目玉焼きを焼いたら、フライ返しですくってお皿に乗せます。その時に使うのがフライ返しですが、日本では「フライ返し」と言われるそのアイテムが「バタービーター」か「ターナー」であることを初めて知りました。
バタービーターとターナーの違い
「フライ返し持ってきて」と言われたら、みなさんはどんなものをもってきますか?私は今までなら間違いなく今回買った平べったいタイプを持っていくでしょう。
しかし記事を書くにあたって調べてみたら私が「フライ返し」と呼んでいたアイテムは「バタービーター」というアイテムであることを知りました。これはうちの通称フライ返し、本名「バタービーター」です。
そして我が家にはなかったのですが同じように「フライ返し」と呼んでいたものは「ターナー」と呼ばれるものでした。いやー知らなかった〜。
バタービーターの使い道、使い方
でも知らない人はいると思います。多分。web上で調べてみると日本では総じて「フライ返し」と呼ばれているという説明もたくさんありました。なので「フライ返し」という説明でもいいと思います。
とはいえ本来の目的や使用方法が気になったので手元の辞書で調べました。すると広辞苑には「えっ」という説明が載っていました。
ビーター
1、フライ返しの一種。
2、平たい面に細長い隙間を数カ所あけたもの。
広辞苑より
泡立て器・・・・?まさかの説明でした。そんな使い方したことありません。しかも名称は「ビーター」としか載ってなくて「バター」がついていないし。ものの名前、まだまだ私は知らないんだなあと思いました。
ターナーの使い道、使い方
ターナーの説明を調べると「フライ返し」とあったので辿ると広辞苑にはこう書かれていました。
フライ返し
焼き物を裏返したり炒め物を混ぜたりするのに用いる、柄のついた先の平たい道具。ステンレス製が多い。ターナー。
広辞苑より
目玉焼きを取り出したり、ハンバーグを焼く時はこれを使って焼いたり取り出したりするのが、一応正しいのでしょう。でも道具は使いやすいように自由にやればいいと思うので気にしませんけどね。ターナーがうちにありませんし。
日本製バタービーター(ヨシカワ)
というわけでうちで使っているフライ返し(ビーター)の取手が色褪せてきていたことと継ぎ目がないといいのになと思っていたので買うことにした、ヨシカワのステンレス製バタービーターです。日本製。まったく継ぎ目はなく綺麗。
裏。
日本製の刻印はありませんでした。裏にあったのは「COOK-PAL」とヨシカワのHPのアドレスのみ。
長さは30.6cm。今まで使っていたものと比べて長い。
そして厚みがあります。うちにあるものと比べるとかなり厚い。右側の厚い方が今回買ったヨシカワのバタービーター。
使ってみた感想
今まで使っていたフライ返しより大きいししならないし使いにくいと感じました。正直なところ「ありゃ失敗しちゃった」というのが素朴な感想です。あと大きいために小さめのフライパンでは使えません。こじんまりとした鍋しか使いたくない、家にない人はやめた方がいいです。
そして鉄鍋で使いましたが「ガリガリ」と削ってる感じがしましたし、実際鍋に傷がつきました。傷というよりも削いだ感じと言いますか・・・金属たわしで擦ったときのような光沢が出ちゃったのです。なのでテフロン鍋では絶対使っちゃダメなやつです。
しかしものがしっかりしているのは確かなので、これからずっと使えるアイテムになるでしょう。ただし使う時は傷がついても大丈夫な鍋だけにしましょう。
注意点
今回買ったビーターは本当にしならりません。「お好み焼きのフライ返し」みたいな感触に近い感じです。なのでしなるタイプのフライ返しに慣れているとかなり使いにくいでしょうから、買う時はよく考えた方が良いと思います。
もう一つ注意点があります。それは取手までもステンレス製で継ぎ目がないことから、このフライ返しを火にかけたフライパンに置きっぱなしにしたら、火傷する可能性がありそうなので気をつけましょう。
フライパンによく置く人は買わない方が良いでしょう。私は写真のように百均のステンレストレイに置く習慣があるので問題なしです。
詳しくは個別記事「100円ショップの日本製ステンレス製バットやトレーをフル活用する」を参考にどうぞ。
おなじものは売り切れがちなので都度在庫チェックしないと手に入らない状態です。その代わり同じようにステンレス製の工房アイザワのを紹介しておきます。このフライ返しはどれくらいの薄さだろう?試してみたいかも。こっちは少しはしなるかな?
日本製でステンレス製のターナー。こっちの使い勝手はどうなのかな?
最後にひとこと
全てステンレス製だと洗った時にとても気持ちが良いです。ただしやはり熱伝導が心配なので、置きっぱなしにしないように気をつけます。