最近、母の肌着が白い粉だらけになっています。原因は乾燥。ぱっと見では乾燥してるとわからないのですが、白い粉が肌着にびっしりついておりひどい有様です。しかもそのせいで夜眠れないようで、ここのところ毎朝「昨日もねれなかった」と顔色も優れません。なので乾燥肌由来のかゆみを止める、治療する、改善するような塗り薬はないかと探してみたら、私が使っているハンドクリームメーカー「ユースキン」がステロイドの入ってない乾燥かゆみを止めるとうたっている第3類医薬品「ユースキンアイ」という名前のクリームを見つけたのでプレゼントしました。結果、大喜びです。詳細は記事をどうぞ。
辛い乾燥肌
たまにですが、私も冬場は黒タイツに白い粉がつくことがあり、そんなときはとてもかゆくなったりします。原因は明らかに乾燥。足へのオイル塗布を忘れたときなどに起こっています。ちなみにオイルは南アフリカ製の「バイオイル」を長年愛用しています。妊娠線や傷跡も薄れちゃう魔法のオイルです。
このオイルのすごいところは、塗ったとにあっという間に吸い込まれてしまうためにベタつきが残らないことです。オイルなのに。
バイオイルは小さなサイズも売られています。使い心地が気になる人は25mlタイプのミニサイズで試しましょう。
世界中で売られているので、輸入品も出回っています。どうやら香り等に違いがあるようですが、心配な人は小林製薬のものでいいでしょう。
私の乾燥肌は足のすねで起こりますが、母は背中やお腹などで起こっており、特に眠るときにかゆみがひどくなるのです。
「かゆい!眠れない!」とCMで見ていますが、実際にそうなっている人をみると「こりゃ深刻だ」と思いました。というのも、眠れないことは体調悪化の最たる原因ですから、すぐに解決しなくてはと思ったのです。
乾燥肌の原因
乾燥肌になる原因は、大きく分けて3つあります。
人間の肌は、だいたい28日程度で新しい皮膚に生まれ変わります。新しい皮膚は保護力も高く、紫外線などの外部からの攻撃に対抗する能力も高いのですが、そのターンオーバーが乱れれば、保護力が低下して、粉が吹きだす事態になります。
お化粧をしているなら毎日しっかりクレンジングをして洗いますが、過剰に洗いすぎると必要な皮脂まで流れ落ちてしまいます。洗顔は丁寧かつ適度が鉄則です。
年齢を重ねれば避けられないのが「加齢」による皮脂量の低下です。かくいう私は昔皮脂が多めで、あぶらとり紙が大変なことになっていたのに、最近は脂が枯渇しています。そのためあぶらとり紙ではなく「紙おしろい」を使うようになりました。肌が変化する以上、対応も変えることは大切です。
対策
乾燥する肌への対策は洗いすぎないことに加え、洗顔後の念入りな保湿、そして肌への水分量を増やすような食生活にすることなどです。
私たち日本人の主食である「お米」に含まれている「セラミド」は、肌の水分保持に重要な栄養素だと言われています。ですから、肌の潤いを保ちたい人はお米を毎日摂る必要があります。
しかし、お米は最近問題視されている「糖質」の高い食材ですから、正直たくさん食べるのは抵抗がありますし、糖尿病などの生活習慣病を治療中の人には不向き。なので、私は朝と昼の2回だけ、胚芽大麦と一緒に炊いたご飯を冷ましてから食べるようにしています。
胚芽大麦は食物繊維が豊富でお通じをよくしてくれる効果もあり、腸内環境を整える手伝いをしてくれます。少し冷めてから食べるのは、糖質がより吸収されにくくなるからです。しかも大麦は腹持ちも良くなるのでおすすめです。
他にも大豆などのタンパク質、お魚だとサーモン、そしてオリーブ油や亜麻仁油などの良質な油も肌にいい成分です。とはいえ、どれも適量をマメに摂るようにするのが一番です。
第3類医薬品ユースキン「ユースキンI」
というわけで、地元薬局ではなかったので通販で購入したユースキンの乾燥かゆみ治療薬「ユースキンI(アイ)」です。メーカーの詳しい説明を見たいひとは公式へどうぞ。
パッケージに「カサカサ肌のかゆみを止める」としっかりあります。ステロイドも入っていません。
個人的にいいと思ったのはミントなどの清涼成分が入っていない「しみない処方」です。痒い人はすでに肌をかきむしって傷がありますから、そのまま塗ってもいいというのはいい。日本製。
「お風呂あがりのかゆみ」「衣類や靴下のしめつけのかゆみ」「就寝中のかゆみ」に効くと箱にあります。母は「就寝中のかゆみ」に悩んでいるのでまさにこれが効きそうと思って選びました。
かゆみを止めるのは「クロタミトン」と「ジフェンヒドラミン」という成分です。他に、皮膚機能を改善する役割として「ビタミンE」と「酢酸エステル」、さらに炎症と菌を抑える「グリチルレチン酸」「イソプロピルメチルフェノール」も配合されています。乾燥由来ではない場合のかゆみにも対応できるようになっているんですね。実際、箱の効能に「かゆみ、皮膚炎、しっしん、じんましん、かぶれ、あせも、ただれ」の記載がありあmした。
あけました。すると中には商品本体が入っているだけで、説明書がありません。説明や注意書きはなんと箱の中にあります。うーんこれはどうかな?読めないじゃん。でも説明書読まない人多いのでこれもありなのかな。
本体。白いふたの優しい青い容器に入っています。
開けました。すると消費者として安心できるめくって外す内蓋がありました。未使用だとはっきりわかるのでありがたい。
めくったら白いクリームが。無香料、無着色なので匂いもありません。あとはこれを清潔にした肌に1日数回塗るだけです。しみないし安心。
使ってみた感想
母の夜中のかゆみがなくなって眠れるようになりました!こりゃすごい。
とても柔らかくて伸びのよいクリームで、肌にすっとなじみました。しかもベトベトしないのですぐにパジャマを着られます。しかし驚くのはそういうことではなく、母には本当にかゆみを抑える効果をあたえてくれたことです。
肌の状態も明らかに変化しており、母の体から噴き出していた白い粉が減りました。左がユースキンIを塗り始める前で右が塗り始めてからの写真です。夜中にかかないので明らかに白い粉が減っています。
毎朝「昨日も体が痒くて眠れなかった」と言っていたのに、「ちゃんと眠れたよ」と母が大喜びしています。娘の私としても本当に嬉しい。ユースキンIを選んで本当によかった。
というのも実は頻繁にCMしている乾燥肌にいいという「セタフィル」を試したいという母を止めてユースキンを選んだので効いてくれないと困ると思っていました。「ユースキン」にこだわったのは、日本人の肌ですから、日本のメーカーの方がいいと思っていたからです。
「セタフィル」はカナダ製。カナダの人の肌を研究してできたものですから、日本人とはまた違うと思うんですよね。なんにしても、母がぐっすり眠れるようになって何より。ありがとうユースキン。
ユースキンアイはローションタイプもあります。
現在はパルムUローションを使用中(2022/3/7追記)
この記事を書いてから3年経っています。かなりお世話になっていたのですが、母が背中を引っ掻くようになり、痒みを抑える力が厳しくなったため、薬剤師さんに勧められた「パルムUローション」に切り替えました。もうこっちしか使わないだろうという結果です。
もしユースキンが効いてるならそのままで、効果がいまいちだな?と思う人はツルハドラッグにおいてある「パルムUローション」試してみてください。
詳しくは個別記事「かゆみをともなう乾燥肌に|くらしリズム奥田製薬パルムUローション (第2類医薬品)」を参考にどうぞ。
最後にひとこと
毎夜お風呂上りに「ユースキンI」のクリームを塗ってあげるという親孝行ができるようになって私が嬉しい。よかった。ずっと塗ってあげたい。