放射性物質が検出されたジーンズや毒をまき散らす加湿器が販売されていた韓国ですから、今回の殺虫剤汚染卵の件で新たな何かが検出されるのではと思っていました。そしてその予感は的中しました。一部の発展途上国の除き、世界的に禁止されている農薬「DDT」まで卵から検出されました。韓国産の食べ物は全て避けた方が良いと思います。
韓国産卵から「フィプロニル」検出
ことの起こりは韓国産の卵から検出された殺虫剤でした。日本への輸入ですが、生卵はありません。しかしお菓子として入ってきているようです(直近一年のデータ)詳しい事は記事をお読み下さい。
欧州で発見された殺虫剤フィプロニル汚染卵をきっかけに韓国の卵汚染問題も発覚
韓国産卵から「DDT」検出
韓国の卵を調べだして出てきた世界的に禁止されている「DDT」の検出。まずはソースをどうぞ。
韓国の「殺虫剤卵」問題収まらず、世界的な禁止農薬DDTまで検出=韓国ネット「これを何十年も食べてきたのか」「何一つ信じられない世の中だ」
2017年8月21日、韓国の養鶏場の卵から殺虫剤成分が検出された問題で、韓国政府が全国の養鶏場について調査した結果、世界的に使用が禁止された農薬「ジクロロジフェニルトリクロロエタン(DDT)」が一部施設で検出されたことが明らかになった。韓国経済新聞などが伝えた。
韓国の畜産当局によると、今月15〜17日に行われた国立農産物品質管理院の養鶏場全数調査で、慶尚北道(キョンサンブクド)地域のエコ認定農場2カ所の卵からDDT成分が検出された。DDTは人体に吸収されたると、がんや感覚異常、まひ、けいれんなどを引き起こす可能性がある猛毒性の物質。安価で速やかに害虫を駆除できることから第2次世界大戦以降、世界的に広く普及したが、1960年代にDDT散布が生態系を破壊するという事実が明らかになり、米国では1972年、韓国では79年から使用が禁止されている。
韓国政府は18日、全数調査結果の発表の過程で「DDT検出の事実」を公表せず、むしろ該当する養鶏場に適合判定を下して鶏卵市場での流通を許可していたことも明らかになった。農産物品質管理院の関係者は「DDT検出量が残留許容基準値(1キロ当たり0.1ミリグラム)以内だったため、安全性に問題がないとみて適合判定を下した」と釈明している。
一方で、韓国政府はこれまで、フィプロニルなど他の殺虫剤成分は残留基準値以下であっても不適合判定を下して農場名などを公開していたたため、DDTでの対応は「つじつまが合わない」との指摘が出ている。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「卵が農薬の塊だったなんて…」「これを何十年も国民が食べてきたという事実が衝撃的」「使用自体30年以上も禁止してきた農薬なのに?なんで基準値がゼロじゃないの?」などショックを隠せないといったコメントが多く、政府や国に対し「これが国なのか?」「農林畜産食品部と食品医薬品安全処など関係のある公務員は責任を取ってくれ」「エコ認証を下したやつには法的処罰を!」と非難や処罰を求める声が相次いでいる。
この他にも「問題は鶏だけ?。豚も牛も鴨も、何一つ信じられない世の中だ」「疑惑を調査するとあれこれ出てくる」など疑う声も上がっており、中には堂々と「全国民が政府を相手に訴訟を起こしても何も言えないでしょ?」と発言するユーザーも登場した。(翻訳・編集/松村)
レコードチャイナ:配信日時:2017年8月21日(月) 23時10分
403 Forbidden
記事によると「DDT」は「DDTは人体に吸収されると、がんや感覚異常、まひ、けいれんなどを引き起こす可能性がある猛毒性の物質」だそうです。
何故そんな恐ろしいものを使えるのか理解不能です。
DDTとは
世界的に使用禁止になった「DDT」がどんな殺虫剤なのか調べました。しかし戦後の日本では「シラミ」駆除のために一時期使用されていたこともあり、記憶に有る方も多いと思います。私もテレビで見た事のある殺虫剤です。
DDTは「dichloro diphenyl trichloroethane」の略
手元の辞書で調べたところ、広辞苑に簡潔な説明がありました。
ディー・ディー・ティー【DDT】
(dichloro diphenyl trichloroethane)有機塩素系の殺虫剤の一種。急性経口毒性(マウス)LD50は113〜250。現在日本では環境汚染防止のため使用禁止。
広辞苑より。
簡潔ですが、どういう物質なのかが判りませんのでwikipediaを参考にし、引用します。詳しい事はwikiを参考にしてください。
DDTとはdichloro-diphenyl-trichloroethane(ジクロロジフェニルトリクロロエタン)の略であり、かつて使われていた有機塩素系の殺虫剤、農薬である。日本では1971年(昭和46年)5月に農薬登録が失効した。
1873年にオーストリアの化学者オトマール・ツァイドラー(ドイツ語版)によって初めて合成された。それから長きにわたって放置されてきたが、1939年にスイスの科学者にしてガイギー社の技師、パウル・ヘルマン・ミュラーによって殺虫効果が発見された[3]。彼はこの功績によって1948年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
2007年現在で主に製造している国は中国とインドで、主に発展途上国に輸出されマラリア対策に使われている。農薬としても一部では使用されており、残留農薬となったDDTが問題になることもある。
DDTの分解物のDDE、DDAは非常に安定しており、分解しにくく環境中に長く留まり影響を与える可能性があり、また食物連鎖を通じて生体濃縮されることがわかった。
DDT - Wikipedia
ノーベル賞を受賞するきっかけになった殺虫剤
wikiによると、最初にオーストリアの化学者化学者オトマール・ツァイドラー氏が合成し、その後、スイスの科学者パウル・ヘルマン・ミュラー氏によって「殺虫効果」が発見されたとあります。そしてその功績でノーベル賞を受賞していました。
今では禁止されている殺虫剤でも発見当時は画期的なものだったんですね。
マラリア予防に大活躍
「DDT」は安価な上、大量生産しやすかったため、世界中で使われるようになりました。特に蚊による「マラリア」で苦しむ国でより多く使われていたそうです。
環境への悪影響が発覚後、禁止へ
アメリカにおいて、野生のワニへの「環境ホルモン」作用が疑われ、発ガン性もあるとされたため、その後は使用禁止の流れになりました。
「環境ホルモン」とは一般的な通称名で、正式には「内分泌攪乱物質」と言います。
環境ホルモン
体内に摂取されると内分泌作用を攪乱(かくらん)し、生殖機能障害や悪性腫瘍などを引き起こすとされる化学物質。ダイオキシン・ポリ塩化ビフェニール(PCB)・DDTなどに含まれる。外因性内分泌攪乱化学物質。
明鏡国語辞典より
影響を受けた動物は「メス」ばかりが生まれるようになったなどの害が出ていますね。これは絶滅する危険性を大きくするので禁止になるのも仕方がないでしょう。
「DDT」使用禁止後の影響
「発ガン性」があり「環境ホルモン」でもあるので「使用は禁止」。それはごく当然の流れでしょうが、安価で大量生産できる殺虫剤しか使えない発展途上国は困った事になりました。
マラリアの被害に悩んでいた国が「DDT」使用禁止になったため、マラリア患者が激増したのです。スリランカがその顕著な例で、「DDT」の使用によって、年間31人まで減っていた患者数が、「DDT」を使用禁止して5年後後、年間250万人にまで戻っていました。
こうなると使わない方が問題となり、WHOも一部の使用を認めざるを得ない状況になっています。
問題のある殺虫剤でも「使わないリスクの方が高い」となれば、使用するのも一つの選択です。非常に悩ましいですね。「DDT」に変わる安全で安価な殺虫剤があればよいのですが。
マラリア蚊
ところで「マラリア」とはどんな病気なのか。今も世界中で患者が出ており、亡くなっているこの病気について調べました。
マラリア
ハマダラカの媒介するマラリア原虫の血球内寄生による感染症。赤血球内で増殖・分裂して血球を破壊する時期に発熱。48時間ごとに高熱を発する三日熱マラリア、最初の発作から72時間ごとに発熱する四日熱マラリア、および発熱が不規則な卵形マラリア、熱帯熱マラリア(悪性マラリア)に分かれる。瘧(おこり)、黒水熱。
広辞苑より
仮にマラリアに掛かっても初期に治療すれば死亡率はかなり低くなるそうなので、一刻も早い治療が大切です。
マラリアの現状
現在のマラリアの世界における状況について調べました。
マラリアについて(ファクトシート)
2017年4月 WHO
●マラリアは、寄生虫(原虫)によって起こされる生命を脅かす疾患です。原虫を保有した雌のハマダラカに刺されることで人に感染します。
●2015年には、91の国と地域でマラリアが流行していました。
●マラリアは予防も、そして治療もできる疾患です。また、たくさんの地域での絶え間ない取り組みがマラリアの脅威を激減させています。
●世界では、2010年から2015年までに、感染リスクのある人々のマラリアの発生数(新規患者の割合)は21%減少しました。また、世界では、この期間に、マラリアでの死亡率が全ての年齢において29%、5歳未満の子どもでは35%低下しました。
●WHOアフリカ事務局が管轄する地域では、マラリアの脅威が世界において不均衡に高い割合を占めています。2015年において、マラリア患者の90%、マラリア死亡者の92%がこの地域で暮らしていましたマラリアについて(ファクトシート)厚生労働省検疫所「FORTH」、海外で健康に過ごすために。
今でもマラリア撲滅のための活動が辛抱強く行われていました。日本もどんどん暑くなっており、マラリア蚊が定着しないとも限りませんから油断は禁物だと思います。
DDTを屋内だけで使用してマラリアを撲滅したイタリア
殆どの国で使用禁止になっている「DDT」ですが、上手に活用した結果「マラリア」を撲滅できた国がありました。イタリアです。
その方法は、壁に「DDT」を塗っておく方法です。血を吸ってお腹いっぱいになった蚊は遠くまで飛べないため、壁などにしばらくとどまります。その際、「DDT」が脚から吸収されるので、他へ移動する前に死んでしまうのです。この方法で、イタリアの土着マラリアは撲滅されました。
ただしこれは「DDT」耐性の蚊でなかったから実現したんでしょうね。今では「DDT」耐性を持つ蚊も出現しており、マラリア撲滅はますます難しくなっています。とはいえ、「環境」への悪影響が出ないように活用する事で「DDT」も使えるという事です。結局は使い方次第なのかなとも思いました。
「DDT」の「生物濃縮」
「DDT」も使い方次第だということはイタリアのマラリア撲滅から判ります。
ただ、発明されてから様々な研究を経て、「DDT」が環境ホルモンとしての作用を持ち、動物の身体の中にはいると「生物濃縮」が起こる事も明らかになっています。「生物濃縮」とは分解されない、されにくい化学成分が残り続けるため、食物連鎖を通じて蓄積されて濃度を増していくことをさします。
生物の中でどんどん濃縮されていく「DDT」はどんどん毒性を増すことになりますから、食品への使用なんて言語道断です。なのに、韓国では卵から検出されました。とんでもないことです。
注目すべきは韓国での「DDT」の使用経路
韓国で「DDT」がどういう流通をしているのか。それを明らかにしなくてはなりません。
韓国は「DDT」を農地に散布している?
これはあくまでも私の想像ですが、韓国は「防虫」のために「DDT」を農地に散布しているのではと疑っています。というのも、卵から「DDT」が検出されたということは「卵を産んだ鶏」がDDTを食べていたことになるからです。
「DDT」の入った家畜の餌。それは家畜用の餌が「DDT」汚染されていたことを意味します。そして餌は輸入品でないかぎりは農産物でしょうから、結局、DDTが農地に散布されているという結論に達します。
となると、韓国の農地に農産物を害虫から守るために安価な「DDT」が散布されているのではないでしょうか?そう思えてなりません。そしてそれが事実なら、韓国の農産物だけでなく、豚や鶏などの家畜にも「DDT」が生物濃縮されているかもしれません。
簡単に表すとこんな感じでしょうか。ますます、韓国産の農産物、畜産物は食べたくない。
↓
DDTが入った家畜用餌を家畜(鶏、豚など)が食べる(生物濃縮)
↓
卵 ←DDT検出
しかしこれはあくまでも私の想像に過ぎません。ですから、DDTがどのように韓国内で流通したのかを調べて欲しいです。せめて「鶏への防虫予防」ならマシなのですが。(それでも有害ですが)
そして、この件から、やはり韓国産の肥料を絶対に輸入してはならないという想いを強くしました。DDTで汚染されている肥料が入ってくれば、日本の農地も汚染されるからです。
JA全農が狂った!韓国産肥料輸入/もう国産野菜も信用できなくなるかもしれない
最後にひとこと
まずは韓国における「DDT」の流れを洗ってほしいです。どこで入手されているのか、どこへ渡ったのか。そしてどこで使われているのか。それが明らかになるまでは、日本政府は全ての韓国産の農産物、動植物を輸入停止して欲しいです。
ここまでお読み下さり、ありがとうございました。