CMで女性の頬に塗った油性ペンがシャワーで落ちるというインパクトのあるCMで気になっていた「ミラブル」のシャワーヘッド。その開発が「サイエンス」会長である青山氏の娘さんのためだと知ったので購入しました。というわけで感想。
ミラブルシャワーヘッド
女性の頬の油性ペンが消えるという強烈なCMで有名な「ミラブル」というシャワーヘッドは、その汚れ落ちの凄さから母がかなり食いついていました。
ちなみに何故あれほど汚れが落ちるのかというと、「ミラブル」の特殊構造から噴射される「ウルトラファインバブル」の目に見えないほどの小さい泡が汚れに入り込んで浮き上がらせるからです。
アトピーに悩む三女さんため生まれた「ミラブル」
そして「ミラブル」の開発秘話はちょっと感動もの。なんと開発した社長の青山氏の三女さんがアトピー持ちで、それをなんとかしてあげたくて開発したというのです。ソースを探したら、関西テレビの番組で紹介されていたものがありました。
【サイエンス 青山恭明取締役会長】
「私どもの商品開発の原点は、私の娘が3人いるんですが、1番下の娘が強度のアトピーを持ってまして、
肌が弱いんでこすってあらうことができないんですね。
それがもとですごいいじめをうけたんですね。毎日泣いて返ってくる親としては何とかしてやりたい」
幼稚園のころから強度のアトピーに悩んでいた3女の知加さん。
特に腕の症状はひどく、夏場半ズボンを履けても上着はずっと長袖でした。
そんな時に出会ったのが、壊れやすい精密機器を
洗浄するために使われていたマイクロバブルの技術でした。後略
関西テレビ(報道ランナー)
【なるほど!ちまたのケーザイ学】 「マイクロバブル」より
https://www.ktv.jp/runner/backnumber/201901291.html
病院や介護現場でも使われているミラブル
とはいえ、価格が38,000円なので「さすがに高すぎる」となっていたのは事実。しかし病院での手洗いに使われていたり、介護施設での入浴介助を楽にしていると知り、興味を強く持ちました。
【サイエンス 青山恭明取締役会長】
「この泡の技術を使ってお風呂を作れば人間クリーニングマシンができるんじゃないか。娘が助かるんじゃないか、
世の中の肌の弱い人が助かるんじゃないかと開発したんです」
娘をなんとかしたいという一心でたどりついた小さな泡の技術。
それがいま一般家庭以外でも活用されていてその一つが介護施設。
入浴介助をする職員の負担が大幅に減り、喜ばれているのだそうです。後略
関西テレビ(報道ランナー)
【なるほど!ちまたのケーザイ学】 「マイクロバブル」
https://www.ktv.jp/runner/backnumber/201901291.html
最大60%の節水
病院や介護施設などでの使用があると知り、製品への信頼度があがりました。しかし母が注文を決意するにいたった最大の理由は「節水」です。
私と母は普段から出しっぱなしにしませんが、父が何度言っても水を出しっぱなしで歯磨き&シャワー&食器洗いな人なので、水道代がえぐいのです。そのえぐさは、父が一月ほど入院していたときに4割近くも水道代が下がったことから明白。そりゃ怒るっての。
少しでも水道代を下げたい気持ちが強かった母。私がミラブルのサイトで「最大で60%の節水」と書いてあったと告げた途端「よし買ってみよう」とGOサインを出したわけです。
脱塩素「ミラブルプラス」
我が家がミラブルを買ったのは6月。当然ながら通常タイプ。が、8月26日から「脱塩素」タイプが発売されて、我が家はちょっとしたお通夜状態になりました。
しかしよく考えてみると「脱塩素」にするためには絶対に「カートリッジ」が必要になります。となれば、ランニングコストゼロという点も大きなメリットと考えている我が家には問題なし。
とはいえ「脱塩素」タイプになると、「ウルトラファインバブル」の量がアップします。そして当然ですが「塩素刺激」が減るので、肌や髪への刺激が減る優しいお水になるので、塩素の刺激すら辛い人には「ミラブルプラス」が良いでしょうね。
ちなみに「ミラブル」に「塩素除去」できるカートリッジを後付けすることもできます。ただし3ヶ月おきに買い換えが必要です。
ミラブル
というわけでこれが届いた「ミラブル」。日本製です。
あけました。かなりの高級感です。中にはシリアル番号の記載された説明書も入ってました。
私が注文したのは正規取扱店舗としてミラブルのサイトにも載っていた通販ショップで、特典としてシャワーヘッドが合わない場合に使うカートリッジ、あと5000円分のJCBの商品券がついてきました。なので実質33,000円で買えたとも言えます。
本体を取り出しました。表からと裏からのショット。
取り付け方
よほど特殊なシャワーヘッドでない限り、交換だけでOK。ちなみに我が家はINAXで大丈夫だとは思っていたのですが、古いからダメかもと不安だったのでおまけの特典をもらいましたが杞憂でした。
というわけで、古いシャワーヘッドを外します。
ミラブルセット。取り付け終わり。
シャワーの種類は2つ
早速シャワー開始。シャワーは白い部分をひねると無段階で切り替えられるようになっていて、中間にもできます。まずは一番細い泡「マイクロファインバブルミスト水流」の写真。これで60%の節水。とんでもなく細い霧が噴射。
こちらは「マイクロバブルストレート水流」。かなりの勢い。でもこの状態でも通常のシャワーヘッドより20%の節水。
赤の油性ペンで実験
黒の油性ペンがなかったので、赤の油性ペンで実験。マッキー。
って、落ちない!CMは嘘か!と思いました。でも30秒ほどのシャワー時間です。詐欺かと思った。でもあの女性の動画は15秒。なるほど落ちるとこだけを切り取ったんだなと理解。
というわけで、さらに続けて3分ほどシャワーを当てて、こすりながら洗い続けた結果。落ちたと言ってもいいくらい?かなという結果。
油性ペンが落ちるっていうのは一応事実と言っていいでしょう。ただし時間がかかるし、擦ることが条件です。なのであのCMは大丈夫なのか?と思わなくもない。
でも手についてしまった油性ペンは数日残るのが当たり前で、翌日には消えていたという経験は私にはない。翌朝にはなかったので落ちやすいのは本当だと思います。
でもシャワーミストを手の甲に当て続けるのが痛かった。これを体に当てたらどうなるのかなと一瞬不安に思った。
使ってみた感想
というわけで入浴したあとの感想。
「ウルトラファインバブルミスト水流」の方が汚れを浮き上がらせるとわかっているのですが、実際に使うと寒いという結果。写真で紹介した通り、かなり細いために水温が下がってしまうのです。となると普段の温度より上げて使うしかありません。でもそれは面倒なので「ウルトラファインバブルミスト水流」と「マイクロバブルストレート水流」の中間にして洗いました。
体は「中間レベル」でよしとして、美肌のためにと思い、「ウルトラファインバブルミスト水流」を顔にあてました。すると案の定痛い!いくら汚れを浮き上がらせるといっても痛いのは無理。優しい目に見えない超細い泡なのにどうして痛いのかは謎。なので少しだけ水流をストレートよりにして使いました。すると洗い上がりはすっきり。でも今までのシャワーとのぶっちゃけ違いがわからなかった・・・。
しかし頭の洗い上がりは気に入りました。なんとなくですが、頭の汗の匂いがしにくくなった気がしてます。というか「マイクロバブルストレート水流」が頭皮にかなり気持ちよくて、スカルプケアになったようです。
結局、汚れ落ち効果は「これすごーい」というほど私には感じられませんでした。ただ、夏なのに水道代が下がったので節水になったようです。よって、買ってよかったという結論。カートリッジ交換もないし、壊れなければずっと使えるので良い買い物だと思います。
ミラブルplusについて
そりゃずっと同じものだけを売るわけじゃないとは思っていたのですが、まさか「口腔ケア」までできる新しいものが出るとは思っていませんでした・・・。
現在使っているミラブルには満足しています。割れたりしなければずっと使えます。なのでミラブルさん、すでに使っているものを下取りしてくれるとか期間限定でしてくれないだろうか・・・と思っています。
はっきり言って高額な商品ですから、「あら新しいのが出たわ買い替えましょ」とはなりません。やはり壊れるまではこのままでいくしかないかしら・・・。
最後にひとこと
脱塩素タイプ、一度くらいは使ってみたい。でも品切れの様子なのでいつ買えるか不明。というかこれをプレゼントにして送るのもありですね。自分では買えない価格なので。