伊勢参りに行ったらその帰りに、おはらい町やおかげ横町などに寄るのが定番です。しかしかなりの数のお店があるので、その中でも個人的お勧めするお店をご紹介します。(写真はおはらい町入り口付近に大抵居る猫さんたち)
日本人憧れの「伊勢参り」
「一生に一度は伊勢参り」をというくらい、伊勢神宮へ行くのは日本人にとって憧れの旅です。自分が行けないと代わりに犬を参拝させるくらいなのでその思いはかなりの強さです。今では電車やバスなどの交通機関が発達し、比較的簡単に行けるようになりましたが、それこそ昔の人には大変な旅でした。
沢山あるおはらい町、おかげ横町の店
私が初めて伊勢参りに行ってから既に7年ほど経っていますが、途中、式年遷宮もあり参拝客が増え続け、お店も増えました。とは言え、7回も行くともう行く場所は決まってしまいます。なので個人的におすすめしたいお店や場所を厳選したので、初めて伊勢参りする方は参考にしてください。
おはらい町から2店舗
いわゆる有名なおはらい町の「赤福」本店やおかげ町の中でいつも長蛇の列になっている「豚捨(ぶたすて)」のコロッケなどは定番なので行きたい人はどうぞ。
赤福はいつでも美味しいです。お土産で必ず買って帰ります。ただし高齢者の居るおうちには持って行きません。頼まれてもお断りしています。だって餅です。何かあったら怖いので。
有名な「豚捨(ぶたすて)」のコロッケですが、かなり薄味で印象は「普通」でした。あれだけ並んでいるので期待し過ぎだったのかもしれません。でも真冬の寒さの中で並んで買って、熱々を食べたのに「えっこの程度?」と思ったので、そんなに並ぶほどかなあと思いました。とは言え、「豚捨(ぶたすて)」さんの牛丼はまだ食べていません。相当美味しいということなので、次チャレンジしようかなと思っています。感想はその時に。
伊勢くすり本舗 おはらい町屋台
さて。ではまずはおはらい町にあるお店からご紹介していきます。
「萬金丹(まんきんたん)」という名前を聞いたことはあると思います。お腹の調子を整えるという伝統薬で、600年の歴史を持つ丸薬です。そのお薬を作っているのが1570年に創業している「伊勢くすり本舗」さんで、その支店がおはらい町に屋台で出ています。
ちなみに萬金丹(まんきんたん)の見た目は正露丸に似た金色混じりの黒く丸いお薬です。私はお腹の調子が悪くなることが無いので買ったことはありませんが、常備薬として家に置いている人も多いそうです。
伊勢くすり本舗さんでは「萬金丹」以外に「萬金飴」「おはらい丸(和漢便秘薬)」「神楽の薬湯(自然生薬100%の無添加入浴剤)」を扱っています。その中で私の目的は「萬金飴(まんきんあめ)」です。それがこちら。
見た目は那智黒っぽいかな。でもこの飴は舐め続けると最後にいかにも身体に良さそうな苦み(生薬由来の)があるのです。お腹にもいいらしいのですが、お腹にどういいのかはちょっと判らないのですが。
以前買って帰った時、冬場に喉がいがっとしている時に口に入れると喉の調子が良くなったので気に入っているのです。昨年買ってきたものはもう無くなってしまいました。今年はもっと多めに仕入れなくては。
伊勢くすり本舗おはらい町屋台の場所は、おはらい町を入って暫く歩くと左側にありました。でもGoogleストリートビューで見ると右側にあったので、訪れる時には事前に場所の確認をしておいた方が良いかも。屋台なので移動してるのかしら?
はちみつ屋「松治郎の舗」
はちみつのお店「松治郎の舗」のおはらい町店。
大正元年(1912年)創業の老舗のハチミツのお店なのです。
中には色々な種類のハチミツがあります。味見も出来ますよ。
今回は二つ買ってきました。レモンと柚子はちみつです。
ハチミツを買うことはもちろん、お店でしか食べられない「ハチミツ最中アイス」も目的です。ハチミツのせいか後を引かない爽やかな甘さで、口の中ですっと消えちゃいます。甘過ぎないところがいいので気に入っています。
あとお店のフォトスポットになる「蜂箱」があります。中には当然生きた蜂さんが居ます。でも箱を叩いていじめないで下さいね。
公式サイトでは通販もあります。
おかげ横町の4店舗
ここからはおかげ横町にあるおすすめのお店を紹介していきます。地図もあるので伊勢参り前に印刷しておくと良いかも。公式でダウンロードできるので是非。
おすすめのお店に赤い印をつけておきました。参考にしてください。
伊勢の名産品「名産味の館」
ここのお店ではまず入り口に味見用で置いてあるお出汁を飲んで欲しいです。去年買った時に写真を撮っておけば良かったのですが、ここのお出汁は毎回買って帰っています。お湯に溶かして、みそ汁やおうどん、おそばの出汁として使える便利アイテムです。他にもおかきや昆布、干物など伊勢の名産品が沢山あります。
私はここで買うのは、先述した「お出汁」と「おかき」です。おかきはお土産としてご近所さんに配っています。種類も沢山あり、試食出来る物もあるので好きな味のおかきを選んでお土産にすると良いでしょう。
買ってきたおかきはお土産として配り、写真を撮る前に食べちゃったです(次はお店の写真と食べる前の写真を撮ります)
神棚・神祭具「宮忠」
宮忠さんは一度行けば毎回行く必要はないかなとも思うのですが、神棚を新調したい方や盛り塩をしている方に便利な道具が売られているので、初めて伊勢参りをしたなら行ったら良いと思うお店です。
ちなみに私が持っている宮忠さんの商品は、盛り塩用の「お皿」と「盛り塩固め器」と「アメジストの火打石」です。これから盛り塩をしてみたい、盛り塩の塩を上手に盛れない方に特におすすめのお土産が「盛り塩固め器」です。これを使ってお皿に出せば綺麗な盛り塩が出来るのです。
最近は、盛り塩をするお皿の色を風水を意識して選んでいる人が多く、実際、朱色や黄色、金色などのたくさんの色が売られています。風水を意識して、その年のラッキーカラーのお皿を毎年買う人も居ます。
場所は、おかげ横町の北入り口から入り、伊勢醤油本舗の角を曲がって道なりに進むとすぐにあります。
雑貨屋「神路屋」
お土産に雑貨を買いたい人は「神路屋(かみじや)」さんが良いと思います。神路屋さんは二階建てで、和紙の雑貨や伊勢檜の御朱印帳、お箸、布雑貨製品など色々な雑貨が数多くあり、見ているだけで楽しいです。
ちなみにここで買ったちりめんの巾着は小物入れで役立っています。和風雑貨が好きな人は是非どうぞ。場所はおかげ横町の北入り口から入ってすぐです。
伊勢醤油本舗
「伊勢醤油本舗」さんの「伊勢焼うどん」がおすすめです。毎回食べて帰っています。
「伊勢うどん」は長旅で訪れる参拝客の胃に優しい柔らかいおうどんです。しかしこの柔らかさを嫌がる人が居るのも事実。実際私の知人に聞く限り「好き」という人が居ません。
でも私は好きなのです。伊勢の人々の優しさから生まれたおうどんですし、その心を味わうものだと思うのです。で、その柔らかいおうどんをより美味しく味わうのにぴったりなのは「伊勢焼うどん」だと個人的に思っています。
味付けは濃厚な伊勢醤油のみ。トッピングはネギと紅しょうが。あー何故写真が無いのか!お好みでコショウを掛けて食べられますが、私は掛けません。
お味ですが、普通の醤油では出ないコクのある焼うどんです。外に長椅子があるのでそこで食べるのが一番美味しいと思います。持ち帰りよりやはりその場がいい。場所はおかげ横町の北入り口から入ってすぐです。
最後にひとこと
厳選した6店舗が参考になると幸いです。では、伊勢参りを堪能してきて下さい!