったものですが、アイロンだとすぐです。というかこんなにも簡単だとは・・・感動しました。洗っても剥がれないかな?と不安もあったのですが、洗っても全然剥がれる気配はありません。
ただ口コミではすぐに剥がれたというものがありました。そういう人はひょっとすると完全に冷める前に生地を動かすなどしたのかも?と感じています。
見栄えですが、今回は布団カバーなので表に出さなければどうということはありません。ただし、松並木はコットンですが、今回使った補修布はポリエステル100%の生地なので固い。でもそれこそ足の方になるように使えばこれもどうということはありません。
今回はとても良いアイテムを買ったと思います。ちなみにこの補修布シリーズはかなりの種類がありまして、デニムの補修布やジャージなどのストレッチ素材に使えるもの、もっと薄い生地に使えるタイプもありました。詳しくはKAWAGUCHIの公式HPで確認してください。
デニム補修
最後にひとこと
かなり気に入ったので、黒い補修布も買っておこうと思います。これはいいや。