「中国製のアクセサリーから放射性物質コバルト60が検出」こんなニュースが出ていました。注意喚起として取り上げておきます。
中国製ステンレスからコバルト60検出
まずはニュースソースからどうぞ。
中国製ステンレスかごからコバルト60検出
ブリヂストンサイクル(埼玉県上尾市)は18日、同社の自転車「ジョブノ」に装着した中国製ステンレスかごから放射性物質が検出されたと発表した。
読売新聞:2012/4/18http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120418-OYT1T00868.html
読売新聞のソースがもう消えているので別ソースを置いておきます。
BRIDGESTONE 「ジョブノ装着 丸型ステンレス製バスケット」 交換
軽快車「ジョブノ」に装着された中国製「丸型ステンレス製バスケット」で、ステンレス部材の一部に放射性物質「コバルト60」が混入した可能性があることから、9,405個を回収・交換する。
自転車の購入者からブリヂストンサイクルに放射線が検出されたとの連絡があり、販売している自転車のバスケットの放射線量を測定したところ、一部で毎時7.5~10.6マイクロシーベルトが検出された。さらに在庫自転車1,145台を調査したところ、86台のバスケットからコバルト60が検出された。
バスケットから発している放射線の量はわずかで、放射線障害の恐れはない。また、福島第一原発事故との関連はない。(R+編集部)Recall Plus 謝礼金付もあるリコール情報/自主回収/不具合の安全安心サイト
https://www.recall-plus.jp/info/18900
対象の自転車がある人は交換してもらいましょう。
コバルト60って?
ちなみに「コバルト60」は人工的に作られる放射性物質で、自然界には存在しないものです。
あまり言いたくはないですが、やはり中国製の金属製品には何を混ぜられているか判ったものではないという気がしてなりません。中国では「おから工事(セメントにゴミを混ぜたものを使ってする工事。耐震性・強度等に大変問題あり)」の件もありましたし、私は避けていました。しかしその危惧はどうやら正しかったようです。
過去、毒入り餃子事件もありましたし、中国産食品に加えて中国製金属製品も避けざるを得ません。詳しくは個別記事「危険な中国産野菜|ホルマリン漬け白菜、硫酸銅まぶしニラ」をどうぞ。
カドミウムが検出された子供用アクセサリー
放射性物質「コバルト60」が検出された件は2012年ですが、それよりも前にも毒性物質が検出されています。子供用のアクセサリーからは発がん性物質であるカドミウムが検出されていました。
中国製子供用アクセサリーから発がん物質カドミウム―米国
2010年1月12日、中国紙・環球時報は、AP通信が米国で売られている中国製の子供用アクセサリー103個の成分分析を依頼した結果、12%から発がん性のある有毒物質カドミウムが検出されたと報じた。
記事によれば、最も含有量が高かったものは91%に達した。米国では07年に中国製玩具から鉛が検出され、大問題になったことから、代替物質としてカドミウムが使われるようになったと見られている。報道を受け、米国消費者製品安全委員会(CPSC)は早急に子供用アクセサリーのカドミウム含有状況の調査に乗り出した。
カドミウムは子供が摂取すると大脳の発達に影響を与える危険性もある。アクセサリーを飲み込まなくても長期間しゃぶり続ければ、低量のカドミウムを摂取し続けるのと同じ影響があるという。
また、中国のアクセサリー業界関係者によると、カドミウムは数年来、中国国内に流通する製品だけに使われていた。今回の分析結果は「カドミウムの脅威が中国から海外に広がっていることの表れ」だと、この関係者は話している。(翻訳・編集/NN)
Recoard China:2010年1月13日(水) 11時10分
http://www.recordchina.co.jp/a38815.html
鉛の代わりに使われていたという事に驚愕しちゃいました。カドミウムも危険なのですが、それを知らなかったのか敢えて無視したのか・・・聞きたいような聞きたくないような。どちらにしても危険です。
最後にひとこと
こういう報道を耳にすると、100円ショップで売られているような金属のアイテム類にもそういうのが混ぜられているのではないかと考えてしまいます。残念ながら、中国は未だに自国民の安全を蔑ろにしている国なので、危険物質等を混入する際の中国人労働者自身の健康に気遣うはずもないことは想像に難くありません。やはり、まだまだ中国製は避けたほうが良いでしょう。