一度失った永久歯は生えてきませんし、削れた部分は戻りません。だからこそ研磨剤で削らず、そのままの歯を維持したい。今日は、その手伝いをしてくれる「研磨剤」「発泡剤」不使用、歯をコーティングする「フッ素」が配合されたウェルテックの「コンクールジェルコートF」を紹介します。
歯磨き粉は必要か?
歯磨きは大切です。しかし「歯磨き粉」は必要か?となると答えに詰まります。
というのも、私は歯科関係のお仕事をしている人から「歯磨き粉なんて要らない。水だけでいいよ。」と言われた事があるからです。
「要らない」という言葉に驚愕しましたが、その後に続いた言葉に納得しました。その方曰く、「泡立ちが良すぎることやミントなどの爽快感や研磨剤でツルツルに仕上げる歯磨き粉は、ちゃんと磨けていなくても磨けた気にさせるから、かえって使わない方がいい」というのです。
なるほど私の使ってきたものは、どれも泡立ちがよく、研磨剤も入っていましたし、ミントなどの爽快感もありました。そして実際ちゃんと洗えている気がしていました。でも虫歯が出来た事もあります。ということは「磨けていない」という事です。
その方の発言をきっかけに私が探したのは「研磨剤」「発泡剤」などを使っていない歯磨き粉です。するとその二つをクリアしている上、虫歯から歯を守るフッ素が配合されており、殺菌力も高い歯磨きジェルを見つけました。それが今回紹介するコンクールジェルコートFです。
ウェルテック コンクール ジェルコートF
こちらがそのコンクールジェルコートです。緑色の容れ物に入っています。
当然、made in japanです。この商品の主な特徴「1.フッ素コート、2.高い殺菌力、3.お口にやさしい」が記載されています。
ご覧の通り透明ジェルです。
使用感
もう何年も使っているので今更なのですが、このジェルを使って歯磨きした翌朝は口内の嫌な感じが極めて少ないです。見えませんし、確認できませんが、口内の細菌数が少ないのかなあと思います。
使い方はまず最初に歯間ブラシで歯と歯の間の掃除を済ませます。歯間の歯垢(プラーク)は取りにくいので歯間ブラシは是非使った方が良いです。
歯間ブラシの形状は使いやすさ、好みがあるでしょうが、初心者向けはY字タイプです。奥歯の間も使い易いのでおすすめです。サイズに注意して購入しましょう。
歯間フロスで歯垢を取り除いたら、歯ブラシにジェルを乗せて、歯の隙間、歯茎にも行き渡るように磨きます。その泡立ちの無さに最初は「えー」っとなりました。しかし私も泡立ちに誤摩化されていたと実感し、今ではゆっくり丁寧に磨くようになっています。
そして最後が肝心です。フッ素が配合されているジェルなので少しの水でクチュクチュッとすすいで下さい。折角のフッ素が流れてしまうのですすぎすぎないのがポイントなのです。
歯磨きの達成感は正直薄いですが、フッ素コートをする事で虫歯リスクや歯周病も防いでくれると思えば、すぐに気にならなくなりました。
虫歯予防、歯周病予防をしっかりしたい方は、一度ジェルコートでしっかり歯磨きをした後にきっちり水ですすぎ、もう一度ジェルコートを歯や歯茎に塗布するとより効果的になります。
不満点
効果や効能には納得していますが、不満なこともあります。それは「ジェルを出しにくいこと」と「ジェルが溢れること」です。
「出しにくいのに溢れるの?」と困惑されると思いますが、本当です。まず「出しにくい」理由は、緑の容器が固いからです。残りが少なくなるといっそう出しにくくなります。逆さまに置く形状なので一応出ますが、かなりぐいぐい力一杯押して最後まで出たのかな?と思いながら捨てています。
つづいて「ジェルが溢れる」原因は、恐らく中の空気が膨張するせいです。容器が固いため、中のジェルが減ると空気が必ず入ります。するとその空気が外気温の変化で膨張するのです。その結果、蓋を開けると勝手に溢れ出てくることがあります。これを回避するには使った後、少し容器を押して中の空気を外に出しておくことですが、よく忘れるので溢れます。
ウェルテックさん、何とかしてほしいです。本当に。でももう他の商品を使う気にはなれないんですよね。ウェルテックさん、改良してください!これは絶対何とかするべき欠点です。
最後にひとこと
自宅でフッ素コートが出来ると虫歯のリスクが下がります。虫歯の治療はお金が掛かりますし、抜くはめになったら老後も心配です。少しでも長く自分の歯を維持できるように、これからもこのジェルコートを使います。