車での外出中や仕事中でも飲める「ノンアルコールビール」は、正直美味しくありませんが、ビアテイストドリンクとして、市場が拡大しています。しかしそんな「ノンアルコールビール」に韓国製の材料を使ったものが混じり始めています。気になる人は原材料情報もチェックするようにしましょう。
原材料変更(2021/4/14追記)
最近この記事へのアクセスが増えているので、アサヒのドライゼロの現在の原産地情報を見たら韓国製表記が消えていました。どんな食品でもそうですが、調達できなくなるなど状況が変わると原材料の輸入元は変わりますので、その都度確認するようにしてください。
ただし、アサヒのスタイルバランスシリーズは相変わらず韓国製の原材料が使われています。その都度の確認が必要ですね。
アサヒのドライゼロの原材料表記。(2021/4/14現在)
他のメーカーも要注意です
アサヒのドライゼロの確認のためにお酒コーナーに行ったついでに色々見たら、キリンやサントリーのノンアルコールビールの原材料に「外国製造」という表記がありました。どこの国か不明です。
このように原材料表記には曖昧なものあります。気になる人は「外国製造」を避けるほうが良いでしょう。
韓国産「アサヒ ドライゼロ」「アサヒ ドライゼロスパーク」新発売
まずはソースをどうぞ。
ノンアルコールビールテイスト飲料市場 3年連続売上No.1※1
『アサヒ ドライゼロ』クオリティアップ!
高炭酸※2のペットボトル入りノンアルコールビールテイスト飲料
『アサヒ ドライゼロスパーク』新発売アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 平野伸一)は、ノンアルコールビールテイスト飲料『アサヒ ドライゼロ』のクオリティアップを実施し、2019年1月下旬製造分から順次切り替えます。また、2018年7月に期間限定で発売した『アサヒ ドライゼロスパーク』を通年商品として、2月26日(火)に新発売します。
後略
アサヒビール:ニュースリリース(2019年1月18日)
https://www.asahibeer.co.jp/news/2019/0118_1.html
冒頭のニュースを読んだだけでは韓国製の材料が使われていることには気付きません。しかしニュースリリースの最後にある商品概要に韓国で製造された食物繊維を使っているとはっきり記載されていました。
韓国製の食物繊維が一番気になりますが、人工甘味料を使っていることも私は気になりました。
原材料の国を書いていることは良いこと
最近は酒量も減り、人工甘味料が使われていないキリンの本絞りがお気に入りで飲んでいませんが、アサヒのスーパードライは登場したころ、ほぼ毎日飲んでいたようなお気に入りでした。
だからこそ、韓国製の原材料を使いはじめたことに失望しています。ただでさえ、韓国とのトラブルが続いており、「韓国」を避けたい意識の人が増えているのに、センスが無いとしか思えない。値段を下げるためでしょうが、高くても韓国や中国の原材料を使わないビールの方が何倍も価値があります。はっきり言って理解不能です。
ただ、原材料に使っているものの国をしっかり記載したことは評価できます。なぜなら、「原料原産地」の表記は義務になったものの、記載せずに済むような抜け穴があるからです。アサヒビールはそれをしなかった(主な原材料で輸入先が固定されている場合は記載するしかないでしょうが)
消費者に「選ばない」理由を見つけられるようにしてくれたことには素直に感謝します。これは問題のあった「原料原産地の表示」を義務づけた法改正のおかげです。
韓国製材料を使った他のビール
ニュースリリースをきっかけに知った情報ですが、他にないかと調べたら他のビールにも韓国製原材料が使われていました。
アサヒドライゼロフリーも韓国製の食物繊維を使っていました。
アサヒスーパードライ 瞬冷辛口は、麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満)と記載されています。韓国製かどうかは不明ですが、私は避けます。
韓国製材料はサワーテイスト飲料にも(2019/3/15 追記)
ビールだけを調べていたのですが、アサヒビールは機能性表示食品の清涼飲料「アサヒスタイルバランス」にも韓国製材料を使用しはじめていました。
ソースはこちら。
<機能性表示食品>食事の脂肪や糖分の吸収を抑える
『アサヒスタイルバランス』リニューアルアサヒビール株式会社(本社 東京、社長 平野伸一)は、サワーテイスト清涼飲料の『アサヒスタイルバランス』をリニューアルし、2019年1月製造分より、順次切り替えて全国で発売します。『アサヒスタイルバランス』<レモンサワーテイスト><香り華やぐハイボールテイスト>は中味とパッケージのリニューアルを、<グレープフルーツサワーテイスト><ゆずサワーテイスト><梅サワーテイスト><完熟りんごスパークリング>はパッケージをリニューアルします。
後略
アサヒビール:ニュースリリース 2019年1月10日
https://www.asahibeer.co.jp/news/2019/0110.html
食事の脂肪や糖分の吸収を抑えるというセールスポイントでつられて飲んでいる人が多いと思います。非常に残念です。
原産国と製造国
今回のニュースで特に注意するべき点は、原材料の国と製造国の違いです。
アサヒのドライゼロ、ドライゼロスパークは、食物繊維を韓国製と記載しています。ということは、韓国で作っているというだけでどこの国の材料なのかもわかりません(衛生的な問題が懸念される韓国で作っているだけで、選択肢から消えますが)
こんな事態になる原因は、原料原産地の記載が義務となっても、表記ラベルが小さくて書けない場合や沢山の国から輸入した場合、更に原材料の国が頻繁に代わる場合などは、原料原産国の表示を省略できるという抜け穴があるからです。詳しくは取り上げた記事があるのでそちらをどうぞ。
この記事では商品を選ぶときのポイントをまとめてあります。
追記(2019/3/13)
実際の商品を見に行きました。すると韓国製材料を使ったものとそうではない旧商品が混在していました。アサヒビールのドライゼロが好きな人は探して買いだめしつつ、乗り換え先のビールを発掘すると良いですね。
消えていた韓国製造表記(2020/10/31追記)
ノンアルコールビールに韓国製原材料が使われはじめて買わなくなったために、状況変化に気づくのが遅くなりました。
今日、店頭で久しぶりに手にとってみたら「食物繊維(米国製造又は仏国製造又は国内製造)」となっていたのです。念のため、HPも確認したら、そうなっていました。
反発を受けて使うのをやめたのでしょうか?それなら嬉しい。アメリカかフランス、国産なら安心です。水の汚染は韓国ほどではないし。でも、念のためとビールや発泡酒を見たら状況はむしろ悪化したと感じました。
外国製造表記
アサヒビールの主力製品そのものだと思われる「スーパードライ」に「外国製造」という記載がされていました。しかしながらその表記には納得いきません。なぜなら、HPにはやたらと細かく、国の名前があるからです。でも最後に「等」表記。などってどこですかね?と言いたくなる。
カナダ、オーストラリア、フランス、ベルギー、オランダ、ドイツ、チェコ、日本、の8つも書いてるなら「など」でごまかさずに全部書けばいい。欄におさまらないから?二段にすりゃいいじゃん。
でもまあアサヒビールも少しは反省したのだろうなと感じました。なので、許すと思った人は、アサヒビールの国内製造の「アサヒ ザ・リッチ」などを買ってみてはどうでしょう。発泡酒ですが。気が向いたら私も買ってみます。長澤まさみちゃんかわいいから。
最後にひとこと
私はまず飲まないのですが、車で来客する人のためにアサヒのドライゼロを数本冷蔵庫に入れてあります。しかし今ある分がなくなったら他のメーカーにします。
コメント
これまで、必ずアサヒビールを指定してきましたが、もう止めます。
ビール好き様へ
こんばんは、コメントをありがとうございます。
アサヒビールを愛してこられたご様子。今回のことは本当に残念なことですね。
でもかなりの反発が起きているので、ひょっとすると使用を止めるのでは?という期待も持っています。
そうなったらまたアサヒビールを手に取る日がくるでしょう。それまでは、私もビール好き様と同じく不買です。
コメント、ありがとうございました〜。