台所にあるナイフやフォーク、スプーンなどを入れている引き出しの中は「それなりに」片付いているつもりでした。しかし高齢になった母の使いやすさに合わせて、食器棚の中に入れているものを移動させるべくコンパクトに収納しなおすために、二段になっている収納トレーを買いました。感想です。
高い場所には収納できなくなる
母は骨粗鬆症で、身長がかなり縮みました。昔は私と変わらないくらいだったのに、今では10cm以上低い状態です。それでも、踏み台を使えば高い場所においてある食器や鍋を取り出すことを平気でやっていました。
しかし踏み台を使い続けることはやはり危険です。そして本人も最近は怖いと言って踏み台を使って棚のものを出し入れすることがなくなりました。
そうなると、高い場所に置いてあるものは必然的に使えなくなり、使わなくなり、高い場所に置いてあるものは私だけが使うようになりました。しかし母の姿は未来の私の姿でもあります。
そこで、高い場所に収納するのは「滅多に使わないもの」のみにして、頻繁に使うものは母の手に届く場所に移動していくことにしました。というわけで、まずは大きな引き出しの中を整理をすることにしました。
片付ける前の引き出し
ここには、ご覧の通りふたつの整理トレーを並べて、ナイフやフォーク、スプーン、レンゲなどをいれています。あと隙間にはストロー、割り箸や布巾、箸置き、カップのふたなどもろもろ。あまり整理されていない。というかちょっと無駄にスペースを取っている印象です。
色が揃ってないのは、新しい食器棚を使う前に別の引き出しで使っていたものを買い替えずに使っているからです。統一感がなくて切ない・・・。でも買うのもお金ですから流用していました。
これだけ色々ありますが頻繁に使うのはバターを塗るためのバターナイフ、木製のスプーンくらいです。話ずれますが、木製のスプーンは一度使うともう金属のスプーンには戻れない使い心地の良さなので、おすすめです。
ナイフとフォークはステーキなどでしか使わないし、フォークもパスタの時くらいです。ロングスプーンも夏にアイスコーヒー飲む時くらい。レンゲもそんなに使っていません。小さなフォークに至ってはケーキを食べるときくらいなので、年に10回ありません。
スライド式整理トレー(日本製)
というわけで、私の心をくすぐってくれる下村企販さんが販売している二段になっている整理トレーをかいました。白が良かったけど無かった・・・。でも二段なので収納力はありそうです。
箱の両面に写真がのっています。「MADE IN JAPAN」の記載が右下にあります。印をつけるのを忘れてしまいました。
出しました。袋に入っています。
早速予定の場所にセット。スペースガラ空き。
というわけで、少しずつこちらに移動させて・・・。
そして空いた場所に一番よく使うお茶セット、急須類。
白いトレーは別の引き出しの中にあったもので、ろくに使われていないものだったので移動させました。あまり使わないレンゲやら野菜やクッキの型抜き、布巾は隙間にイン。
使ってみた感想
まず、一番重要な母の感想ですが、最初は「トレーが二段なんて使いにくいんじゃないの??」でした。しかしいざ使ってみると、大きなスプーンやナイフとフォークは滅多に使わないため、一番使っている木製スプーンとバターナイフが上にあるのでなんの問題も発生しませんでした。
そして急須を引き出しに入れたことについて「ここだと背伸びしなくていいね」と喜んでくれました。良かった!
私の感想ですが、実は私も「トレー二段は使いにくいかも?」と思っていたのですが、いざ使うと母と同じ感想になりました。大きなナイフもフォークも使わない・・・。なのでバターナイフと木製スプーンさえあればよかったとなりました。
個人的にレンゲの位置が遠いかも?と思っていたのですが、これも結局滅多に使わないから一番奥で十分でした。
引き出しの整理、無事完了で嬉しいです。深さが合えば、普通の机の中に入れて文房具の整理にも使えると思います。
同じもの
最後にひとこと
シンク上の収納棚は私でさえ脚立がないと出せません。そういう収納を使わないで済むようにどんどん整理していこうと思います。