武漢ウイルス、いわゆる新型コロナウイルスによる武漢肺炎のせいで経済的に逼迫している人がたくさんいますし、今後増えます。そんな人たちを助けるべく日本政府も一律給付金を配布すると発表しました。その一律給付金の受け取りには「マイナンバーカード」が早くて便利になるのは間違いないでしょう。しかし持っていない人が多い。というわけで、窓口に殺到してクラスターが発生する恐れもありますから、家から申し込むことを推奨します。簡単です。というわけで説明。
マイナンバーカードとは
「マイナンバー制度」とは日本に居住するすべての人(外国籍も含む)に12桁の番号を渡し、その番号で個人を識別するための制度で、「マイナンバーカード」は本人の顔写真と12桁の個人番号、そしてICチップには、住所、氏名、生年月日、性別情報が入っています。
番号は生涯通じて1つだけで、漏洩などがない限りは変更できません。まさに自分だけの番号です。
ちなみに私は個人事業主なのですでにマイナンバーカードを持っており、確定申告などを行って活用しています。しかし父も母も持っていなかったのでスマホ申請を行わせ、市役所に2人を連れて行き手続きは終了しています。
正直、先に取得しておいて本当に良かったと思っています。
メリット、デメリット
日本には、年金、健康保険などの様々な社会的なサービスがあります。それらは今まで独立して管理されていました。しかしその管理能力や利便性には問題がありました。
年金の管理はまともにされていませんでした。顔写真のない健康保険証は外国人に回し使いされて、日本人の収めた税金が使い込まれています。収入を隠して生活保護を受ける人もいます。さらに何かを申請するためには毎回役所に行って書類を用意する必要がありました。
しかし行政でうけられるサービスをネットで申請できるようになったり、提出するべき書類を省略できるようになればどうでしょう?行政の手間も減り、効率が間違いなく上がります。それがマイナンバーの最大のメリットです。しかしそれらのメリットは素晴らしいものの「情報漏洩」という不安を覚える人もいるでしょう。その不安、危険性だけは大きなデメリットです。
カードに入っている情報は少ない
必要以上に「マイナンバーカード」を怖がる、不安がる人はきっと少し誤解しています。というのも、マイナンバーカードのICチップに入っている情報は、住所、氏名、生年月日、性別だけです。あとは、カードの本人の写真と12桁の番号だけで、仮にカードを落としたとしてもそんな情報はすでにだだ漏れです。(落としたら行政と警察に届けて番号を変更して再発行でOKです)
家にセールス電話がかかってきます。例えば若かりし日は結婚式場セールス電話もありました。今はありません。明らかに年齢がばれています。頼んでもいない営業の人もきます。更に変な日本語の葉書やメールも届きます。なので今更そんなにめくじら立てなくてもと・・・私は思っています。(個人の見解です)
私はマイナンバーカードを作ったおかげで、毎年必要な「課税証明書」をコンビニで取得できるようになり楽になりました。確定申告もイータックスで行うので、印刷して印鑑を押して、各種証明書類を張って、封筒に入れて、郵便局に行って、特定記録郵便で送るという手間が消えました。なんと楽なことか・・・。
市役所に行って待たされることはもうない。「マイナンバーカード」って本当に便利なのです。もっと活用したらいいのにと思います。
日本人にとっての最大のメリット
それでもマイナンバーカードに抵抗感のある人に賛同できるメリットを挙げます。それは今後顔写真付きの健康保険証としても使えるようになる「マイナンバーカード」が普及すれば、誰かになりすまして「健康保険証」不正に使用することを防げるようになるのです。
更に収入を隠しての生活保護費の不正受給を防いだり、処方薬の不正売買も防ぐことになるでしょう。あちらこちらの病院で同じ薬を貰えば「あれこの人おかしいぞ」と見つかる確率が格段に上がります。
これらの大きなメリットがある以上、執拗に「マイナンバーカード」を拒否する人は、「うしろめたいことをしている人」としか見えません。悪いことをしていないなら作ればいいのです。
スマホで申請する方法
ではここからはスマホでの申請方法です。用意するのは、皆さんに既に届いている「交付申請書(通知カード付き)」「スマホ」「写真データ」の3つ。そしてクリアすべきハードルは6つだけ。とても簡単であっという間に終わるのですぐに申し込みましょう。今やっちゃいましょう。
ちなみに交付申請書はこういうものです。切り取り線の上にはマイナンバーと氏名、住所、生年月日、性別が記載された「通知カード」がくっついています。
写真は自分の顔をスマホで撮ります。ご覧の通り注意点は色々あります。
顔の向きや帽子を被らないことなどは当たり前なのでわかっている人が多いでしょうが、背景で困る人がいるかもしれません。もし家に模様無しの壁がなければ、無地のシーツなどを壁に貼り付けて背景にすると良いでしょう。白っぽい方が明るく写るのでオススメです。
写真で失敗しないためにこちらを一度見ておきましょう。
申請サイトにアクセスして利用規約に同意
写真データが用意できたら、スマホのカメラを起動し、交付申請書にあるQRコードでマイナンバーカード申請用サイトへのURLにアクセスしましょう。すると写真のようなマイナンバーカードの申請サイトにつながります。あとは利用規約を読んで同意をして進みましょう。
メールアドレスの登録
続いて、交付申請書にある申請書IDの確認をし、メールアドレスを登録します。ここで入力するアドレスは、スマホ申請ならスマホ用アドレス、パソコン申請なら、パソコン用アドレスにしましょう。
申請者用URLに行く
登録したメールアドレスに申請用のURLが記載されたメールが届くのでアクセスします。あとは言われるがままに進めましょう。
顔写真登録
用意しておいた顔写真データをアップロードし、6ヶ月以内の写真であることなどにチェックを知れて送信します。
申請情報の登録
申請する人の生年月日を登録し、確認ボタンを押します。その際、電子証明書が必要か?点字が必要か?の確認もあります。
電子証明書はコンビニでの住民票などの取得や確定申告には必要なので一緒に申請しましょう。点字はそれぞれの事情で判断してください。
最終確認
間違って入力していないか確認して、大丈夫なら送信ボタンを押します。すると登録したメールアドレスに「受付完了メール」が届くので申請はおしまい。
マイナンバーカードが出来上がるのはいつ?
書類、写真ともに問題なく進めば、通常ならば1ヶ月ほどで出来上がり、行政から封書が届きます。ちなみに我が家の場合ですが、証明写真機申請もスマホ申請も約1ヶ月後でした。
ただ、現在非常事態宣言が出されている日本の行政はその速度は遅くなる可能性が高い上、窓口には人が殺到、申し込みも殺到していることでしょうから、1ヶ月以上はかかると覚悟しておくべきです。しかしそれでも申請だけはしておきましょう。必ず役に立つ日がきます。
証明写真機でも申請できますが今は勧めません
私はマイナンバーカードの交付申請書にあるQRコードを利用して、駅前にあるマイナンバーカード申請のできる証明写真機で申請しました。
写真を撮っていないのですが、これも簡単です。しかも「美白」加工もできるタイプなら、綺麗な写真のマイナンバーカードが作れます。私の写真も美白補正しました。
しかし現在は勧めません。というのも、不特定多数の人が触れる証明写真機での申し込みは今はハイリスクだと考えるからです。それでも美白写真にしたいならば・・・感染リスクを減らすべく手袋着用、顔を絶対に触らない、撮影後は必ず手洗いをして頑張ってとだけ言っておきます。
マイナンバーカードは頼れる相棒
一律給付金が遅いと怒っている人が多くいます。しかしすでにマイナンバーカードがある人なら、より早く受け取れます。申請がネットでできるからです。
とはいえ、今のマイナンバーの能力はまだ低い。しかし銀行口座と紐付けされたら、申請せずとも直接口座に給付金が入るようになるはずです。
奇しくも、武漢ウイルス疫病災害のおかげで「マイナンバーカード」の重要性が明らかになりました。しかし日本において災害は疫病だけではありません。
日本は地震の国。台風も猛威を振るうようになっています。富士山だっていつ噴火するか。そんなときに「マイナンバーカード」はきっと頼りになる相棒になります。
最後にひとこと
窓口は絶対混んでいます。スマホでできる、パソコンでできる人は是非申請は自宅から行いましょう。