私は本業に加え、副業もある個人事業主で、誰かに仕事を代わって貰えないので絶対に風邪を引けません。そのため、年中体調管理に気を遣っています。特に危険な冬は完全防備をしています。それでも「ちょっと調子が悪い」状態になることもありますが、今のところ仕事を断る事態には至ってません。それもこれも、私の風邪対策がかなり出来ているのだと自負しています。そこで今日は、私の実践している風邪対策を紹介します。
風邪についての基礎知識
そもそも何故人は風邪を引くのか?未だに薬も無い。風邪に効く薬が出来たらノーベル賞と言われて久しい。「早く作って!」と思うのですがまだまだ無理そうです。ならば自己防衛です。そのためにはまず風邪についての基礎知識を勉強しましょう。
風邪の原因
風邪の原因は、一般的に「ライノウイルス」や「コロナウイルス」、「アデノウイルス」などの”ウイルス”が風邪の原因です。
ウイルスがくしゃみ、鼻水、咳や熱などの風邪の症状を引き起こしますが、抵抗力があれば感染しても軽度で済みます。重症になるのは、そのときの罹患者の状態に左右されるわけです。
風邪ウイルス
ウイルスの種類によって、引き起こす症状も様々です。というわけで有名どころを一覧にしてみました。
- 「アデノウイルス」
- 49種(分類で51種とも)が確認されており、夏〜冬に多い。肺炎や結膜炎の原因にも。塩素が有効。
- 「ライノウイルス」
- 鼻風邪の原因として有名。一番多い風邪の原因ウイルスとされている。
- 「RSウイルス」
- 一年中活動する嫌なやつ。乳児など小さな子供が感染しやすい。重症化すると肺炎などになる。高齢者も注意が必要
- 「ロタウイルス」
- 小さなお子さんが感染します。白い排泄物が特徴。下痢は止めずにウイルスを出し切る事が有効。
- 「ノロウイルス」
- 数年まえから騒がれるようになった胃腸性風邪の原因。カキなどの二枚貝などから感染。中でも韓国産の海産物を食べると感染リスクが高くなります。(韓国は下水処理が出来ていないため、海は汚物汚染されています)
風邪菌
風邪の原因は9割がウイルスですが、細菌が原因であることもあり、細菌由来の風邪は治り難いのが特徴です。だらだらと長引く風邪は細菌性である可能性が高い。
- 「化膿レンサ球菌(A群β溶血性連鎖球菌)」
- 特に喉に感染しやすい最近です。別名「溶連菌」。抗生物質が効きます。
- 「肺炎球菌」
- 高齢者が注意すべき最近。65歳以上になると肺炎球菌ワクチンを無料で接種して貰えるので、地元の自治体に確認しましょう。
- 「インフルエンザ菌」
- 「インフルエンザウイルス」とは別物で、体内に常在しています。名前は、1800年代に流行したインフルエンザと誤認されたためです。ヒブワクチンが効きます。
注意するべき時期(2018/8/20 追記)
一般的に「季節の変わり目」が要注意時期です。特に夏から秋へと代わる時期に薄着で眠ると風邪を引く危険性が高まるので、普段より暖かい服装やタオルケットに重ねられる毛布や肌掛け布団で眠るようにしましょう。
おすすめはやはりどてら。最強アイテムです。電気代も不要です。詳しくは個別記事「日本製防寒着「褞袍(どてら)綿入れ半纏(はんてん)ちゃんちゃんこ」で節電節約」を参考にどうぞ。
室内の防御方法
室内で行える予防法です。
基本は手洗い、うがい
外出先から帰ったら、トイレに行ったら、料理をする時も、当たり前ですがしっかり手洗いすることが肝要です。うがいは口の中に溜まった風邪菌、ウイルス以外に虫歯の予防にもなるので行って損はありません。
というか、口の中には歯周病菌がいます。この歯周病菌は認知症の原因になっていることも判明しています。詳しくは個別記事「歯周病菌と戦うなら|第一三共ヘルスケア「クリーンデンタル」」を参考にどうぞ。
加熱式の加湿器
適度な湿度はウイルスや菌の増殖を防ぎます。しかしその加湿器も使い方が悪いと、カビや細菌をバラまいたり、病気の原因になるので、一週間に一度はさっと中を水ですすいだり、フィルターにほこりがたまっていないかをチェックしましょう。
マメな掃除は出来ない人はカビや細菌が比較的発生しにくい「加熱式加湿器」が一番です。超音波式や気化式はお手入れをさぼる人には向いていません。
ちなみに私が使用している加湿器は2006年製造の「三菱電機のSV-306」です。生産地記載無しなので生産国未確認。アロマ機能は使ったことがありません。
当時「うる肌モード」「のどガード」機能が気に入って購入しました。加湿能力は高いです。しかし断熱性が悪く狭い私の部屋では通常運転だと壁に結露するため、加湿レベルを低めにして使っています。
まだ壊れる気配はありませんが10年以上経っているため、保守点検的側面から考えるとそろそろ買い替えの時期と言えます。買い替えるならまた三菱でスチームタイプ一択です。
身体の”首”を温める
「首」「足首」「手首」などを冷えから守ります。首は、マフラーやストール。足首はいわゆる「レッグウォーマー」。手首は長袖なので普段意識しませんが、出さないようにしています。
私の室内用マフラー。大きめなので膝掛けにもなります。かなり古くなっていますが気にしない。
愛用しているレッグウォーマー。こちらもかなりの年期。
ズボンだとレッグウォーマーだと気づかれ難いです。ちなみに靴下は靴下専門オンラインストア Tabio(タビオ)さんのものです。
「丸洗いできる温かい日本製の室内ブーツ|滑りにくいルームシューズ」で紹介した室内ブーツとの最強の組み合わせです。
外出先での防御方法
外で出来る対策です。
マスク
「助かりマスク」一度聞けば忘れられないこの声とCM。広川太一郎さんみたいな人ってもう居ないのかな?ものすごいインパクトのCMナレーションだと思います。探したらあったのでご紹介。
「マスクは周りに伝染さないためのもの」という意見もありますが、装着しておけば喉の乾燥を防げるので、私はコーワのマスクを買いだめしています。
4枚ずつの小分け包装の12個入りなので、いつも一袋バッグに入れています。勿論日本製。
PM2.5が気になるので、買いだめしているものが無くなったらPM2.5対応のクリーンラインにするつもりです。詳しくは個別記事「純日本製マスクでウイルス風邪予防|興和の3次元マスクナノを購入」を参考にどうぞ。
追記
コーワが少し小さめのマスクを販売してくれました。使ってみたら程よいフィット感で、今はこれを使っています。サイズがぴったりが一番だと思います。詳しいことは個別記事をどうぞ。詳しくは個別記事「少し小さめが嬉しい純日本製マスク|コーワの三次元マスクM~Sサイズ」を参考にどうぞ。
ただし、武漢肺炎の流行でマスクが枯渇したせいで、少し小さめサイズは手に入りにくい状況です。箱買いしていたので早く復活して欲しいのですが・・・。袋入りだけは売られています。
風邪を引いた時に使い捨てるために購入した「三次元のどに潤いマスク」です。
2017年9月にリニューアルされたばかりなので、古いタイプも出回っています。購入の際には加湿パッドに穴があるかどうかを確認して買ってください。
2020/10/26追記
武漢ウイルス、いわゆる新型コロナウイルスの猛威のせいで、商品を見かけていません。今は製造停止してそうです。
イータック抗菌化スプレー(2019/10/18追記)
インフルエンザウイルスやノロウイルスなどを除去するだけでなく、その場に定着させない「イータック」という成分のスプレーがあり、使用するようになりました。
というわけで、そのスプレーをマスクに噴射しています。これでかなり防御力が上がりました。
詳しくは個別記事「インフルエンザ・ノロウイルス対策に|イータック抗菌化スプレー」を参考にどうぞ。
マスク用は24時間の効果ですが、ボトルタイプの方は一週間。なのでウイルスや菌の付着しやすい玄関やトイレのドアノブ、手すり、スイッチなどにも塗布するようになりました。かなりお勧め。
殺菌効果のある飴
ハチミツには抗菌、殺菌効果があるので、蜂蜜100%の飴を電車に乗る時に一つ口の中に入れています。口内炎などにも効果があるとか。殺菌効果があるのでそうなのかも。
お気に入りのハチミツ100%飴。美味しいから食べ過ぎ注意。お花の形が可愛い。
一粒のカロリーは約13.9kcl。
ちなみに混ぜ物無しの100%はちみつのあめは扇雀飴本舗さんのものだけです。特許を取得して作られているので他のメーカーからは出ていません。
追記
はちみつの原料が中国産でした。今後は購入を控えます。
緑茶
飴が嫌いな人は緑茶を飲みましょう。カテキンにも殺菌効果があります。電車の中でちびちび飲むのがポイント。
睡眠時の対策
朝起きたら「喉が痛い」「身体が怠い」「微熱がある」などの症状が発生していた。
これらは概ね、睡眠中に身体を冷やす等の原因で、既に身体に取り憑いていた菌やウイルスが暴れて、風邪の初期症状を引き起こしている状態です。
身体が冷えると抵抗力、免疫力が下がります。体温が高い人は病気に掛かり難いと言われるのもそのためです。冷えない服装で眠り、しっかり防御しましょう。
はちみつ(2019/10/18追記)
はちみつの殺菌効果は優秀です。なので眠る前にはちみつをひとさじ舐めるようになりました。当然舐めるのは国産のもの。今は百花はちみつです。
眠る前に舐めたら虫歯に!と思うかもしれませんが、はちみつは歯周病菌を殺すほどの殺菌力があります。それに喉に違和感があるときは、その喉にいる細菌もやっつけてくれるのでおすすめ。
詳しいことは個別記事をどうぞ。はちみつには認知症予防効果もあるのでおすすめです。詳しくは個別記事「国産純粋百花はちみつで美しく健康に|認知症・高血圧予防にも」を参考にどうぞ。
おなじもの。
はちみつと言えば、伊勢参りで寄ったお店ではちみつを買って帰ったことがあります。アイスも美味しかったな〜。詳細はこちら。お店の情報もあります。詳しくは個別記事「伊勢参りの後に寄りたい6つのお店|おはらい町とおかげ横町から厳選」を参考にどうぞ。
2021/11/21追記
サクラ印が販売していたはちみつから基準値を超える発がん性物質「グリホサート」が検出されて自主回収となりました。厳しい基準値のせいだという反論をしていますが、厳しい方が嬉しいです。詳しくは個別記事「はちみつの闇|サクラ印の蜂蜜から基準値越えの発癌性物質「グリホサート」検出」を参考にどうぞ。
シルク製品で身体を温める
より一層快適に眠りたいと素敵なグッズを探していたら絹が保温性も通気性も良いと知ったので、絹素材の快眠お助けグッズを買いました。
購入したのは「シルク専門店イーズクリエーション」というシルク製品専門店です。日本製のものも多くあるので興味があれば覗いてみて下さい。
届いた商品は綺麗に包装されていて嬉しかったです。リボンにも袋にも社名の印刷。気合いを感じました。買ったのはシルク入りレッグウォーマーやシルク100%のマスク、下着です。
絹商品のカタログと嬉しい特典が同封されていました。
期限付きですが、次回使える500円クーポン。でも期限が切れて使えませんでした。こういうクーポンは期限無しが良いと思います。
シルクの腹巻(2021/11/21追記)
夏の朝、目覚めた瞬間にふとお腹に触れたらひやっと冷たくて、「内臓が冷えている!!」と焦りました。そこで腹巻を使うことにしました。朝の体温も上がっていい感じです。詳しくは個別記事「朝布団の中でお腹が冷たい人は日本製シルクの腹巻でお腹を温めよう」を参考にどうぞ。
寝間着のタイプ
夏も冬もベストは上下タイプのパジャマです。しかし身体を締め付けないゆったりネグリジェタイプの方が好きな人もいるでしょうから、そういう人はレッグウォーマーで温めましょう。
これは長年使い続けてゆるゆるのレッグウォーマー。昼間使っていたものですが、睡眠用にしました。
新しく購入したレッグウォーマー。肌に当たる部分がシルク素材になっています。絹は肌に優しくて通気性も良いので夏も着用できるそうです。
袋から出してみました。
日本製です。
裏地は白です。
首にはタオル
首を冷やさないために、綿のタオルを巻いて眠っています。少し長めが巻きやすい。古くてもなんでもいいので首を温めましょう。
今回買ったシルクのネックウォーマー。
首がすべすべになるかも!という期待をして買いました。首の形になっています。ただ今回は私のチェックミスで日本製ではなく中国製でした。
セールで安くなっていたのに飛びついたため気がつかなかったのです。しかも身につけるとき、非常に窮屈で扱い辛く、ハズレでした。数回着用して放置している始末。もったいない。サイズ確認は重要です。
マスク
口を開けて眠ってしまう人はマスクをして眠るのが良いでしょう。ただ、朝になって外れている事もあるのがちょっとした問題。ちゃんと装着して眠れたときは素晴らしい効果を感じます。
絹100%のマスクです。
紐までシルクなのでとても柔らかくて、装着時の嫌な感じがありません。
喉の乾燥対策目的で買ったのですが、目覚めた時、お顔も心無しかしっとりしている感じでした。肌の、特に頬の保湿をしてくれたようで、今ではお気に入りです。
このマスクはすぐに売り切れます。「商品が見当たりません」と表示されてリンクが切れているときは売り切れ中。見つけた時に買わないとダメなやつです。
食生活
食生活でも風邪の予防、対策ができます。
腸内細菌を良くする
一日一本のヤクルトを飲んでいます。空腹時だと胃酸に負けるので食後に飲むのがおすすめです。長年飲んでいますが、風邪を引く回数が減った気がします。詳しくは個別記事「ヤクルトは日本を代表する世界ブランド|シロタ株を作った代田博士の功績」を参考にどうぞ。
「ヤクルト」のような甘いものは無理な人は「新ビオフェルミンS錠」などの錠剤タイプをどうぞ。私はヤクルトと一緒に飲んでいます。
抗生物質を飲んだときにお大事が痒くなることが悩みだったのですが、「ビオフェルミン」を飲み始めてからそういうことが無くなった気がしています。
ひょっとすると「カンジダ菌」をビオフェルミンの乳酸菌が抑えてる?(あくまでも個人的な意見です)もし「膣カンジダ」に悩んでいるなら試しに飲んでみてもいいかも。
腸内環境を整えることが、免疫力アップになります。
カンジダ菌の抑制?
ところで「カンジダ菌」は色々な病気の原因になっているという意見をご存知ですか?
常在菌である「カンジダ菌」が絶対悪とは思いませんが、増えると「痒み」を引き起こすなどの悪さをするので、その数を増やしすぎてはいけません。
今後、この細菌がどういう役割を持っているのか、必要なのか、不要なのかが研究によって明らかになるのを待っています。
風邪を引いてしまったら
ここまで対策していても「風邪」を引くこともあります。その時はその症状に合わせて漢方薬を飲んだり、よく眠ったりして対応しています。
漢方薬
「風邪っぽいような」と感じたときは定番の漢方薬「葛根湯」を飲んでいます。これは本当に初期の段階に飲みます。すっかり鼻水が出ているときや喉が痛いなどの明らかな変化を起こした後だと遅い気がするので。
喉の薬
のどの痛みが出たら飲むのは、第一三共ヘルスケアの第三類医薬品「トラフル錠」か「ペラックT錠」です。第一三共ヘルスケアに確認したら、この二つの薬は全く同じ成分だと言われました。ただこの二つの薬のターゲットは違うだけです。
「トラフル錠」は口内炎の薬として、「ペラックT錠」は喉の痛み向けとして売られています。なので買うは安い方を選ぶと良いでしょう。ちなみに1日3回朝昼晩2錠(大人/15歳以下は1錠/7歳以上から)飲みますが、食後でなくてもいいので便利。私の化粧ポーチの中にいつも1シート入っています。
詳しくは個別記事「喉の痛み、腫れ、口内炎に|第一三共ヘルスケア「ペラックT錠」」を参考にどうぞ。
風邪などを引く時は栄養バランスが崩れていることも原因になっています。そんな時は口内炎も発生しやすく、そんな時は塗り薬を試してみてください。最近常備薬になった興和の「新デスパコーワ」おすすめです。
詳しくは個別記事「口内炎の塗り薬|興和「新デスパコーワ(第三類医薬品)」を今頃知った」をどうぞ。
飲むタイプの喉風邪の漢方薬もあります。詳しくは個別の記事「飲むのど風邪対策|大鵬薬品「大鵬かぜ内服液銀翹散(ぎんぎょうさん)」」どうぞ。
知ったばかりの内服液タイプの大鵬薬品の「銀翹散(ぎんぎょうさん)」は内服液タイプなので薬局で買ってすぐに飲めます。
医薬品扱いなので通販では買えなくなりました。もっと詳しく知りたい人は大鵬薬品公式サイトで。
顆粒タイプの漢方「銀翹散(第二類医薬品)」は通販でも買えます。ただし飲んだことがないのでなんともいえません。喉風邪が多い人は常備しておくと良いかもしれません。
鼻水の薬
その昔、風邪でもないのに毎朝起きるたびにくしゃみと鼻水に苦しんでいたことがあり、訪れた薬局の薬剤師さんに「三ヶ月毎日欠かさず飲んでみて効果があれば体質改善されて朝の鼻水が止まるはず」というアドバイスされて三ヶ月だけ漢方薬の「小青竜湯(第二類医薬品)」の錠剤を飲み続けたことがあります。おかげで朝のくしゃみはおこらなくなりました。相性が良かったのでしょうね。
体質改善ののち、鼻水で苦しむことはなく私の風邪は喉にくることが多いので滅多に飲みませんが、鼻水が止まらないときには「小青竜湯(第二類医薬品)」に頼るようにしています。
いわゆる「熱」向け、「喉」向け、「鼻水」向けの風邪薬がありますが、どれも結局自分に合っているかどうかですね。
最後にひとこと
風邪は引かないことが一番です。なので身体を冷やさず、温めて、疲れたら出来るだけ睡眠を取りましょう。忙しい人には厳しいでしょうが、せめて身体を冷やさないように。お互いに体調管理を頑張りましょう。